芸能 2025年10月30日 21時00分
特別扱いのゆえに闇を知らず「フジテレビを擁護したいとかじゃない」高橋真麻、「今は通用しない時世」と大御所アナから一喝
フリーアナウンサーの高橋真麻が27日、日本テレビ系バラエティー番組「世界まる見え!テレビ特捜部」に出演。この日、「要注意人物SP」と題した企画に、高橋は「機内でたくさん飲みすぎたり食べすぎたりするから『暴飲暴食』っていうTシャツを着て機内に乗った」というエピソードを紹介した。だが、乗務員に要注意人物と示唆され、「アルコールの提供してくれなくなって」とオチを付け、ギャグのつもりだったと明かした。高橋は、両親に俳優・高橋英樹と元女優・小林亜紀子氏を持つ、いわゆる“2世”である。2004年にフジテレビのアナウンサーとして入社し人気を博すも、2013年にフリーアナウンサーに転向。以降は、情報番組のコメンテーターやバラエティー番組まで幅広く活躍する。かつての古巣は、一連の“騒動”で注目を集めているが、コメンテーターとして発した高橋の物言いが物議を醸し、ネットを炎上させた。今年1月、TBS系情報番組「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」にコメンテーターとして高橋が生出演。元フジテレビ社長・港浩一氏や元関西テレビ社長・大多亮氏について言及した。被害女性がフジテレビの社員ならば、と前置きした高橋は「責任はあると思うので、第三者委員会できちっとそこは明らかにしなきゃいけない」と指摘。一方で、「(港氏と大多氏は)本当に一社員のことをすごく考えてくれる方でした。それは私が在局している時に自分がすごく感じたことで、それは私が女子アナだからとか高橋英樹の娘だからとかっていうことは関係なしに、本当に全社員のことを大事にする方でした」と擁護したのだ。そのうえで、「だから港社長は今回、一番最初の会見でクローズドにしたのも、すごく批判されてますけれども、私の解釈はあれをオープンの場にしてむしろ生中継とかした時に、被害女性の名前がポロッと出てしまったり、被害女性がさらに傷つくようなことが起こらないようにって、あえてクローズドにした」と私見を述べ、「私は別にフジテレビを擁護したいとかじゃない」と断言した。そして、「港社長は本当に被害女性のことを第一に考えて行動してきた結果、それが失敗とは言わないですけれども、世間から叩かれるようになってしまったと思いますし、大多社長のこの間の会見は全くうそはなくて、本当に社員のことを思っていろんな行動されてた」と評価した。しかし、この意見にコメンテーターの古舘伊知郎アナウンンサーは、「気持ちは分かるけども、今は通用しない時世ですから、そこも加味しなきゃ」などと忠告。ネット上でも「高橋英樹の娘として特別扱いを受けてきただけに闇の部分は知らなくて当然」「『高橋英樹の娘とか関係なしに』って思っているのは自分だけ。どの企業も縁故者の娘に接待なんてさせないよ」「他の社員の何十倍も特別扱いを受けてきたのにそれを気づかないって、どういう神経?」などの指摘の声が相次いだ。「SNSでは高橋の発言を受け、2019年8月放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の一部シーンが拡散されたのです。当時、フジ社長に就任した遠藤龍之介元副会長がゲスト出演し、芥川賞作家・遠藤周作の息子である遠藤氏に、坂上忍から『フジテレビはコネ入社が多いの?』とのストレートな質問が。すると遠藤氏はこれを否定したのですが、山崎夕貴(崎は正しくはたつさき)アナウンサーが『えっ?半分くらいコネ入社ですよね?』とポロリしたのです。業界でも“コネ入社”が多いともっぱらなフジだけに、高橋の擁護発言は騒動の火に油を注ぐ形となりました」(芸能ライター)2024年6月、フジテレビ系トーク番組「おかべろ」に英樹と出演した高橋は、「みんなにコネだ、コネだ、七光りだって言われて……」とフジテレビ入社当時の苦悩を語った。“2世”ならではの苦労があるのも確か。だが、世間と良好な関係を築いていきたいのならば、浮世離れ発言は控えた方がいいだろう。