石丸伸二
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社会 2025年07月23日 18時15分
石丸伸二氏「再生の道」敗因は当人以外の知名度のなさ ネット上では「メディアへの露出で、人が離れていった」
石丸伸二氏が代表を務める「再生の道」は、2025年の参議院選挙で、東京都議会議員選挙に続き議席を得ることができなかった。石丸氏は2024年東京都知事選で、2位となり一躍時の人ととなった。知名度も一気に上がり、政治番組やニュースなどでの露出が増加。勢いに乗る形で新党「再生の道」を設立。都議選では、自身は出馬せず党員を立候補させたが結果は振るわず。そして、今回の参院選でも前述通りの結果となった。敗因は、やはり石丸氏の不出馬だ。もし、出馬していたら、石丸氏と相乗効果で何人かは議席を得ることができただろう。しかし、立候補者の支援に徹していた。バックアップ自体は悪いことではないが、知名度のない立候補者と知名度を生かした立候補者では有権者の対応は違う。多少知っていれば演説でも聞こうかと思うが、知らない人に時間を割くのは難しい。ことさら、選挙で知名度のなさはマイナス面にしか働かない。一部の有権者は知っている名前を入れる傾向にもある。ネット上では「再生の道の立候補者の街頭演説に、有権者の心をつかむような人がいなかった」「石丸さんの時々みせるプライドや上からの態度が受け入れられない一つの要因」「メディアの露出で人柄が知られ、人が離れていった」といった声が上がっている。今回の選挙で石丸氏自身も学ぶことは多かっただろう。次の選挙に参戦するのかどうかは分からないが、もしでてきたら勢力図は変わるかもしれない。惨敗から立ち上がるのも大変だ。まずは、それができるかどうかが試されている。
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社会 2025年07月08日 09時00分
選挙とSNS、YouTube政治系チャンネルの実態
今月20日投開票の参院選がスタートしたが、最近ますますXやYouTubeなどSNSが有権者の投票行動に影響を与えていると言われている。7月5日放送のTBS「報道特集」では、選挙演説などの一部を切り取って配信する政治系ユーチューバーたちを追った。政治系切り抜き動画チャンネルは800以上あり、2019年以降に増えてきた。JNNの「都議選」出口調査によると、SNSや動画サイトを「重視した」人は41.43%、「重視しなかった」人が56.53%となっている。「重視した」と答えた人が多かったのは、参政党と再生の道に投票した有権者だった(参政72.88%、再生63.79%、国民52.78%、保守51.61%)。登録者数28.7万人のYouTube「石丸伸二と日本を動かそう」の運営者は「ライブ配信は4000人見ていれば良い方で、有楽町のときは1万人超」と話す。彼は会社員を辞めてユーチューバーになったといい、収入はサラリーマン時代の2倍になったという。登録者数約3万人のYouTube「伝統保守チャンネル/koko」の運営者kokoさんは「過激な見出しの方が、クリック率が高まるのは確か」と話す。サイトでは外国人参政権や選択的夫婦別姓に否定的立場で発信している。関西在住の政治系ユーチューバーは2年前にチャンネルを始めた。スタート当初は月に数万円の収入だったが、現在は登録者数3万2000人のサイトに成長し、月に平均30万円の収入になったという。「昨年12月は兵庫県知事選が稼げるコンテンツになった。陰謀論で斎藤知事が降ろされたとする立場で作ったほうが多く再生された」と語る。その彼のところに今年1月、“YouTube専門M&Aコンサルタント”を名乗る人物からチャンネル売却のオファーメールが届いた。オファーは約300万円だったという。月収益の半年から1年分くらいが売却額の相場だという。実際にチャンネルを売却したことがあるという50代男性(九州在住)がインタビューに答えた。彼はこれまで10チャンネルを立ち上げ、6つのチャンネルを売却してきた。最初に売却したのは「嫌韓」チャンネルだったと話す。昨年は衆院選に合わせて2つ立ち上げ、そのうち1つを50万円以上で売却した。YouTubeを運営するグーグルは「チャンネルの販売を禁止している」としているが、利用規約には一部例外もあると書いてある。国会では過激な内容やデマを含んだ動画を問題視しており、選挙期間中の収益化の規制案も浮上したが、廃案になった。メディア社会学が専門の法政大学の藤代裕之教授は「SNSではアテンションエコノミーが重視され、目立てば勝ちの状態」だという。アテンションエコノミーとは、人々の注意や関心(アテンション)が希少な資源となり、それが経済的価値を持つことを指す。簡単に言えば、注目を集めることが利益に繋がる仕組みのことだ。藤代教授は「アテンションエコノミーが選挙結果に影響を及ぼすかなり危険な状態で、民主主義が崩壊しかねない。(チャンネル運営者の)収益をNGにすることも考えるべき」と指摘する。
