スポーツ
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スポーツ 2020年02月06日 17時30分
【DeNA】一軍キップは誰の手に!?熾烈を極めるベイスターズのキャッチャー争い
ベイスターズ捕手の闘いが熱い。現在、沖縄・宜野湾で行われている一軍キャンプには、昨年オフに4年契約を結んだ伊藤光を筆頭に、7年目の嶺井博希、5年目の戸柱恭孝、3年目の若手・山本祐大の4名が選出されている。 正捕手候補1番手は伊藤光。オリックスから2018年シーズン途中にトレード移籍でベイスターズに加入すると、昨シーズンは開幕から正捕手の座を奪取。7月30日に骨折で離脱するなどのアクシデントもあったものの、84試合出場、打率.254、ホームランは自己最多の8本と活躍した。不遇だったオリックス時代の鬱憤を晴らすべく、「勝つために全力を尽くしていきたい」と決意している。 ただ、伊藤も故障がちな点や、得点圏打率の低さ、セ・リーグで最低だった盗塁阻止率などの課題もある。嶺井はオフにホークスの松田宣浩とのグアム自主トレに帯同し、レベルアップを図った。セールスポイントでもある積極的で、意外性のあるバッティングに磨きをかけ、目標に掲げた「100試合出場」を達成したいところだ。 戸柱は奄美の秋季キャンプから「走り方」の変更に着手し、下半身、上半身を連動させることを課題に挙げていた。高い技術のフレーミングを駆使したキャッチングと共に、昨年後半に見せていた勝負強いバッティングをアピール出来れば、キャッチャーとして唯一の左打ちのアドバンテージもあるだけに、出場数も増して行くことであろう。 弱冠21歳の山本は、強肩を武器に勝負したい。上記3人の盗塁阻止率は、一番高い嶺井でも.280と、付け入る余地はある。バッティングもファームではあるものの.255と、2年目のキャッチャーとしては十分な数字を残した。8月28日には一打サヨナラ、2死満塁の場面、最後の野手として登場し、見事にライト前にヒットを放つなど、“持ってる”男だけに期待も大きくなる。 ファームには、オリックスから出戻りの高城俊人も控えており、ルーキー時代の濱口遥大と専属バッテリーを組んでいたことから、再び起用されることも予想される。パ・リーグの野球を経験し、キャッチャーとしての深みが増している点も加味すると、一気に割って入ることも不思議ではない。 シーズン通して1人のキャッチャーがマスクを被り続けることは、ラミレス監督の采配や、球界のトレンドを鑑みても考えにくい。ベイスターズのキャッチャー陣は一長一短ある個性派揃いだけに、まずは開幕一軍争いに注目してみたい。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年02月06日 11時50分
GAEAジャパンが10年ぶり一夜限りの復活!里村明衣子ら輩出
人気があったにもかかわらず解散した女子プロレス団体GAEAジャパンが、25年前の旗揚げ記念日にあたる4月15日に、旗揚げと解散の地である東京・後楽園ホールで15年ぶりに一夜限りの復活を果たす。『GAEAISM -Decade of quarter century-』のタイトルが掲げられた。 GAEAの創設者である長与千種が5日午前、「本日解禁」という画像を添付して、「動き出します」と自身のツイッターを更新。午後にGAEA復活の記者会見を行った。千種はスターダムがブシロード傘下に入ったことを女子プロレス界の“好機”と捉えており、何らかの仕掛けを示唆していたが、その1発目が今回のGAEA復活となる。メインイベントでは、愛弟子の彩羽匠と、孫弟子にあたる橋本千紘がシングルで対決。セミファイナルでは、GAEA解散時のメンバーである千種、里村明衣子、広田さくらが、KAORU、永島千佳世、そしてこの日サプライズ復帰を果たす植松寿絵と対戦する。 1期生の里村は「15年ぶりにGAEAというフレーズがプロレス界に戻ってきたということ。非常に大きな意味を持っていると思います」とコメント。彩羽は「この試合で何を見せるのか。いや、魅せますよ。イズム、プライドかけて。大会の最後 女神のマット上で手をあげてるのは彩羽匠」と自身のツイッターでGAEAの未来を見せることを誓った。 1995年から10年間、全日本女子プロレスとともに女子プロレス界を引っ張ってきたGAEA。千種が所属していた芸能プロダクションが立ち上げた団体ということもあり、旗揚げ戦は、千種、KAORU、ボンバー光氏以外はその日にデビューする新人選手のみで行われ、里村ら一期生が“驚異の”新人として話題を集めた。全女時代には幻に終わった千種と神取忍もタッグながら対戦が実現。