エンゼルス
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スポーツ 2023年03月01日 11時00分
藤浪晋太郎、大谷翔平との投げ合いで課題を痛感? 日本とは違うゾーン・ルールに苦戦か
時間にして40分ほど、投球数はともに40球にも満たなかった。日本時間3月1日午前5時を少し過ぎたころ、エンゼルス・大谷翔平投手とアスレチックス・藤浪晋太郎投手の投げ合いが始まり、ともに無失点で幕を閉じた。 両者の対決は2014年の球宴以来であり、日本のファンも楽しみにしていたはず。見応えもあった。しかし、「両投手の現在地」の違いを明らかにさせた一戦ともなった。 >>前阪神・藤浪、マウンド上で監督批判?「誰が責任とんねん」物議醸した“さらし投げ”の裏話、先輩が暴露<< 「この日の大谷の課題は『ピッチクロック』。投球間の時間を制限する新ルールに適応できるかどうかです。キャンプ中に取り組んできた対応策を実戦で試すことでした」(米国人ライター) 大谷はすでに開幕投手に内定している。「実戦で試す」の情報の通り、結果を求める必要はなかった。 それに対し、藤浪には“好奇の目”も寄せられていた。入団会見で「大谷の同期で、元ライバル」「潜在能力は高い」と紹介されていた。その後、チームは経営的事情もあって、主戦級の投手を放出。「藤浪がいきなり開幕投手を務めることに?」との一報も出て、 「どんなピッチャーなんだ?」 と、米国の野球ファンは同日の試合を観ていたそうだ。 「ブルペンで50球以上は投げ込んでから、マウンドに向かいました。球場にも3時間以上前に来て、ランニングやストレッチをやって、キャッチボールでも強めのボールをガンガン放っていました」(現地メディア) 阪神時代のルーティンである。「これまで通り」でマウンドには上がれたようだが、それが裏目に出てしまったのは2回。先頭打者から3連続四球である。 「日本とは感触が異なるMLB球のせいではないと思います。藤浪が米球界挑戦の意向を表明して以来、ずっとMLB球で練習してきましたから」(NPB関係者) 初回は走者こそ出したものの、2三振を奪う好投だった。2回は満塁となった後、三振、併殺打でゼロに抑えたが、突如、コントロールを乱した原因はどこにあるのか…。 「MLBのマウンドは日本よりも硬く、スパイクの歯が刺さりにくいとされています」(前出・現地メディア) 現地入りした先の米国人ライターによれば、その影響は感じられなかったそうだ。 「MLBでは自軍の攻撃中、ベンチ前でキャッチボールをするのは禁止とされています。日本ではベンチ前でキャッチボールをしてからマウンドに行き、さらに規定の練習投球数も投げていますが」(前出・関係者) 2イニング目にコントロールが乱れたのは、そのせいではないだろうか。 MLBの先発投手は自軍の攻撃中、トレーニング器具やチューブなどを使って肩を動かしているそうだ。おそらく、藤浪もベンチ前のキャッチボールに代わる新ルーティンを模索している最中なのだろう。 オープン戦初マウンドは、2回被安打1四球3奪三振3。合格点ではあるが、次回の課題も明らかになった。 外角に広いMLBのストライクゾーンを把握できていないとの情報も聞かれた。淡々と投げ込む大谷と、メジャーリーグ一年生の藤浪。現在地は大きく異なるが、楽しそうに投げていた。米国のファンも長い眼で見てやってほしい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年12月16日 00時00分
大谷翔平、試合前の“昼寝”重要さ明かす 愛用する西川『エアー』マットレスシリーズがアメリカ初出店、インタビュー動画公開