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社会 2025年07月02日 12時39分
石丸伸二氏、会見で珍しく謝罪「一番許されない」 現金給付についても「自分たちが受かりたい」とばっさり
地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏が会見を実施。会見の終盤で、石丸氏が非を認め謝罪する場面も。資料として出されていたパワーポイントに、10人の立候補予定者とそれぞれの年齢が記載。その中で記者が吉田あや氏の年齢が30歳と記載されていたが、間違いではないかと指摘。(※党の公式HPによると、1985年3月2日生まれで現在40歳)石丸氏は「大変申し訳ございません。おっしゃる通りです。いや、申し訳ないです。数字の間違いは私の中で一番許されないんですけど、まさか大台を間違えるとは。ご指摘の通りです」と珍しく謝罪した。給付金について、石丸氏は「こいつは選挙で自分たちが受かりたいから、甘い言葉を乱発してる、垂れ流しているなって見透かされてると、私は思います」とばっさり切り捨てた。続けて「国民はそんなに無知ではない。バカにしない方がいいと思います。本当に国民が求めているものがあると、私は信じるので。それを提示しているだけです」としている。自党の公約については「教育の質を高め、国民の能力を向上させる」と掲げ「教育人材の強化」「教育内容の充実」「教育環境の整備」の3つを柱としている。ネット上では「いや、数字より間違えたらダメなものがいっぱいあるやろ」「反省するとこそこじゃねえから」と辛辣(しんらつ)な意見や「教育で行きますか」「他党とはあきらかに違う軸を据えるという感じですね」「石丸氏の理念には共感できます」「石丸さん支持ではないですが、まさにその通り」と賛成の声も上がっている。石丸氏が掲げる「教育の質を高める」は確かに重要だ。知恵がなければ、政治がおかしな方に動きそうになったとき、指摘することもできない。国政政党の要件を満たすにはまだ時間がかかるだろう。それまで党が維持できればいいが。
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社会 2025年06月24日 19時23分
石丸伸二氏「ガタガタうるせぇわ!チャット欄」と激高 党員に怒れる一方で、選挙では「擁立が目的」と冷たさも
「再生の道」の代表・石丸伸二氏が、経済系YouTubeチャンネル「ReHacQ−リハック−」の生配信に出演し、同党の候補者への中傷に対し一喝したことが話題となっている。同番組で、東京・板橋区から立候補した船本優月氏が都議選について話している間、「えっとが多すぎ」といった同氏の発言を揶揄したり、批判したりするコメントが流れた。チャットを見た石丸氏は「船本さんは吃音症をお持ちでいらっしゃるんですよ。なので、話すことにちょっと抵抗があるというか難しいときがあって、その際に上手く言葉を紡ぐために『えっと』という言葉を使って、それで何とか言葉を出す工夫をされていらっしゃるので、ガタガタうるせぇわ!チャット欄」と怒りをあらわにした。チャット欄では「船本さんを守る石丸さんトップに立つ人はこうあるべき」「石丸さんの言葉で泣けました」「人間としてやっぱカッコいい」と称賛のコメントが寄せられた。一方で、都議会選では、議席ゼロの結果に対し「目標は都議選に候補者を擁立する」と繰り返し、「当選することが目標ではない」「党員の当選に代表としては(当選)こだわっていない」としている。実業家の堀江貴文氏は「それにしても失敗し過ぎだよね」とYouTubeチャンネルで話している。漫画家の倉田真由美氏はX(旧Twitter)で「小泉氏の場合は苦笑いしたくなる返答、石丸氏は眉を顰めたくなる返答」と評している。ネット上では「何がやりたいか、どこを目指しているのか言わないと、庶民は全くわからない」「42人の候補者の人生をかけての社会実験のつもりかな」「議席0の党でどうやって国民の意識を改革できるような事ができるんだよ」といった批判が相次いでいる。石丸氏の行動は国民の関心を政治に向けることと話している。目標に関しては「千里の道も一歩から」のごとく着実に歩みを進めているようにも見える。党員の当選は今回の目標ではないと話したかと思えば、議論で言葉が詰まり勝ちな党員を助ける。石丸氏の本心はどちらなのだろうか。ただの愉快犯のようにも見えるが、二面性に引かれる人は多いようだ。
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