大相撲
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スポーツ 2022年12月03日 11時00分
大相撲、正代陥落で125年ぶり異例事態発生!“急造大関”誕生の可能性アリ? 有力候補は豊昇龍か
11月13~27日にかけて行われた大相撲11月場所。カド番大関・正代の不振は多くのファンのため息を誘った。 正代は先場所2日目から9連敗と序盤から黒星を重ね負け越し・カド番となったが、今場所も8日目終了時点で「4勝4敗」と前半から取りこぼしが頻発。後半もほとんど復調を果たせないまま、13日目の小結・玉鷲戦で8敗目を喫し負け越し・関脇転落が決定。最終成績は「6勝9敗」だった。 >>大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も<< 大関から陥落した力士は陥落後初の場所で2ケタ勝利クリアなら1場所で大関に戻れるという特例があり、正代も来年1月場所で10勝以上を上げれば再昇進は可能。ただ、直近6場所で2ケタクリアはわずか1回であることなどから特例復帰は無理という見方が大半で、13日目の取組後には相撲協会・八角理事長も「(今場所)8勝できないのに来場所10勝は…」と否定的な見解を示したことが伝えられている。 11月場所は正代が関脇に転落する傍らで、10勝クリアで特例復帰をめざしていた元大関・御嶽海が「6勝9敗」で再昇進に失敗している。これにより幕内最上位は来年1月場所から1横綱(照ノ富士)・1大関(貴景勝)となるが、これは明治時代の1898年1月場所(横綱・小錦、大関・鳳凰)以来実に125年ぶりの陣容だ。 前回の1横綱1大関体制は、場所後に関脇・朝汐が大関に昇進したため1場所で終了している。一方、今回は9月場所11勝で大関とりの起点を作った関脇・若隆景が11月場所8勝とチャンスを活かせなかったこともあり、正代の再昇進がなければ長引きそうな様相を呈している。 角界では古くから三役(大関・関脇・小結)は東西に最低1名ずつ置くことが番付上の決まりとされているため、協会側は照ノ富士を大関の地位を兼任する、いわゆる「横綱大関」として扱うことで番付上の大関不在をカバーするものとみられている。ただ、照ノ富士は両膝手術により11月場所欠場、来年1月場所の出場可否も不透明とコンディションに大きな不安を抱えており、次の大関が誕生する前に現役を退く展開も決してゼロではない。 もし照ノ富士に万が一があり貴景勝1人となる、もしくは照ノ富士は無事でも貴景勝が関脇転落を喫するなど大関が横綱大関込みでも1人以下になった場合は、関脇以下から力士を昇進させて穴埋めしなければならないとされている。三役で直近3場所33勝以上という昇進目安を度外視しての新大関誕生は過去に例がないというが、最悪の場合は協会が歴史的決断を下す可能性も考えられる。 前例のない事態に陥る前に、昇進ノルマを甘くしてでも新大関を誕生させるという現実的な策もとることは可能だろうが、いずれにせよ有望な役力士の台頭は急務。八角理事長は13日目取組後取材の中で「すぐにできることではないけど、親方衆が頑張らないと、いい力士は育たない」と親方衆にもハッパをかけた上で、「豊昇龍に(その気概を)持ってほしい」と関脇・豊昇龍に期待を寄せたというが、窮地を救う力士が一刻も早く現れることを期待したいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月29日 15時30分
横綱審議委員会、貴景勝の綱取り示唆にブーイング「ふさわしくない」 今場所活躍も物議醸すワケは