エンゼルスの大谷翔平がイメージキャラクターを務める寝具メーカー西川のコンディショニング・マットレス『エアー』が12日、アメリカ・ロサンゼルスにある大型ショッピングセンター内に旗艦店『AiR by nishikawa』をグランドオープンした。 >>全ての画像を見る<< 『エアー』は、最新の睡眠科学を取り入れた寝具ブランド、コンディショニング・ギアシリーズ。マットレス、枕、クッションなどの多彩なアイテムを展開し、国内でも人気を博している。 出店地に選んだロサンゼルスは、西川が眠りの面からコンディショニングサポートを行ない、イメージキャラクターでもある大谷が所属するロサンゼルス・エンゼルスの本拠地。今回、開店を記念して、大谷が長いシーズンの中で“二刀流”を続けるコンディションを保つ秘訣として、昼寝について語ったインタビュー動画が、西川の公式YouTubeチャンネルにて公開された。 日本ハム時代から“二刀流”を続けるため、特注マットレスで1日8時間以上寝ていたという大谷。「メジャーは連戦が多いので、夜にしっかり睡眠を確保することはもちろん、昼も睡眠を取り入れないと間に合ってこない。球場入りしてご飯を食べた後は、試合まで2時間ほど特注マットレスでよく寝ています」と、歴史的な活躍を続ける裏側について明かしている。 西川にとって初のアメリカ店となった『AiR by nishikawa』では、睡眠時の体幹をサポートする特殊立体クロススリット構造を採用した『エアーSI』マットレスをはじめ、3次元特殊立体構造のピローやずっと座っていても疲れにくいクッションなど、USオンラインストアで販売する全7アイテムを実際に体感できるエリアを展開(※購入はオンラインストア)。11日までのプレオープン期間中も、多くの人が来店し、アメリカではあまり見かけない寝具の計測サービスに興味を持ったり、実際にマットレスに横になったりするなど、珍しい形状のマットレスが注目されていた。 また、USオンラインストアでは、マットレスの大きさをアメリカ照準に合わせたサイズで販売するなど、ニーズに合わせたアイテムを販売中。『エアー』公式サイト: https://www.airsleep.jp大谷翔平インタビュー動画:https://www.youtube.com/watch?v=-2uoUzX_JLI&feature=youtu.be
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スポーツ 2022年10月19日 11時35分
大谷翔平、来春WBCでリリーフ転向? 栗山監督が思い描く二刀流の新たな形は
10月18日、エンゼルスの大谷翔平が帰国した。20分程度ではあったが、成田空港内での共同会見に応じ、「2ケタ勝利&本塁打」「打席数&投球回数のW規定到達」など2022年シーズンのこと、そして、来春開催のワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)への思いなどを語ってくれた。 「まずは良い契約ができるように応援しているし、同級生なので、同じグラウンドでプレーできれば嬉しい」 米球界挑戦を認められた藤浪晋太郎にもそんなエールを送った。 >>阪神・藤浪のメジャー志望、黒幕がいる? 交渉手腕には定評も、移籍可否は西の去就次第か<< 「同級生」。そのワードが出た瞬間、“元チームメイト”についても聞いてみたいと思った。代表質問制のため叶わなかったが、この会見の約15時間後、フィリーズがナ・リーグチャンピオンシップ第一戦でパドレスと激突する。フィリーズにはブランドン・マーシュとノア・シンダーガードの元エンゼルス選手がいるのだ。 「マーシュ、シンダーガードともにトレード期限日の8月2日に、エンゼルスから移籍していきました。2か月ほど前まで同じユニフォームを着て一緒にプレーしたチームメイトが、リーグチャンピオンシップの晴れ舞台に立とうとしています」(米国人ライター) 複雑な心境だろう。 2か月ほど前と言えば、大谷の活躍とは対照的に、チームは優勝戦線から脱落。優勝争いの刺激を求め、今オフの巨額な年俸更新が確実な状況から「大谷の放出も!?」と全米がその去就に注目していた。 「試合後の会見拒否なんて日もありました。シーズン途中で去ったチームメイトはほかにもいます」(前出・同) オーナーのアルトゥーロ・モレノ氏が「球団の売却先を検討している」と発表したのは、8月23日。今後、球団の売却額も「大谷の去就次第で大きく変わってくる」という。 個人成績はともかく、大谷にとって、今シーズンは“つらい一年”だったのではないだろうか。 「フィリーズがリーグチャンピオンシップ進出を決めた地区シリーズ第4戦、先発マウンドに上がったのがシンダーガード。先制の3ランを放ったのが、マーシュでした。