1999年には、千種とライオネス飛鳥氏による“禁断の”クラッシュ対決が実現。この対決は2度、神奈川・横浜文化体育館で行われ、立見も含めて札止めの大盛況。2000年には、クラッシュ・ギャルズがクラッシュ2000として復活。東京・有明コロシアムで約1万人の動員に成功している。 2004年10月に、2005年4月に解散すること、飛鳥氏と千種の“2度目”の引退も発表された。4.3横浜文体大会で飛鳥氏が引退し、1週間後の4.10後楽園大会(解散興行)で、千種が里村を相手に引退試合を行って、各タイトルホルダーがチャンピオンベルトを、千種がGAEAのフラッグを会社側に返上し、惜しまれつつ10年間の歴史を終えた。 千種は「まだまだ小さな爆弾だよね。皆さんが楽しんでくれるだけの為に考えて考えてたまに。腐って…また考えて。皆さんが会場に来てくださることは、当たり前じゃなく感謝と楽しんで下さいしかない」とさらなる爆弾投下に含みを持たせている。スターダムの躍進が女子プロレス界に活気をもたらせるなら大歓迎だ。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月06日 11時40分
中日・根尾、石川に追い抜かれる? キャンプで分かれる新旧ドラ1の明暗、与田監督も紅白戦で“激励”か
1番・ショート…。中日ドラゴンズがキャンプ4日目にして早くも紅白戦を行った。東京五輪によるペナントレースの日程の前倒しに合わせたわけだが、与田剛監督は打倒巨人の手応えを感じていたのではないだろうか。しかし、ちょっと残酷な一面も見られた。主に主力選手で固めた白組の打線は、「1番ショート、京田」。若手中心の赤組も、「1番ショート」で、根尾昂を使ってきた。しかし、同日の根尾は3打数ノーヒット。せっかくのチャンスを生かしきれなかったようだ。 「キャンプ初日にも、『アレ!?』と思うシーンがあったんです。根尾は昨秋キャンプから外野の守備練習を始めています。シートノックではセンターでスタートしたんですが、途中からショートに回るよう、指示されたんです。オフの台湾リーグでもずっと外野を守っていたし、ショートを守るのは久々では?」(スポーツ紙記者) 紅白戦でも、ショートを守らせたのは首脳陣が与えた試練なのかもしれない。 ノーヒットに終わった打撃に関しても、こんな見方がされている。ネット裏にいたライバル球団のスコアラーがこう言う。 「第一打席の対戦ピッチャーが柳裕也(19年11勝7敗)、第二打席はローテーション入りを目指す3年目の山本拓実。根尾を抑えてアピールしてやろうと必死でしたよ。ちょっと気の毒な面もある」 とは言え、一流と呼ばれる選手はそんな本気モードの対戦も乗り越えてきた。 根尾にとって、乗り越えなければならない壁は、これだけはない。与田監督は2月7日に予定されている社会人チームとの練習試合を指し、ドラフト1位ルーキーの石川昂弥内野手(18)の起用を示唆している。「状態が良ければ」と前置きしていたが、地元愛知県出身、将来、打線の中核を担う逸材である。“顔見せ”も含めて、試合に出してくるだろう。 「石川の守備ですが、シートノックを見る限り、まだプロのレベルではありません。与田監督は打撃優先で若手を使っていくつもり」(球界関係者) この打撃優先は根尾にもあてはまるそうだ。石川はフリーバッティングで快音を鳴らし続けている。力ではなく、7割程度の力でスイングしているのに、外野ネットに打球を何本も直撃させていた。天性の長距離ヒッターであり、このバッティングを見せられると、「守備がダメでも使っていく」という与田監督の気持ちも分からなくもない。 「プロは結果が全て。根尾は早いうちにバットで結果を出さないと石川に追い抜かれてしまうかも。もっとも、ヒットを打てば、与田監督は打撃優先で若手を使っていく構想なので、一軍帯同が決まりますが」(前出・スポーツ紙記者) 久々に守ったショートの守備だが、無難にはこなしていたが、ハッキリ言って、京田の方が見ていて安心感がある。しかし、外野ではなく、ショートで起用されたのは、「バットで結果を出せばスタメンもあり得るので、内野、外野の両方を準備しておけ」という指揮官からのメッセージではないだろうか。 新人・石川の打撃に関する評価が高い。根尾はキャンプ中盤までにバットで結果を出さなければ、後輩に追い抜かれてしまう。まさに正念場だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月05日 19時37分
ダルビッシュ、アンチへのまさかの返信に「器が大きい」ファン称賛 過熱する“箸の持ち方”論争、著名人の参戦で新展開も?