28日に東京・両国国技館で行われた定例会合後に会見を行った横綱審議委員会・高村正彦委員長。大関・貴景勝にまつわるコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、高村委員長は会見の中で貴景勝について「相当の成績で優勝ということになれば(相撲協会から)諮問もありうるべし、という話だった」とコメント。来年1月場所は成績次第で横綱昇進の可能性がある、いわゆる綱とりの場所になるという見解を協会側と共に確認したことを説明したという。 貴景勝は先の11月場所(同月13~27日)で「12勝3敗」と好成績をマークし、平幕の高安・阿炎と共に優勝決定戦へ進出。決定戦では阿炎に敗れ優勝を逃したものの、協会・横審は横審の内規で定められている「大関が2場所連続で優勝、もしくはそれに準ずる成績」という横綱昇進条件に該当するという考えのようだ。 >>大相撲、大関・貴景勝の逃げ腰相撲に「恥ずかしくないのか」と批判 格下逸ノ城に変化・のど輪連発し呆れ声<< 高村委員長が言及した貴景勝の綱とりについて、ネット上には「優勝同点だから準ずる成績には十分値するな」と納得の声が上がったが、中には「確かに優勝手前まではいったが、だからといって来場所綱取りは時期尚早ではないか」、「今年1年大した数字残してないのに甘すぎる、来場所全勝でもふさわしくないだろ」、「照ノ富士みたいに圧倒的な成績を残してるわけでもないのに」といった反対意見もあった。 「角界では2場所連続優勝はせずとも横綱昇進を果たした力士は少なからず存在し、直近では2021年5月場所で優勝(12勝3敗)、翌7月場所で優勝次点(14勝1敗)を記録した照ノ富士が7月場所後に昇進しています。照ノ富士の場合は7月場所で全勝優勝した横綱・白鵬(現宮城野親方)と千秋楽まで優勝を争ったことに加え、2020年7月~2021年5月場所の直近1年間も優勝3回、優勝同点1回、優勝次点1回とほぼ優勝に絡んだ安定感が評価され、ファンの間からもほとんど異論は上がりませんでした。一方、貴景勝は今年1年間は優勝0回、優勝同点1回、優勝次点1回とそれほど優勝に絡んでいないこと、年間勝ち数も50勝(1場所平均約8.3勝)にとどまっていることなどから、11月場所を綱とりの起点にするのは無理があるのではと首をかしげているファンもいるようです」(相撲ライター) ファンの間では賛否が分かれている貴景勝の来場所綱とり。一部からは「照ノ富士が休場多い(今年は6場所中3場所休場)からって後釜作りに焦ってないか」という指摘も上がっているが、その照ノ富士以来となる横綱誕生は果たして実現するのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月28日 18時35分
大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も
27日に行われた大相撲11月場所千秋楽。今場所6敗目を喫した平幕・阿武咲の取組を巡る判定がネット上で物議を醸している。 前日まで「9勝5敗」の阿武咲はこの日、「6勝8敗」の小結・大栄翔と対戦。この一番勝てば2ケタ勝利の阿武咲は、立ち合いのど輪を食らうも構わず前に出る。一方、圧力を受けた大栄翔も左に動きながらの引きを見せ、両者はほぼ同時に土俵を割った。 一連の攻防を見守った行司は大栄翔に軍配を上げ、土俵下の勝負審判からも物言いはつかず。ところが、取組終了後にNHK中継で流されたリプレー映像では前に倒れ込んだ阿武咲の左手、阿武松をはたきながら後退した大栄翔の左かかとが同時に土俵外についたような様子が映っていた。 >>大相撲、平幕・照強戦で誤審? 本人も取組後に抗議か「睨みつけてないか」 同時転倒巡る判定に疑問の声<< 勝負審判は阿武咲の左手が先に地面についたとみて行司軍配通りと判断したようだが、ネット上には「今の一番、物言いないまま終わったのは納得いかない」、「大栄翔有利は誤審くさいわ、どう考えても同体取り直しが妥当だっただろ」、「スローで見ても、どっちが先に地面についたかは分からないレベルだったんだが」、「仮に結果は同じでも、物言いや協議を経た上での結論ならまだ納得感があっただろ」といった批判が相次いだ。 今回の物言いナシ判断についてはファンだけでなく、NHK中継で解説を務めた北の富士勝昭氏(元横綱)、舞の海秀平氏(元小結)もそれぞれ疑問を呈している。中継でリプレー映像が流された後、北の富士氏は「物言いぐらいはね。確認か(どうか)ね、なんでもいいんだから」と理由はどうあれ物言いはつけるべきだったとコメント。直後には舞の海氏も「これは阿武咲浮かばれないですよね」と阿武咲も納得できていないのではと指摘した。 今場所千秋楽は平幕・阿炎が本割で平幕・高安を下し、その後優勝決定戦でも高安、大関・貴景勝を連破し自身初優勝。劇的な展開に多くのファンが盛り上がった傍らで、阿武松戦の不可解判定に首をかしげたファンも少なくなかったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月24日 19時30分