その試合は全米中継され、実況のアナウンサーが『元エンゼルスの選手が活躍。サンキュー、エンゼルス!』と叫んだんです」(特派記者) 気になるのは、WBC出場だ。侍ジャパンを預かる栗山英樹監督とNPB周辺からは“意外な起用法”も聞かれた。大谷のリリーフ起用である。 「大谷を指名打者か、外野手でスタメン出場させ、試合終盤にリリーフ登板させるプランです。今季、規定投球回数に到達したことや、WBC後のペナントレースでの体力面に配慮し、『打者』にウエイトを置いた起用法になりそう」(関係者) 2013年、「5番右翼」でスタメン出場し、終盤の8回から登板した試合もあったが…。 大谷は会見でWBC出場は「まだ決断はしていない。ゆっくり考えて」と話すに留めたが、「前向きには捉えている」とも付け加えた。今週末からの練習再開も囁かれている。不甲斐ないチーム成績のウップンをWBCで晴らす――。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月03日 17時00分
玉川徹氏に「適当な事しゃべるな!」批判殺到 大谷翔平選手に無責任発案、野球ファンが不快感
3日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、年俸3000万ドル(約43億5000万円)で1年契約に合意したというニュースを紹介。しかし、テレビ朝日解説員の玉川徹氏のコメントに疑問の声が集まっている。 大谷選手の今回の年俸は、今季のプロ野球チームの年俸総額でトップのソフトバンクの42億120万円を上回る金額。これに玉川氏は「もらえる金額がこれだけ違う」と驚きつつ、「日本で本当に優秀な人はどんどんアメリカとかに行っちゃうようになるのかな」と感慨深そうに明かした。 >>『サンモニ』関口宏、大谷翔平の野球は「ベーブ・ルースの時代とは違う」比較報道を疑問視し物議<< 一方、大谷選手は3日現在、投手としては15勝をあげている。ア・リーグではアストロズのジャスティン・バーランダー投手が17勝、ブルージェイズのマノア投手、アストロズのバルデス投手が16勝で、大谷選手は現在4位タイとなっているが、玉川氏は「もう抜けないんだけど、リーグトップにいけそうだったんだよね」と指摘。 玉川氏は「両方やってるけど、今年はピッチャーで調子がいいなと思ったら、そっちに専念してみようとか、今年は最多勝を獲ってみようとか、ホームラン王をやってみようとか、そういうのもいいんじゃないのと思っちゃう」と、その年によって投手と打者を切り替えるという提案を行っていた。 しかし、この発言にネット上からは、「投打どちらかに絞ったら逆にリズムが変わって成績落ちそう」「今年は~とかで選べるもんじゃない」「どっちもやれるからモチベ保ててるんじゃないか」「どっちも一流だから二刀流ができてるの分からないのか?」「二刀流やってこその大谷だってこと分かってない」「玉川適当な事しゃべるな!」といった野球ファンからのツッコミやブーイングが多数集まっていた。
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スポーツ 2022年09月12日 11時00分
大谷翔平、MVP争いに急展開?「賞レースから締め出すのは宜しくない」現地で強まり始めた論調とは
大谷翔平(エンゼルス)のMVP争いに“新説”が登場した。ライバル、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とタイトルを分け合うというものだ。 日本時間9月12日のアストロズ戦は、2番・DHで出場した大谷の34号2ランで幕を明けた。しかし、試合は4対12で完敗…。「孤軍奮闘」は今さらだが、前日の同カードで「投手・大谷」はちょっとしたアクシデントに見舞われた。 >>『サンモニ』関口宏、大谷翔平の野球は「ベーブ・ルースの時代とは違う」比較報道を疑問視し物議<< 「右手指のマメがつぶれ、緊急降板しました。試合後、『次回の先発登板に影響がない』とするネビン監督代行の言葉に、報道陣もホッとしましたが」(米国人ライター) 「規定投球回数」に到達する可能性があるからだ。 大谷は5回で降板。この時点での投球イニング数は、141回。