“箸の持ち方”に関して持論を展開し、ツイッター上で論争を巻き起こしているカブス・ダルビッシュ有。そのダルビッシュが一般のツイッターユーザーと交わしたやりとりが話題となっている。 今回のやり取りが展開されたのは5日の早朝。当時ダルビッシュは別のユーザーと論戦を繰り広げていたが、冒頭で触れたユーザーが同日午前4時51分に“イライラしすぎて日本語が話せてない、一回頭を冷やしたら?”と割り込むようにダルビッシュにリプライ。 突如横やりを入れてきたこのユーザーに対し、ダルビッシュ有は同4時55分に「だからTwitterでイライラせんて笑 移動中やから適当やねん」とリプライ。その後同5時に当該ユーザーが投稿した“人はみんなイライラするもの。だから言い訳はしなくていい”というリプライに対しては、同5時6分に「自分の物差しでしか他人はかれないひとが強いとは自分は思いません」と返信して応戦した。 ところが、当該ユーザーは同5時18分にツイートしたリプライで“ダルビッシュと同意見だけど、構ってほしくてわざと煽っていた。返事をしてくれてありがとう”と、これまでのツイートはダルビッシュに反応してもらうことを目的としたツイートだったと暴露。 まさかの“カミングアウト”を受けたダルビッシュは、同5時19分に「おい笑 それこそ時間の無駄やからやめてくれ笑」とツッコミ。同5時20分にはこの暴露ツイートを引用リツイートした上で「まじで時間の無駄やからやめてくれ笑 ちゃんと議論するのは意味あるけど」と再度ツッコミを入れたが、同時に「こういう人結構いるけど、わかると嬉しい」ともツイートしていた。 論争が思わぬ展開となったこの一連のやりとりを受け、ツイッターユーザーからは「わざわざ返信してて優しい」、「やり取り自体が目的の人にも律儀に対応してて器が大きいな」、「ちょっとツンデレっぽくて面白い(笑)」、「羨ましい、自分もダルビッシュから返事してもらいたい」といった反応が多数寄せられている。 前日4日には、ツイッターのトレンドランキングで上位に浮上するほど熱を帯びている“箸の持ち方”論争。5日にはインターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき(西村博之)氏や、脳科学者の茂木健一郎氏といった著名人が新たに論争に参戦する一方、ダルビッシュ自身はボールやダーツの矢など箸以外の物の握り方に言及しているが、論争はここからまた新たな展開を見せていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年02月05日 18時00分
羽生結弦に“追い風”か! ライバルのネイサン・チェンが体調不良で練習ままならず
昨年12月の全日本選手権で宇野昌磨に敗れ「電撃引退」も囁かれる男子フィギュアの羽生結弦に、追い風が吹き始めた。アメリカのロサンゼルス・タイムズ紙が、フィギュアスケートの全米選手権に出場する世界選手権2連覇のネイサン・チェンに関する不安材料を報じたのだ。《長引く体調不良で十分なトレーニングができていない。2つの演技での難度を下げざるを得ない状態》 体調不良に関する詳細は伝えられていない。しかし、羽生を破ったGPファイナル以降、十分なトレーニングができていないことは明らかで、「4回転ループ挑戦は問題外」「今は日々スタミナと筋力をつけているところ」と、弱気なコメントを発していた。そのため、「演技プログラムのレベルを落とす」との情報も囁かれている。「ケガではないようです。風邪をひいて長引いてしまったようです」(特派記者) レベルを落としても全米選手権は勝てるとみられているが、ここで無理をしない理由は1つ。2月4日に開幕する四大陸選手権で、羽生とのリターンマッチに万全を尽くすためだ。「性格の違いもあります。チェンのような、ケガを避けるために無理をしないという選択もあれば、平昌冬季五輪での羽生のように、一発勝負の博打に出るタイプもいます。つまり、チェンが全米選手権よりも羽生とのリターンマッチに重点を置いているとも解釈できます」(同・記者) チェンの意気込みは分かるが、4回転ジャンプは10日前後で調整できるシロモノではない。仮に全米選手権を無傷で乗り切っても、四大陸選手権当日までに難度の高い4回転ジャンプを完成させることは、トップ選手でも難しい。「万全でないチェンに勝ったとしても羽生は喜ばないでしょう」(スポーツ紙記者) チェンには次の冬季五輪がある。だが、ライバルを直接下さない限り、世間は「世代交代」とは認めない。つまり、いついなくなるとも知れない羽生との直接対決は限られているのだ。 そう考えると、羽生は強運の持ち主とも言えそうだが…。