元大関・御嶽海が取組中に棒立ち、芝田山親方が怒り? 豊昇龍戦での無気力相撲にファンも呆れ「勝ちたくないのか」
23日に行われた大相撲11月場所11日目。今場所7敗目を喫した関脇・御嶽海の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「4勝6敗」の御嶽海はこの日、「9勝1敗」の関脇・豊昇龍と対戦。立ち合いで豊昇龍の当たりを胸で受けた御嶽海は、上体を起こされた隙を突かれ右四つの体勢を許す。十分の形を作った豊昇龍は両腕で御嶽海をグッと引きつけながら前に出た。 ところが、御嶽海は劣勢に追い込まれているにもかかわらず、特に抵抗を見せないまま簡単に寄り切られ敗戦。取組終了後、NHK中継解説・芝田山親方(元横綱・大乃国)は「当たりもなければ、そのまま体起き上がってズルズル下がって土俵を割るという。これはいけませんよね」、「(11日目前時点で)負け越したわけじゃないわけですから、もっと必死になっていかなイカンですよ」と、勝利への気力や執念が見えなかったと御嶽海に苦言を呈した。 >>大相撲、行司が取組中の御嶽海と激突!「もう身を引くべき」今年も相次ぐ致命的失態に引退望む声も<< 取組時間約5秒で瞬殺された御嶽海に対しては、ネット上からも「なんだ今の御嶽海の相撲は、やる気無さ過ぎだろ」、「本人には申し訳ないが何しに土俵に上がったのか、勝ちたくないのかと言わざるを得ない」、「棒立ちのまま電車道で寄り切られるって…無気力にも程がある」、「先場所まで大関だったのが信じられないくらいの酷すぎる内容」といった批判が寄せられた。 多くのファンを失望させている御嶽海だが、一部からは「半年前から抱えてる右肩故障が響いているのでは」という指摘も上がっている。御嶽海は今回の取組終了後に花道を下がる際、ひじを曲げた状態で少し右腕を上げ視線をやるなど何かを気にするようなそぶりを見せている。これを見て、ファンの間では今年5月場所で平幕・高安を土俵下に転落しながら押し出した際に負傷し、同場所を含め3場所連続で負け越しを喫する一因となった右肩の故障が悪化しているのではという心配も散見される。 大関復帰の条件だった10勝クリアは既に消滅し、勝ち越しにも後がなくなった御嶽海。不振に苦しむ元大関は残り4日間も我慢の相撲をしいられそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月22日 15時30分
小結・翔猿、貴景勝戦でアクシデント発生? 取組後に右目押さえ心配の声、中継インタビューにも異変映る
21日に行われた大相撲11月場所9日目。今場所5勝目を挙げた小結・翔猿の取組後の様子を見たファンからネット上で心配の声が寄せられている。 前日まで「4勝4敗」の翔猿はこの日、「6勝2敗」の大関・貴景勝と対戦。立ち合い翔猿は右に動きながらのたたきが不発に終わるも、そこからは貴景勝と互角の突き押しを展開。8秒ほど均衡状態が続いた後、貴景勝は後ろに引きながら翔猿の顔面を左手で勢いよく張ったが、翔猿は構わず前に出て土俵下へ押し出した。 格上相手の熱戦を制した翔猿だったが、取組後の一礼のため西の徳俵前に戻る途中、左手で右目を押さえるような仕草を見せる。また、花道を下がった後に登場したNHK中継のインタビューでも、右目の上まぶたがうっすらと赤くなっている様子が映っていた。 >>関脇・豊昇龍、対戦相手にブチギレ?「取組後も不快だった」翔猿戦の顔面張り手・投げ倒しにファンドン引き<< 取組後の翔猿の様子を見て、相撲ファンからは「翔猿勝ったけど目を痛めたっぽくて素直に喜べない」、「もしかして最後に受けた張り手が変な当たり方したのか?」