ネビン監督代行の言葉通り、17日(現地)も先発できるのであれば、「規定回数の162回」に届くだろう。 すでに「規定打席数」には到達している。投打の両方で規定数に到達すれば、史上初の快挙となる。まさに“二刀流の究極スタイル”であり、MVP争いで「大谷推し」の米記者たちの根拠ともなっている。 こうした「投手・大谷」の規定回数到達への関心が高まる中、こんな声が出始めた。 「米スポーツ専門チャンネル・ESPNがMVPの投票権を持つ記者にアンケートを行ったんです」(前出・同) ユニークな回答があったという。 「MVPはジャッジ、大谷を賞レースから締め出すのは宜しくないから、サイ・ヤング賞で投票する」と――。 ア・リーグMVPは、ジャッジか、それとも、大谷? この激論は過熱していくばかりだったが、関係者たちはミョ~に納得していたという。 大谷の投手成績は、右手指のマメで降板した時点で、12勝8敗、防御率2・55。QS率58・3%。サイ・ヤング賞はシーズンで最も活躍した投手に与えられるものだ。 前年のア・リーグ同賞に輝いたロビー・レイ(ブルージェイズ、現マリナーズ)は「13勝」だったが、193・1イニングを投げている。また、同賞の今季の最有力候補は、16勝3敗、防御率1・84のジャスティン・バーランダー投手(アストロズ)とされ、規定回数にギリギリで到達する大谷の投手成績では、どうしても見劣りがしてしまうが…。 「おそらく、大谷はサイ・ヤング賞の最終候補に残ると思われます。ジャッジとのMVP争いで大谷の投手成績が加算されるように、サイ・ヤング賞では『打者成績』がプラスポイントになりそう」(前出・同) 定義に則れば、サイ・ヤング賞は投球成績だけを評価して選ぶもの。しかし、投票する記者陣も“野球ファン”なので、二刀流がもたらすインパクトに左右されるかもしれない。 「MVPとサイ・ヤング賞の両方を大谷が受賞することになったら(笑)」(現地メディア) いっそ、特例でMVPはジャッジと大谷のダブル受賞にしたら? ジャッジもスゴイ。バーランダーも素晴らしい活躍を見せてくれた。「投手・大谷」が規定回数に近づいたことで、賞レースはさらに混乱を極めそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年08月24日 11時00分
大谷翔平、来オフのWBC出場が絶望的に? 突然の球団売却浮上は今後の去就にも影響か
大谷翔平のトレードが実現しなかったのは、このせいか? 敵地でのレイズ戦の試合開始は、日本時間・8月24日午前8時10分。その6時間ほど前だった。衝撃的なニュースが飛び込んできた。エンゼルスのオーナー、アルテ・モレノ氏が「球団売却」に向けて動き始めたというのだ。 MLB情報に詳しい米国人ライターが、現地の様子をこう説明する。 「地元紙のオレンジ・カウンティ・レジスターが第一報を報じ、モレノオーナーも声明文を発表しました。ファイナンシャルアドバイザーも雇い、年内の売却をめざしているそうです。遠征中の監督、コーチ、選手たちは、今のところ、落ち着いていますが」 >>エンゼルス・大谷、二刀流はそろそろ潮時? 現地メディアの指摘に監督も不満を吐露「私には伝えてくれなかった」<< メジャーリーグでは、球団売却はさほど珍しいことではない。 2020年オフにニューヨーク・メッツを買収したスティーブ・コーエン氏のように、「チーム&NY愛」が強いオーナーもいる。しかし、一般的には「球団売却=投資、ビジネス」と捉えるオーナーも多く、「売り時だ」と判断したら、ビジネスライクに“商談”としてまとめ上げてしまうという。 「モレノ氏がエンゼルスを買収したのは、03年。1億8400万ドルで購入し、現在の球団としての資産価値は、約20億ドル(約2736億円)と伝えられています」(前出・同) 邪推になるが、大谷放出を頑として受け入れなかったのは、売却を予定していたからではないだろうか。 トレード期限(8月2日/現地時間)のギリギリまで「大谷をくれ!」のオファーが絶えなかった。ペリー・ミナシアンGMは当時、「オーナーの意向だ」とも話していたが、2年連続でのア・リーグMVPの可能性もある“スーパースター”を放出していたら、球団の資産価値も変わっていたはずだ。 