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スポーツ 2020年02月05日 17時30分
新日本、大阪城大会に向けて後楽園3連戦!内藤とKENTAが前哨戦
新日本プロレス『Road to THE NEW BEGINNING』▽4日 東京・後楽園ホール 観衆1,123人 札幌でのビッグマッチ2連戦を終えた新日本プロレス。息つく間もなく2月9日に開催される『THE NEW BEGINNING IN OSAKA』大阪・大阪城ホール大会に向けて、後楽園ホール3連戦に突入した。 2.9大阪城大会のメインイベントで、IWGPヘビー級&インターコンチネンタル王座ダブル選手権試合を行うチャンピオンの内藤哲也と、挑戦者のKENTAはセミファイナルの6人タッグマッチで激突。内藤はSANADAとBUSHIを、KENTAはジェイ・ホワイトとエル・ファンタズモを従えて登場。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとバレットクラブのユニット抗争も過熱する中、KENTAは場内のブーイングを楽しむかのように、インサイドワークを駆使。BUSHIの空中戦などを封じていく。 最後はそのBUSHIにKENTAがPKを放ち、go 2 sleepを決めてバレットクラブが完勝した。試合後、KENTAは2本のベルトを掲げてアピールすると、場内は大ブーイング。内藤にベルトを突き出すと、この挑発に内藤は笑みを浮かべていた。KENTAはコーナーに登りブーイングを煽ってから退場。1.5東京ドーム大会のエンディングをぶち壊して挑戦権を得たKENTAなだけに、このチャンスを逃すわけにはいかない。 メインイベントでは、オカダ・カズチカ率いるCHAOSと、タイチ率いる鈴木軍による4対4のイリミネーションマッチが行われ、最後はウィル・オスプレイが、ザック・セイバーJr.にストームブレーカーを決めてカウント3。オスプレイがブリティッシュヘビー級王者ザックに2.2札幌大会で敗れたリベンジをすぐに果たし、再戦をアピールしている。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月05日 15時30分
小結・阿炎の「爆睡してた」発言に批判「きっかけはお前だろ」 自身の不祥事が発端のSNS研修、他人事のような態度にファン激怒
日本相撲協会が力士・親方・行司ら全ての協会員を集め、4日に両国国技館(東京・両国)で開催したSNS研修。この研修に参加した小結・阿炎の発言が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。 阿炎は昨年の11月場所前、十両・若元春(現幕下)と共にお互いの口や手足をガムテープで縛ってふざける動画をそれぞれのインスタグラムに投稿。これが“不適切な投稿”と問題視されたことを受け協会は両力士を口頭で厳重注意したが、この騒動をきっかけに今回、全協会員を対象にSNS研修が行われることになったとされている。 各メディアの報道によると、協会は研修に一般社団法人日本刑事技術協会・森雅人理事を招き、全協会員約900人に対しSNSの危険性などを講義。また、騒動を機に全協会員が禁止されていた私的SNSは、研修後も引き続き禁止が継続されるという。 協会の八角理事長(元横綱・北勝海)が「1人の過ちが協会全体に迷惑をかける」と、協会員に責任のある行動を求めたとも伝えられる今回の研修。ところが、3カ月前に騒動を起こしたばかりの阿炎は研修終了後、報道陣に対し「爆睡していたので何も聞いていない」と冗談めかして発言したという。 阿炎の発言を受け、ネット上の相撲ファンからは「自覚が無さすぎる、そもそものきっかけはお前だろ」、「自分の行動が発端なのに全然反省してないな」、「この期に及んで他人事だと思ってるのか?こういう奴は絶対にまた問題起こすぞ」、「冗談だとしても寝てたって発言はダメだろ、これならまだノーコメントの方がマシだ」、「茶化すような場面じゃないだろ、自分の立場分かってるのか?」