、「リプレー映像見ると、取組序盤に貴景勝の左の突きがモロに当たってるけどこれも響いてるんじゃないか」、「場所が場所だけに怖いな、インタビューでもちょっと腫れてるような感じが見えたし」といった心配の声が相次いだ。 故障を不安視されている翔猿だが、一部からは「貴景勝相手に突き押し選択した結果だから仕方ない」という指摘も上がっている。貴景勝は低い体勢から回転よく突き押しを繰り出す取り口を武器に大関まで昇進している、角界トップクラスの突き押し相撲の使い手。その貴景勝に翔猿は同じ突き押し相撲で挑んだが、格上相手に激しくやり合うという取り口を選択した以上、多少のダメージは致し方なかったという見方もあるようだ。 取組後の中継インタビューでは肩で息をしながら「負けない気持ちで動きました」、「どんどん前に出る力がついてると思います」と貴景勝戦を振り返った翔猿。激しい一番を制した手応えを10日目以降の相撲に活かしていくことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月21日 21時35分
関脇・豊昇龍、対戦相手にブチギレ?「取組後も不快だった」翔猿戦の顔面張り手・投げ倒しにファンドン引き
20日に行われた大相撲11月場所8日目。今場所7勝目を挙げた関脇・豊昇龍の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「6勝1敗」の豊昇龍はこの日、「4勝3敗」の小結・翔猿と対戦。豊昇龍は立ち合い左手で顔面を一発張りながらぶつかると、すぐに左に動き左上手をつかむ。さらに、そこから翔猿の右足に自身の左足を絡ませ外掛けを狙うも不発に終わった。 この後、豊昇龍は蹴返しを仕掛けつつ攻めてきた翔猿にもろ差しの体勢に持ち込まれる。だが、豊昇龍はちょこまかと動きながら懐に潜り込んできた翔猿の攻めにイライラしていたのか、直後に翔猿の左肩越しにつかんでいた右の一枚まわしを握り直すと。左に回転し倒れ込みながら翔猿を地面に投げ倒すという強引な取り口で勝利。NHK中継の実況は「何という下半身、バネを利かせました! 勝ったのは豊昇龍!」と驚いたような口ぶりで豊昇龍の勝利を伝えた。 しかし、豊昇龍は立ち上がった後に険しい表情を浮かべながら左腕の砂を払うと、西の徳俵前に戻った後も両手をバンッと叩くような動作を見せるなど取組後も苛立ったような雰囲気を漂わせた。 >>元横綱・朝青龍氏が甥・豊昇龍に激怒!「バカやろ」「若いのに恥ずかしい」 千秋楽で勝ち越しも、逃げ腰の相撲にファンも失望<< この豊昇龍の相撲内容を受け、ネット上には「感想としては相撲が荒いの一言に尽きる」、「立ち合いからいきなり顔面張りにいったのは気に食わない」、「最後の投げも強引過ぎるだろ、こんなの続けてたらいつか大怪我するぞ」、「勝負を決めた投げは、動き回って体勢乱してきた翔猿にブチ切れて出したようにしか見えなかった」、「取組後も周囲を威嚇する様に砂払ってて不快だった」といった批判が寄せられた。 荒い取り口とファンのひんしゅくを買っている豊昇龍だが、一部からは「1敗力士で自分だけ負けるのは避けたかったのでは」という指摘も上がっている。今場所は8日目開始時点で豊昇龍、平幕の高安、阿炎、王鵬の4力士が「6勝1敗」で優勝争いの先頭を走っていたが、豊昇龍以外の3名は全員勝利で1敗をキープしていた。翔猿戦に負ければ1人だけ2敗に後退という状況だっただけに、何としても負けられないという気持ちが行き過ぎたという可能性もゼロではなさそうだ。 取組後に応じた取材では、翔猿戦の感想について「まあ、動きも悪くないし、体も落ち着いているんで、この調子で頑張りたいですね」と語ったという豊昇龍。ファンの間では物議を醸しているが、本人としてはある程度手応えがあったようだ。優勝争いへの気合いを十二分に示した形だが、自身初優勝へ向け後半戦も星を積み重ねることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月21日 15時30分
