芸能 2025年11月10日 15時30分
カンニング竹山、「国旗損壊罪」について論争を繰り広げるも批判が殺到 元フジアナの長谷川豊氏が「論には論で返せばいい」と救いの手を
お笑い芸人のカンニング竹山が7日、自身のX(旧Twitter)を更新。自身の「国旗損壊罪」を巡る発言への批判に釈明した。竹山は、10月31日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」に生出演した際に「国旗損壊罪」について「日の丸を嫌いな人もいて、好きな人もいて。いろんな考えの人がいて国家だと思う」「モラルの問題だから、法律で決めることではないんじゃないかな」などと私見を述べ、批判が集まった。竹山の発言を受け、作家・門田隆将氏は7日、自身のXに「カンニング竹山という人物が日本国旗を損壊しても表現の自由と主張して国民の怒りを買っている。それでいて外国国旗の損壊が罪になる事(刑法92条)は表現の自由を犯してないらしい。つまり『日本の旗は燃やしていいが外国国旗は駄目』という“人種と国籍による差別”をする人物。よほど日本が嫌いなようだ」と投稿したのだ。すると、竹山は門田氏に反応。自身のXに「門田さん、突然おそれいります。カンニング竹山と申します。いつも色々と拝見し勉強しております」(原文ママ)と語り始め、「それ全然違いまして私の真意が全然違うように伝わっており大変困っております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんがどこかでおみかけする機会があれば説明にしに参ります。諸々とご迷惑をおかけし申し訳ありません」と直談判した。「竹山は、10月27日に『日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を処罰』する『日本国国章損壊罪』を盛り込んだ刑法の改正案を単独で初めて参議院に提出した参政党に所属する梅村みずほ参議院議員と『Abema Prime』で国旗損壊罪の是非について激論を交わしたのです。その討論の中で炎上発言が噴出し、竹山が5日にXで発言の真意をあらためて説明していました。ですが、騒動の渦中の竹山が釈明すればするほど騒動が拡大し、ネット上では『竹山の持論、普通に不快だった。釈明してるけど、もう少し言い方があったのではないかと思う』『日本人で日の丸嫌いな人はいないと思うけど…。自国の国旗だもん』『ホントに面倒だな。日本が好きなら国旗も好きだろ!少なくとも嫌いにはならない』といったバッシングが集中してしまったのです」(テレビ関係者)元フジテレビアナウンサーで制作会社経営の長谷川豊氏が自身のXを更新し、竹山の「国旗損壊罪」をめぐる発言に対する批判に言及した。SNS上での竹山に対する止まない批判に対し、長谷川氏は一部ユーザーが竹山の顔写真にバツ印を書き込んだ画像をアップし、「めちゃくちゃ竹山を嫌いでもいいんでしょ?カンニング竹山が嫌いな日本人もいる」といった投稿を引用して「こういうのやめましょうよ 番組ではあくまで法律論を話してた訳ですよね?論には論で返せばいいんじゃないでしょうか 見ていて恥ずかしい事は控えるべきです」と自制をうながした。そして、「カンニング竹山さんの疑問は普通の疑問な気がして」と言及し、「『日本はいろんな考え方が認められているんではないか』『その中で日本が嫌いで国旗を傷つけたい人がいるのではないか』との質問ですよね」と竹山のコメントを要約。つづけて「お答えすると『なんでもいいわけじゃないんですよー』って回答なんです。日本はいろんな意見があってもいいんですけど、『人を傷つける自由は制限がある国』なんですね。『人を殺したい人もいるじゃないですかー』って言ってもそりゃあダメじゃないですか。『それも日本人』って理屈は通らないんですね。傷つけられる人がいるからです」などと持論を展開し、騒動を収束の方向へと導いた。竹山はお笑い芸人の枠を超え、近年は情報番組のコメンテーターとして異才を放つ。一部報道では、竹山の起用について「無難なコメントを避けて本音で語れる希少性は起用の最大限の理由」だと、高く評価もしている。そんな竹山だけに、炎上騒動は常に覚悟のうえであると腹はくくっているだろう。