と批判が噴出。 一方、「質問をはぐらかすための冗談だろ」、「報道陣を相手にしたくなかっただけじゃないの?」、「協会からもあんまり内容喋るなって言われてそう」といった指摘も複数寄せられている。 「今回開催された協会のSNS研修は、各報道によると研修は非公開で行われたと報じられています。そのため、協会側が阿炎を含む参加者に、研修後も詳しい内容を口外しないようにという“かん口令”のようなものを敷いている可能性はあるでしょう。ただ、仮にそうであったとしても、『爆睡してた』というのは少々軽率な発言ではないかと思いますが…」(相撲ライター) 本当に寝ていたのか、それとも“かん口令”が敷かれたのかは不明だが、いずれにせよ今回の発言に違和感を覚えたファンは多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月05日 11時50分
ロッテ・佐々木、来週にも実践デビュー? キャンプで判明の“特異体質”、首脳陣も育成プランを上方修正か
令和の怪物・佐々木朗希の育成プランが“上方修正”された。キャンプ後半も一軍帯同、2月13日にもブルペン入り――。怪物の弱点は体力面だった。長時間の練習、ハードメニューのトレーニングを積んだ経験がないことから、「他の高卒指名選手よりも持久力がない」とされていた。昨夏の甲子園大会後のU-18大会でも血マメができて投げられなかったが、「故障しやすい」とも言われていた。そんな“繊細な怪物”を故障させずにキャンプを終えることが、千葉ロッテ首脳陣の最重要課題だった。 「ノックなどの本格的な練習が始まる前にキャッチボールをしますよね。そのキャッチボールは『5分で切り替えろ』と、佐々木に指示していました。キャンプ序盤の様子を見て、その時間を8分まで延ばして大丈夫そうだと判断されました」(球界関係者) キャッチボールが5分…。プロアスリートのウォーミングアップとしては物足りないくらいだが、首脳陣は心配そうに見守っていたという。 投手出身のプロ野球解説者がキャンプにおける肩の作り方を教えてくれた。 「キャンプ序盤から前半に掛けて、一度大量な投げ込みをします。200球以上投げる日を設けるんです。そこで、肩周辺の筋肉がパンパンに腫れ上がってくる感じになり、その翌日以降も100球前後の投げ込みをします。痛みはあります。でも、そういう無理をする時期が作らないと、肩周辺の筋肉は強くならないので」 故障とは違う筋肉の痛み、そんな風に自分を追い込んでペナントレースの長丁場を戦う筋肉を作り上げていくのだという。 こういう話を聞かされると、佐々木のキャッチボール時間が延長された程度では、佐々木の体はもっと鍛え上げていかなければならないことが多いようだ。 しかし、上方修正とはキャッチボールの時間延長のことだけではなかった。 「基礎体力を作るため、走り込みや下半身に負荷を掛ける運動をやっています。そこで分かったのは、佐々木の筋肉は柔らかく、関節の稼働域も大きいということ。疲れやすい体質のようですが、回復も早い」(前出・球界関係者) 千葉ロッテの一軍は2月14日にキャンプ地・石垣島を離れ、沖縄本島に移動するスケジュールだ。そこで対外試合をこなしていく予定で、試合出場のない選手は球場施設を使って練習をするつもりでいた。 佐々木は石垣島(二軍)に残し、体力強化を続けさせる予定だったが、もう少しの間、一軍に帯同させることになったのだ。 「一軍選手が試合前にどんな練習をしているのか、なせ、その練習をやってから試合に臨むのかを教えるためです。練習時間は短くなりますが、飲み込みも早いので、ひとまず経験させるべきと決まりました」(前出・同) オトナの一軍選手の中に入っても動じないハート、そして、一軍の打球の速さをベンチから見せておこうという狙いだ。 「13日のブルペン投球次第ですが、疲れが溜まっていないようなら、顔見せ程度ですが、テスト登板も井口監督の視野に入っています」(スポーツ紙記者) テスト登板とは言え、実現すれば、ファンは大喜びするだろう。その結果次第では、未完成でも「実戦登板」が育成プログラムに加わるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月04日 22時30分
日本ハム中田翔「シンプルかつさわやか」北海道シリーズユニ発表!