大相撲、平幕・照強戦で誤審? 本人も取組後に抗議か「睨みつけてないか」 同時転倒巡る判定に疑問の声
20日に行われた大相撲11月場所8日目。今場所8敗目を喫した平幕・照強の取組での判定がネット上で物議を醸している。 前日まで「0勝7敗」の照強はこの日、「4勝3敗」の平幕・阿武咲と対戦。立ち合い照強は出足をそごうと顔面を張りにいったが、阿武咲は全く動じずに両上手をつかむと一気に土俵外へ寄り切ろうとする。照強も後退しながら逆転のうっちゃりを狙い、両者はほぼ同時に地面に落ちたが、行司は阿武咲に軍配を上げ物言いもつかなかった。 NHK中継では取組終了後にリプレー映像が流されたが、映像では両者が倒れ込む際、照強の左肘がわずかに早く地面についている様子が映っていた。ただ、照強の肘がついた際の阿武咲は体が宙に浮き両足のつま先も上方向を向いている、いわゆる“死に体”のような体勢でもあった。 >>大相撲、平幕・碧山に「相手壊す気か」と批判 隆の勝は数秒うずくまる、顔面への執拗な突っ張りが物議<< 土俵下の勝負審判は阿武咲の体は“死に体”ではないと判断したようだが、ネット上には「見てる側としてはせめて物言いはつけてほしかった」、「リプレーで見ても際どかった相撲だったんだから物言いくらいつけろよ」、「物言いつけて協議した上での判定と、物言いがないままの判定じゃ納得感が違い過ぎる」、「阿武咲有利と判断した理由も知りたいし、物言い・場内説明はやってほしかった」といった、物言いがつかなかったことへの不満が寄せられた。 今回の取組についてはファンだけでなく、負けた側の照強も勝負審判が物言いをつけなかったことを疑問視するようなそぶりを見せている。土俵外に倒れた照強はその場で起き上がった後、向正面、正面の順に勝負審判の方に顔を向けている。また、取組後の一礼を終えた後も正面審判の方向をチラリと見てから土俵を降りていたため、ネット上には「照強審判の方ちょっと睨みつけてないか? そんなに不満だったのか?」という意見も散見される。 照強は今回の敗戦で初日から8連敗となり、早くも今場所の負け越しが決定。現在の番付は東前頭16枚目と幕内で下から2番目ということもあり、来場所の十両転落も濃厚となっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月20日 11時00分
平幕・逸ノ城の暴力疑惑、かつての横綱の二の舞? 師匠に刃向かいおかみにも危害、角界揺るがした前代未聞の大騒動
11日から行われている大相撲11月場所に出場中の平幕・逸ノ城(元関脇)。場所前から報じられている暴力疑惑はネット上で物議を醸している。 一部報道によると、逸ノ城はかねて過度な飲酒が問題視されており、所属部屋のおかみに手を上げる、飲酒の影響で稽古を無断欠席するといったトラブルが頻発。今年3月に協会に報告した師匠・湊親方(元幕内・湊富士)に対しても「今後は弁護士を通さないと話せない」と態度を硬化させているといい、これを受けたネット上には「師匠やおかみに刃向かうなんて言語道断」などと厳しい意見が寄せられている。 >>平幕・逸ノ城の暴力疑惑「暴露された通りだ」 貴闘力氏の1か月前の動画に注目、厳重処分の可能性も?<< おかみに危害を加えた上に師匠とも対立しているという逸ノ城だが、角界では今から30年以上前の1988年にも、横綱・双羽黒(故人)が同様の騒動を起こし大問題となっている。 双羽黒は1979年3月場所で初土俵、1984年9月で新入幕と幕内昇進までは時間を要したが、その後は1986年7月場所後に横綱昇進とスピード出世。横綱昇進後は故障の影響で振るわない場所もあった中、1987年11月場所では昇進後最多の13勝を挙げる活躍を見せた。 その11月場所を終えて迎えた同年12月27日夜。双羽黒は師匠・立浪親方(元関脇・安念山)との口論をきっかけに、止めに入ったおかみを突き飛ばして部屋を飛び出しそのまま失踪するという大騒動を起こす。当時の報道では、双羽黒と立浪親方は部屋の若い衆の指導を巡り対立したこと、突き飛ばされたおかみが腕にけがをしたことなどが報じられた。 