「どの球団もそうですが、春季キャンプ初日、オーナーが現地入りして選手を激励し、共同会見も行うのが恒例行事です。モレノ氏は去年と今年、現地入りしていません。と言うか、20年2月の共同会見以降、公の場に姿を見せていません」(現地メディア) また、こんな情報も聞かれた。大谷のオフのスケジュールも変わりそうだ。 「一転して、新オーナーが大谷のWBC派遣を認めない可能性も出てきました。球団の資産価値を高めるには、まず強くならなければなりません。スター選手の獲得、看板選手の活躍は不可欠です」(現地メディア) 過去、WBCに出場した選手がシーズン中に故障するケースが相次ぎ、選手派遣に難色を示すオーナーも少なくないからだ。 「球団売却」が明らかになって初めて迎える24日のレイズ戦だが(日本時間)、3番・DHで出場。第一打席でレフト前に運ぶヒットを放った。 「売却ウンヌンは関係ない!」と言いたいところだが、23年で満了となる契約を延長するのか、それとも、新天地を探すのか、全ては新オーナーの意向を聞いてからになる。「WBC出場」と、野球に集中できる環境を求め、自ら移籍を志願する可能性も出てきた。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年08月01日 11時30分
大谷翔平、シーズン途中のトレードは消滅? 騒動の原因は不甲斐ないチームへの不満か
シーズン中のトレードは「無い」、「無くなった」と判断していいのだろうか。 日本時間8月1日、エンゼルス対レンジャーズ。その試合開始の2時間ほど前(午前3時)、同試合のスターティングメンバーと「大谷翔平の次回登板日」が発表された。 「投手・大谷」の次回先発の予定日は、8月3日(現地時間)――。この発表で、トレード騒動も収まるのではないだろうか。 「8月2日(同)がメジャーリーグのトレード期日です。期日過ぎの、締切り翌日に先発させるとなれば、かねてからウワサされていた大谷のトレード放出はないと見ていいでしょう」 >>エンゼルス・大谷、二刀流はそろそろ潮時? 現地メディアの指摘に監督も不満を吐露「私には伝えてくれなかった」<< メジャーリーグ中継の解説も担当する日本のプロ野球解説者がそう言う。 「3日に勝利すれば、『2ケタ勝利&2ケタ本塁打』達成のメモリアルとなります」(前出・同) しかし、「3日先発」と聞いて、日米の大谷ウォッチャーたちはちょっと首を傾げた。 「前回登板は7月28日、これまでは(原則)中6日で投げてきたが、3日先発だと中5日になるが?」 また、日本時間8月1日のレンジャーズ戦は10連戦最後の試合。二刀流は“体力勝負”であり、今は登板間隔をさらに空けなければならない時期。「3日先発」を公表したフィル・ネビン監督代行は、 「4日はデーゲームになる。4日に投げさせるのも考えたが、3日がナイトゲームで、ナイトゲーム翌日のデーゲームに投げさせるのは…」 と、大谷の体力に配慮した旨を伝えていた。 「2ケタ勝利&2ケタ本塁打の記録には、全米も注目しています。本拠地で達成してほしいと球団も思っています」(現地メディア) 記録達成の舞台が本拠地であるかどうか、それは、大谷にとっては関係ないことのようだ。 ここしばらく、大谷のトレード、去就問題が騒がれてきた。その発端だが、エンゼルスの低迷だけでは“説明不足”なのだ。 6月22日(同)のロイヤルズ戦でのこと。大谷は6勝目を挙げたが、普段よりも長めの8イニングを投げている。6イニング以降、ネビン監督代行は「そろそろ?」と“交代のシグナル”を送り続けた。しかし、大谷が「もっと!」と訴えて、8イニングまで投げたのが真相だ。 交代のシグナルを送られた後、攻守交代でベンチに戻ると、大谷は「This is mine!」と叫んだそうだ。 この試合はオレのものだ。そんな意味になるという。 「大谷がワガママを通して、長いイニングを投げたわけではありません。この日は出場できなかった主力もいて、救援陣にも連投などで登板できない投手がいました。勝つ気力と言うか、闘争心みたいなものが感じられず、大谷は『オレがやってやる』と思ったのでしょう」(米国人ライター) 大谷はポストシーズン・マッチ進出、ピリピリする試合に飢えている。そのためにはチームの順位を少しでも上げるしかなく、誰よりも「勝ちたい!」と強く思っている。「下位低迷で、エンゼルスは集中力を失っている」との指摘もあり、「強いチームへのトレード移籍論」に拍車をかけてきた。 2ケタ勝利&2ケタ本塁打が達成されれば、104年ぶりの偉業。大谷はどんな心境でその瞬間を迎えるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年07月26日 11時15分