北海道日本ハムは4日、毎年恒例の人気イベント『北海道シリーズ2020 WE LOVE HOKKAIDO』で着用する限定ユニフォームを発表した。 限定ユニフォームは、4月24日、北海道白老町のポロト湖畔にアイヌ文化復興・創造の拠点『ウポポイ(民族共生象徴空間)』が誕生することを記念。北海道遺産で災いなどから身を守る魔よけの意味を持つとされるアイヌ文様をモチーフに、北海道庁・公益社団法人北海道アイヌ協会・ファイターズが共同でデザイン。「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味しており、チームとファン、そして北海道が、一丸となることを表現しているという。今後、発表されるさまざまなシリーズ企画を通じて、北海道の魅力を届けていくことになりそうだ。 会見に出席した栗山英樹監督は「北海道が一つになって戦うシリーズです。いつも北海道の皆様に力をいただいて、我々はいい試合ができています。北海道の原点であるアイヌの方々をはじめ、道民の思いを胸に、このユニフォームを着てしっかり戦っていきます」とコメント。中田翔は「シンプルかつさわやかで、いいデザインだと思います。この限定ユニフォームでチーム一丸となって勝利を目指します」とユニフォームの感想を述べた。 『WE LOVE HOKKAIDO』は2007年から2011年を除いて、毎年開催されているファンに人気のイベント試合。毎回どんな配色になるのか注目されているが、今年は中田が話しているように、シンプル。まるで雪を連想させるかのようなアイヌ文様をモチーフとしたユニフォームとなっている。4月に札幌ドームで開催するパ・リーグ5球団との試合で着用し、4.11ロッテ戦、4.25楽天戦では来場者全員にプレゼントされる。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月04日 18時00分
元ヤクルト・成瀬に「責任をなすりつけるな」の声 3シーズン所属の左腕、サインを巡る古巣捕手陣への“恨み節”に反発続々
1日に放送された『球辞苑』(NHKBS1)に出演した元ヤクルト・成瀬善久(現BCリーグ・栃木)。その成瀬の番組内での発言が、ネット上のヤクルトファンの間で物議を醸している。 『球辞苑』はプロ野球に関連するキーワードを毎回1つピックアップし、現役・OBの証言やデータなどを交えて掘り下げていくという内容の番組。今放送のキーワードは変化球の一種である「チェンジアップ」で、実際に同球種を持ち球の1つとしている成瀬は握りや投げ方について身振り手振りを交えて解説した。 問題となっているのは放送終盤での発言。成瀬は共にゲスト出演していたプロ野球解説者の里崎智也氏(元ロッテ)の「真っすぐ(ストレート)があるからチェンジアップが活きる。チェンジアップに頼りすぎると打者も慣れてくる」というコメントを受け、「ヤクルトに行ってからストレートいく(投げる)タイミングはなかったです。ストレートいきたいんですけど、(捕手から)サインが出なかったです」と発言。 続けて、「全球チェンジアップだとファールもされるし空振りもないですから、相手のミスショット待ちです。だから投げ手側としてはしんどかったですね」と当時の苦悩を吐露した。 この発言を受け、ネット上のヤクルトファンからは「自分を棚に上げて捕手に責任をなすりつけるな」、「サインが気に入らなかったら首振ればよかっただけの話」、「そもそもストレートのサイン出しても打たれまくるからだろ」と反発の声が挙がっている。 「2015年から2017年までヤクルトでプレーした成瀬ですが、球種別の被打率を見るとこの3年はいずれもチェンジアップよりストレートの方が被打率が高く、2016年に関しては『.422』と実に4割以上の投球を相手打者に捉えられています。成瀬は番組内で『しんどかった』と発言していましたが、それは受け手側の捕手陣も同じ気持ちだったのではないでしょうか」(野球ライター) 一連の発言の中では「やっぱり怖い(怖かった)んでしょうね、スピードないし」と、ストレートのサインが出なかったのは自身にも非があるとも口にした成瀬。しかし、それでもなお違和感がぬぐえなかったファンも少なからずいるようだ。文 / 柴田雅人
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