部屋を出た双羽黒は2日後に所在を明かさないまま立浪親方に謝罪の連絡を入れたというが、親方はこれを受け入れず、同年12月31日に相撲協会に廃業届を提出。協会側も同日の臨時理事会で届け出を受理したことで、騒動は現役横綱が土俵を去るというまさかの結末となった。 「おかみに危害を加えた、師匠との関係がこじれたといった共通点がある双羽黒、逸ノ城ですが、そもそもの土壌にも似通っている部分があります。双羽黒は三重県出身で1979年3月に初土俵、逸ノ城はモンゴル出身で2014年1月に初土俵と生まれも時代も大きく異なりますが、どちらも身長が190センチ台(双羽黒は195センチ、逸ノ城は190センチ)とかなり恵まれていたことから、未来の大器として入門当初から持てはやされていました。双羽黒は横綱昇進、逸ノ城も2022年7月場所で初優勝と相応の実績を残してはいるものの、大きな期待を受けながら日々を過ごす中で自我やエゴが強くなり過ぎた面はあるのでは。また、両名はどちらも師匠を番付最高位で上回っているため、この点も衝突発生に影響した可能性も考えられるでしょう」(相撲ライター) 今場所は3日目まで取材に応じず、初めて応じた4日目にも暴力疑惑については一切言及していないという逸ノ城。ファンの間で物議を醸している騒動は今後どのような展開となるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月18日 18時30分
場内どよめき、十両・千代の国の攻撃に「恨みでもあるのか」と批判 栃武蔵戦でのかち上げ連発・にらみつけが物議
17日に行われた大相撲11月場所5日目。今場所初3勝目を挙げた十両・千代の国の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「2勝2敗」の千代の国はこの日、「1勝3敗」の十両・栃武蔵と対戦。千代の国は立ち合い右を固めてのかち上げを繰り出すと、まともに受けた栃武蔵は大きくよろめきながら土俵際に後退。ぶつかった瞬間に「バチンッ!」と大きな音が響いたこともあってか場内からはどよめきが起こった。 よろめいた栃武蔵は左に動きながら体勢を立て直そうとしたが、これを見た千代の国はもう一度右からのかち上げを繰り出し上体を起こした後、栃武蔵の首元、胸の順に強烈なもろ手突きを見舞い土俵外へ突き出し。さらに、突き出された勢いで花道まで後退した栃武蔵を2秒ほど凝視するようなそぶりも見せた。 >>大相撲、平幕・碧山に「相手壊す気か」と批判 隆の勝は数秒うずくまる、顔面への執拗な突っ張りが物議<< 栃武蔵に全く付け入る隙を与えなかった千代の国だが、ネット上には「今の千代の国の相撲荒すぎるだろ」、「勝ちたい気持ちは分かるが、あれだけかち上げ、もろ手突きを連発するのはさすがにやり過ぎでは」、「栃武蔵に何か恨みでもあるのかってぐらいの粗暴な相撲だったな…」、「厳しく攻めたというよりは、雑に相手を突き飛ばそうとした感じに見えた」、「花道まで突き飛ばした後ににらみつけてたのも印象悪い」といった批判が寄せられた。 乱暴な取り口とひんしゅくを買っている千代の国だが、一部からは「先場所の炎鵬戦から懲りてないな」という指摘も上がっている。千代の国は先場所10日目の十両・炎鵬戦で立ち合いから張り手・かち上げを連発した上、逆襲を受け土俵外へ押し出される際に左足を炎鵬の首にかけのしかかろうとした。足がすぐに外れたことで大事には至らなかったが、足がかかったまま土俵下転落なら炎鵬が命に関わる大惨事に見舞われた可能性もあったとネット上で大ブーイングが上がった過去がある。 千代の国は闘志をむき出しにして激しく攻める相撲が持ち味の力士。ただ、今回の一番については少々気持ちが行き過ぎているのではないかと感じたファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月18日 15時35分
大相撲、大関・貴景勝の逃げ腰相撲に「恥ずかしくないのか」と批判 格下逸ノ城に変化・のど輪連発し呆れ声