大谷翔平「今のウチはキツイ」自軍の現状に苦悩? 複数球団がトレードを画策か
日本時間7月26日、エンゼルスとロイヤルズの試合が組まれている。その試合開始前の同日未明、大谷翔平の「トレード」に関する一報が飛び込んできた。大谷が欲しい――。複数球団がエンゼルスにトレードを申し込んでいたのだ。 「実際にトレードを申し込んできた球団名は明かされていません。でも、メジャーリーグ公式サイトでも、『シーズン途中のトレードがありそうな球宴出場選手』なる特集を組み、大谷の名前を挙げていました」(米国人ライター) >>乱闘騒動の影響? 大谷翔平、メッツへのトレード移籍が急浮上 大型契約以上に求めていることは<< メジャーリーグでは、優勝争いをしているチームがその圏外のチームの主力選手を途中トレードで獲得するのはよくある話。後者のチームはプロスペクト(有望な若手)を交換要員に指名し、チーム再建に乗り出すのだが、その傾向から、昨今は「低迷するエンゼルスが大谷を放出するのでは?」とも伝えられてきた。 もっとも、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは「ない!」と完全否定している。今日現在、トレードが成立していないということは、エンゼルスもその申込みを断ってきたのだろう。 「大谷と言えば、ベーブルース以来104年ぶりとなる『2ケタ勝利&2ケタ本塁打』がいつ達成されるかで注目されていますが、米国では『サイ・ヤング賞』に選ばれるかどうかでも話題になっているんです。サイ・ヤング賞の行方もエンゼルス次第と言うか…」(現地メディア) サイ・ヤング賞は、その年に最も活躍した投手に与えられる栄誉だ。 今季、ここまでの「投手・大谷」の成績は9勝5敗、防御率2・80。9勝はア・リーグ7位タイだが、奪三振数は134個で5位。打者出場の二刀流のため、投球回数が他の先発投手よりも少ないが、奪三振率は12・92と高い数値を残している。 「大谷は同賞の有力候補の一人です。でも、選ばれる投手は20勝近くを挙げています。味方打線の援護に恵まれない大谷は勝ち星を伸ばせないので」(前出・同) つまり、エンゼルスがもっと勝たなければ、受賞は厳しいというわけだ。 「ポストシーズンマッチに出たいと、大谷は言ってきました。チームが優勝争いの完全な圏外にあって、大谷の目標が個人タイトルに向けられた場合、自ら新天地を求めるのではないか?」(現地関係者) ミナシアンGMが「トレード放出しない」と明言しても、米メディアがまだ疑いの目を向けているのは、大谷の心境に変化が起きるのではないかと見ているからだろう。 そう言えば、10勝目をかけてマウンドに上がった7月22日(現地時間)、試合の大谷はいつもと違うコメントも発していた。 「今のウチは…」 覇気のないチーム状況を嘆いていた。 この日の投球内容は6回まで被安打1、11奪三振と絶好調だった。しかし、7回に突然崩れ、2本塁打を浴び、6点を失った。「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の快挙はお預けとなり、「どんな状況でも100球ぐらい行かないと、今のウチはキツイ。今のウチは…」と、貧打に苦しむ味方打線のことを口にしていた。 大谷はチームメイトを批判しない。いや、7イニング目もゼロに抑えられなかった自らの不甲斐なさを口にしたのかもしれないが…。 今年のトレード期限は8月2日(同)。その期日までトレードのウワサは消えそうにない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年07月15日 11時15分
大谷翔平、ホームランダービー出場に迷いか 後半戦失速につながった昨季の二の舞に懸念?
