スーパーマン
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トレンド 2025年07月17日 21時00分
「近所のバス停の本数より多い」「鬼滅の刃 無限城編」上映回数の多さが話題に その一方で懸念も
7月18日から上映されるアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」。初日だけで40回の上映を組む映画館が出るなど、公開規模も話題だ。しかし、このケタ違いの上映回数によって、他作品を圧迫するという懸念も指摘されている。「鬼滅の刃 無限城編 第一章」は全国452館という国内最大規模で公開予定。そのうち、TOHOシネマズ新宿の初日の上映数は40回、同じ系列のTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ池袋が31回で、地方都市でも1日20〜30回上映するシネコンが相次いでいるという。この規模は、日本歴代最高の興行収入を記録した「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」とほとんど同じだという。2020年に同作が公開された際は、TOHOシネマズ新宿の公開初日42回をはじめ、20回を超える上映回数の劇場が多数見られた。「鬼滅の刃 無限城編 第一章」に対して、ネット上では、「田舎の映画館でも鬼滅の上映回数エグい」「鬼滅の上映回数が近所のバス停の本数より多い」などと驚く投稿が次々と上がっている。また、実際に時刻表形式の画像を作り、その数に圧倒されている人もいた。その一方で、「他の映画の上映回数が激減して悲しむ」「鬼滅が始まる週末から『スーパーマン』のIMAX上映が1日1回とかになっているのキツい」など、他の映画を見る機会が減ってしまうことを悲しむ声が上がった。こうした投稿について、「鬼滅の上映回数が多いのは、それだけ需要があるから」という分析する意見も見られた。実際、上記のシネコンの予約状況を確認したところ、ほとんどの席が埋まっていた。他の映画を見たい人は、こうした事態を見越してなるべく早めに映画館に足を運ぶしかないのだろうか。
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芸能 2025年07月16日 21時00分
「スーパーマンは移民だ」監督発言に保守派が反発 トランプ大統領はコスプレ画像を投稿
アメリカを代表するスーパーヒーロー映画の一つ、「スーパーマン」のリメイク版が7月11日から上映されている。アメリカとカナダでは初登場1位、日本でも2位の興行収入を記録するなど、好調な滑り出しだ。しかし、ジェームズ・ガン監督の発言をめぐって、北米を中心に議論が巻き起こっている。4日、イギリスのタイムズ紙によるインタビュー記事の中で、監督は「スーパーマンはアメリカの物語だ。ほかの場所から来てその国で暮らす移民だ」と述べた。この発言に対して、トランプ大統領の支持者や保守系メディアが、「政治的な意図を押し出しているのを見て行く気がうせてしまった」などとし、批判している。トランプ大統領の元上級顧問ケリーアン・コンウェイ氏も、「映画館に行くのは、説教されたり、誰かのイデオロギーを押しつけられたりするためではありません」とFOXニュースで発言した。こうした議論を意識したのか、トランプ大統領は、ホワイトハウスのX(旧Twitter)から、「スーパーマン」のキービジュアルに寄せて自身がコスプレした画像を投稿。「希望の象徴。真実・正義・アメリカ的価値観。スーパーマントランプ」とコメントしている。日本のネット上でも、「思想やイデオロギーのない映画なんてあるのか」「トランプもしくはマスクのような人物を排除すれば万事解決したかのように物語を見せるのは、問題の本質をついていない」「移民というより難民。その彼がアメリカでどう生きていくかという物語だし、原作者もユダヤ系移民の子だった」などさまざまな意見が上がっている。映画と監督の発言に対してこうした論争が起こるのは、スーパーマンが、長きにわたってアメリカを象徴し、その時々の社会の価値観や作り手の意図を反映してきたからでもあるだろう。トランプ政権が不法移民の強制送還をますます推し進める中、実際に映画館に足を運んだ人たちは、この作品をどのように受け止めるだろうか。