芸能ネタ 2025年06月01日 12時00分
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
闇営業がきっかけで、よしもとクリエイティブ・エージェンシーを契約解除となった入江慎也氏。現在は清掃業「株式会社ピカピカ」を経営し、2025年7月7日で5周年を迎える。リアルライブ編集部は、入江氏に単独インタビューを実施。闇営業の認識や得た教訓、反社の見極めなど質問した。―ピカピカ5周年、手応えはいかがでしょうか。仕事の手応えはなんとも言えないですが、あっという間で、気が付いたらフランチャイズが34店舗まで増えました。―清掃業は合っていると思いますか。合っているからいましているんだろうなと思います。世間の目はありますが、僕は別に苦ではありませんでした。―インスタグラムで毎日会食されているようですが、これは営業でしょうか。営業というより、「この仕事を頼みたいんだけど、その前に一度食事に行きたい」と誘われて行くことが多いですね。―芸能界に未練はありますか。戻りたいとは思いますけど、戻る行動を起こす勇気はないですね。最近は芸能界の境界もよく分からなくなりました。例えばYouTuberのヒカルさんはCMにも出てるし、有名じゃないですか。すごいインフルエンサーだから芸能人という人もいれば、違うという人もいる。いまはウェブメディアもありますから。僕の若いころはテレビ・雑誌・ラジオの3つしかなくてシンプルでした。テレビに出たくて頑張っていました。今はスマートフォン一つでラジオや映画、番組が作れます。メディアにでることが簡単になりました。入江慎也氏―事務所を解雇されたあと、連絡が取れなくなった芸人さんはいらっしゃいますか。特にいないですね。コロナもあったので、なかなか会わなくなりました。ありがたいことに、LINEをブロックされたということはなかったです。―相方の矢部さんとは今も連絡を取られていますか。必要最低限ですね。ピカピカ5周年のときに、相方のポスターを使わせてもらいました。今後も縁は切れないと思います。―令和ロマンの髙比良くるまさんが、「契約解除で2億4000万円損失」と話されていましたが、入江さんも損した気分になられたりしたのでしょうか。無理ですね、吉本にいてもそんなに稼げないです。―くるまさんにアドバイスはありますか。彼は契約終了で、僕はクビなので全然違います。才能ある2人だから大丈夫なんじゃないでしょうか。―事務所を通さない営業、いわゆる闇営業ですが、間違ったことをしているという認識でやられたのでしょうか。それともそんな認識はなくて、小遣い稼ぎの気分だったのでしょうか。自分が間違っているというより、みんなの得になったらいいなと思っていました。小遣い稼ぎに近いです。目先の金が欲しかったというのもあり、休みの日に入れてたので、誰にも迷惑かけないかなと安易に考えていました。―闇営業はもうかるものでしょうかもうかるかどうかは分からないですが、すぐに入金されます。事務所を通した仕事だと振り込まれるまでに時間がかかるんですよ。すぐに欲しい人からするとうれしいし、僕もそうでした。―闇営業で得た教訓はありますか。人と人をつなぐ怖さですね。良かれと思って、つないでいました。今は、その人の背景を見るようになりました。紹介する人の抱えている家族だったり、会社のことを考えて、紹介したあと最悪どんなことになるか、考えないと怖いなと思うようになりました。―一般人と反社の人はどのように見極められていますか。しゃべると分かりますが、一番分かりやすいは金の使い方すね。若くて金を持っている人は普通じゃないと思います。普通の仕事をしていたら、1回に70万円とか100万円は使えないです。大会社や優良企業に勤めていても、できないと思いますね。芸人をしていたときは、「そういう人もいるんだな」くらいにしか思いませんでした。何十万も払うと言われると、昔だったら、受け取っていましたけど、今は警戒します。どんな見返りを要求されるだろうかと怖くなりますし、自分にも今会社があるので、同じミスはできません。お笑い芸人から清掃業への転身はとても珍しい。仕事としても積極的に就きたいという人は少ないだろう。そのような仕事を率先していく姿は、闇営業の“闇”を振り払うようだ。そんな入江氏を陰ながら応援したい。