9勝目を挙げたアストロズ戦(日本時間7月14日)後、エンゼルス・大谷翔平はこんな質問を受けた。 「今年は、ホームランダービーに出ないのか?」 大谷は淡々とこう返した。 「何も話していないので分からない。去年(の本塁打競争)はなかなかハードだったし、もちろん光栄なことなので頑張りたい気持ちはありますが、試合(の起用法)がどうなるか。それによって変わってくる」 >>エンゼルス・大谷、二刀流はそろそろ潮時? 現地メディアの指摘に監督も不満を吐露「私には伝えてくれなかった」<< 昨年のオールスターゲームは、大谷のホームランダービー挑戦で大変な盛り上がりを見せた。日本人選手して初のチャレンジでもあった。 「昨年、前半戦を終了した時点での大谷のホームラン数は『33』。ア・リーグトップでした」(米国人ライター) アストロズ戦を終えた時点での今季本塁打数は「19」。ア・リーグ9位タイである。 しかし、大谷が“謙遜した理由”は、それだけではなかった。 MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーの“強い推薦”によって、42歳のアルバート・プホルス(カージナルス)のホームランダービー出場が決定した。大谷は昨季途中までチームメイトだったプホルスに「優勝してもらいたい」「今度は自分が応援する側に」とも思っているそうだ。 昨季のホームランダービーでのやり取りが思い出される。 「ホームランダービー1回戦、大谷がタイムアウト(小休止)を取っていたら、エンゼルスの球団職員が大慌てでスマホを渡しました。その電話の主がプホルスでした」(前出・同) プホルスはすでにエンゼルスを離れていたが、大谷に「引っ張るな、センターを狙え!」とアドバイスを送った。 「プホルスは今季の出場で通算5度目。出場を嫌う選手もいますが、貴重な経験になると大谷に伝えていました」(関係者) 同時にこんな指摘も聞かれた。 「昨季、後半戦で大谷が失速したのはホームランダービーの影響です。飛距離を争うスイングと、実戦での『間』の取り方は違うので」(前出・同) 出場を辞退する選手が出るのも、そのためだという。また、米球界には日本のプロ野球のように「打ちやすいボール」を投げてくれるバッティングピッチャーはいない。ストライクゾーンから外れた投球をスタンドに運ぶのは至難の業だ。 「大谷はア・リーグ指名打者部門で選出されましたが、昨年同様、『先発兼DH』の二刀流で出場する可能性も残されています」(前出・米国人ライター) 14日、大谷に敗れたアストロズのダスティ・ベイカー監督だが、今年の球宴ではア・リーグの指揮を執る。球宴で大谷が先発登板する可能性について聞かれ、「候補者の一人だよ」と答えていた。 同日、投手・大谷は6イニングを投げ、12奪三振。4試合連続での2ケタ奪三振であり、強いインパクトを与えたのは間違いないようだ。大谷が「起用法によって変わる」と言ったのは、先発登板の準備もあるからだ。二刀流の体力面も考慮しなければならない。日米のファンは「見たい!」の一心だが。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月29日 11時10分
乱闘騒動の影響? 大谷翔平、メッツへのトレード移籍が急浮上 大型契約以上に求めていることは
乱闘試合の後遺症が、大谷翔平にも暗い影を落としている。 6月27日(現地時間、以下同)、エンゼルスがホワイトソックスに辛勝した。3番・DHで出場した大谷は3打数1安打、1申告敬遠。得点に絡むことはできなかったが、前日の“屈辱的なノーヒット”を思えば、「モヤモヤ感は吹っ切れた」と見ていいだろう。 >>エンゼルス・大谷、二刀流はそろそろ潮時? 現地メディアの指摘に監督も不満を吐露「私には伝えてくれなかった」<< 「大谷の前を打つトラウトが二度も申告敬遠で歩かされ、結果を出すことができませんでした。相手バッテリーはトラウトと大谷を天秤にかけ、大谷との勝負を選びました。申告敬遠後の大谷はノーヒットでした」(現地記者) “モヤモヤ感”はそれだけではない。 前日のマリナーズ戦で大乱闘だ。27日の試合前、MLB機構は「故意死球を仕掛けたエンゼルスに非がある」とし、計9人の処分を通告した。 最も重いのが、ネビン監督代行の「10試合の出場停止」。そのネビン監督代行に代わって指揮を執ったモンゴメリー・ヘッドコーチも「2試合の出場停止」処分を科せられており、どこかでチームを離れなければならない。 「エンゼルスはア・リーグ西部地区3位。3位と言っても、勝率5割を切っています。守護神のイグレシアスもどこかで2試合、チームを離れなければなりません。厳しい状況が続きそうです」(前出・同) 一部報道によれば、エンゼルスベンチは「報復の計画」を企てていたという。前々日の同カードで主砲・トラウトが死球スレスレを食らい、それに悪意があったと感じ、「ならば、こちらも」と準備をしていたそうだ。 大谷がこの“謀略”を聞かされていたかどうは分からない。 しかし、大谷がベンチを飛び出すのとほぼ同時に通訳の水谷一平氏も駆け出している。屈強なメジャーリーガーの間に入って、大谷をガードし続けたシーンを見ると、“不穏な空気”を察していたのだろう。 そんなガタガタなチーム状況に加えて、大谷の去就に関する“宜しくない情報”も流れていた。 「大谷は2023年にフリーエージェントとなります。