17日に行われた大相撲11月場所5日目。今場所3勝目を挙げた大関・貴景勝の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「2勝2敗」の貴景勝はこの日、「2勝2敗」の平幕・逸ノ城と結びの一番で対戦。立ち合いは逸ノ城のつっかけによる不成立を経て2度目で成立したが、貴景勝は頭から低く鋭く当たるのではなく、左手を出しながら右に変化。今場所はここまで一度も見せていなかった“注文相撲”を繰り出した。 変化後の貴景勝は胸へのつっぱりや右ののど輪で、逸ノ城の上体を起こし圧力をかける。土俵際へ追い込まれた逸ノ城は左前みつをつかんで応戦しようとしたが、貴景勝は右のおっつけで逸ノ城の左腕を封じながら土俵外へ押し出し勝利。3日目から続いていた連敗を2で止めて白星先行とした。 >>9月場所で変化頻発し物議も、貴景勝に批判が集中?「応援する気失せた」明暗分けた原因は番付以外にも<< 立ち合い変化から白星をつかんだ貴景勝に対し、ネット上には「勝ちは勝ちだが内容的には期待外れだった」、「真っ向勝負じゃなく逃げ腰の相撲を選んだのはちょっと拍子抜けだな」、「結びの一番でこんな取り口見せられたら今一つ締まらないな…」、「別にルールに反してるわけじゃないとはいえ、ガッカリ感は否めない」、「格下相手にこんなみっともない相撲とっても今後に活きないのでは」といった批判が相次いだ。 不評を買っている貴景勝の立ち合い変化だが、一部からは「先場所までずっと負けてたことが影響したのでは」という指摘も上がっている。貴景勝は今場所前時点で逸ノ城には通算「9勝8敗」と勝ち越してはいるものの、今年に入ってからは3戦全敗。この3戦はいずれも立ち合い正面からぶつかりに行った末に敗れているが、何かを変えないと連敗は止まらないと考え、立ち合い変化を選択した可能性もゼロではなさそうだ。 取組後に応じた取材では「覚えていない。一生懸命、明日の相撲の準備をするだけ」と立ち合い変化については一切言及しなかったという貴景勝。ファンの間で物議を醸した取り口を本人はどのように捉えているのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ
大相撲、初場所は阿炎の優勝が濃厚に?「ジンクス通りならいける」期待の声高まる、御嶽海・照ノ富士の失速も追い風か
2022年01月21日 15時30分
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スポーツ
大相撲、東西力士の仕草がリンクし物議「だったらやらなきゃいいのに」 “塩まきパフォ”でお互い集中を乱された?
2022年01月20日 15時30分
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スポーツ
大関・御嶽海に「悪癖がとうとう顔を出した」心配の声 格下相手になすすべなく完敗も、八角理事長は今後を楽観視?
2022年01月19日 15時30分
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スポーツ
大相撲、また正代戦でミス「わざとやってんのか」厳しい指摘も 八角理事長も苦言、相次ぐ差し違え・接触に引退待望論も
2022年01月18日 15時30分
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スポーツ
関脇・御嶽海、無傷8連勝のコメントに心配の声 審判長の全勝要求が大きな重圧に? ノルマ未達成での昇進に期待も
2022年01月17日 15時30分
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スポーツ
元大関・小錦氏が貴闘力氏に激怒「オイ! 違うでしょ!」 反則スレスレの取り口だった? 取組中の“小細工”明かす
2022年01月15日 11時00分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分