代理人であるネズ・バレロ氏が、春季キャンプ中からエンゼルスのペリー・ミナシアンGMと会い、大谷の残留について意見交換していたことを認めています。残留交渉にあたって、エンゼルスが4200万ドル(約58億円)以上を提示するとも報じられていますが」(米国人ライター) エンゼルスにはほかにも高額年俸選手がいる。「払えるのか?」という疑問もあるが、大谷が求めているのは優勝争いの緊張感だ。 「大谷がエンゼルス側の残留条件に納得できないとすれば、今季中のトレード放出もあると予想されています。エンゼルス入りした時に尽力したビリー・エプラー氏は現在、ニューヨークメッツのGMを務めており、メッツ移籍説が急浮上してきたのはそのためです」(前出・同) 下位低迷、報復死球、出場停止処分などの殺伐とした雰囲気は好まない。今回の乱闘騒ぎに大谷も思うことが多々あるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ
大谷翔平にエンゼルス退団説が急浮上か 本人は勝てない日々に苦悩? 監督の“三刀流”構想も移籍への追い風か
2021年10月14日 11時00分
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スポーツ
大谷翔平に他球団移籍が急浮上か エンゼルスは交渉を始めていない? 意外な第三者も残留への難敵か
2021年10月06日 11時00分
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スポーツ
エンゼルス・大谷の「勝ちたい」発言に監督が激怒? 勝利でシーズン終えるも不満顔だったワケ
2021年10月04日 11時00分
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スポーツ
エンゼルス・大谷は本塁打王争いもいよいよ絶望的か 無名投手に踏み台にされた? 低迷球団相手に痛恨の大ブレーキ
2021年09月30日 11時05分
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スポーツ
エンゼルス・大谷、103年ぶり快挙にもう打つ手ナシ? 振るわない投打に本人も我慢の限界か
2021年09月27日 11時30分
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スポーツ
エンゼルス・大谷、103年ぶりの快挙達成は絶望的? 監督の意味深発言は本人にも自覚アリか
2021年09月22日 11時00分
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スポーツ
エンゼルス・大谷、契約延長なら270億円以上をゲット? 球団はベテラン切りで資金を捻出か
2021年08月31日 11時00分
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スポーツ
エンゼルス・大谷、試合中に下半身のトラブル発生? 敵打者のいたずら“再犯”が話題、「ご利益狙いでは」の声も
2021年08月18日 15時50分
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スポーツ
張本氏、大谷翔平への評価が手のひら返し? 異例の大絶賛に変わったきっかけは
2021年08月09日 12時20分
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スポーツ
エンゼルス・大谷の右手親指故障は深刻か 歴史的快挙達成に黄信号、本人・球団も詳細をひた隠し?
2021年08月03日 11時30分
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スポーツ
エンゼルス・大谷、後半戦初アーチは同僚のおかげ? 記録のためにもぎ取った安打で自覚した修正点とは
2021年07月20日 11時05分
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スポーツ
エンゼルス・大谷に“日本復帰説”が急浮上? 球団が目論む球宴級のフィーバー、実現は鬼門から始まる後半戦次第か
2021年07月16日 11時00分
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社会
『ひるおび』恵、大谷翔平選手のひげなし&黒髪を絶賛 「価値観古いな」疑問の声集まる
2021年07月14日 17時00分
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スポーツ
エンゼルス・大谷の影響で元全米ドラ1がNPB入り? 大ボーンヘッドで干されるも、日本式練習で開花の余地アリか
2021年07月13日 11時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
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2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分