スポーツ
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スポーツ 2020年09月21日 11時00分
巨人・阿部二軍監督がドラフトで試される?「1位は外野手」上層部の意向に秘められた課題とは
巨人二軍が白スパイクの着用を決めた。現時点では「練習のみ」だが、ファームはデーゲームも多いだけに試合でのお披露目もそう遠くはないだろう。 「高野連がひと足先に白スパイクの着用を認め、甲子園大会で暑さ対策として効果を発揮していました。黒いスパイクよりも白の方が涼しいらしく、スポーツメーカーも白スパイク推奨のデータをまとめつつあるようです」(スポーツ紙記者) 阿部慎之助二軍監督の提案で巨人二軍の白スパイクの着用が決まったというのが、興味深い。 今さらだが、プロ野球のユニフォームなどは球団からの支給品だ。二軍の選手個々が買い揃えるわけではない。一連の新型コロナウイルス禍で思うような集客活動ができず、緊縮が囁かれる中、白スパイク着用は大きな出費になったはずだ。 >>巨人・若林に「やり方が汚い」ファン激怒 守備妨害を誘った“トリックプレー”に賛否、篠塚氏は「うまく演技してます」<< まだ早いが、こういう“出血サービス”の話を聞くと、阿部二軍監督が「ポスト原」の一番手であることが再認識できる。そんな阿部二軍監督の采配について聞いてみた。 「勝率は5割ライン。二軍は育成の場なので勝敗にさほどこだわった采配は見られませんが、好機に打てなかった選手、痛打を浴びた投手をジッと見ているような印象です。現役時代から後輩たちには『練習あるのみ』の姿勢でしたから、違和感を持つ選手は一人もいません」(球界関係者) ファーム戦での様子を補足すると、いつもサングラスをかけているので、表情から感情を察することができない。試合前の練習でも一歩引いたところから全体を見ていて、何かあると、近づいて行って助言をするといった感じだ。 しかし、阿部二軍監督が本当の意味で試されるのは「これから」だという。ドラフト会議だ。少し前、「巨人が外野手の1位指名を検討」との報道があった。今秋のドラフト候補には長打力を持った外野手もいるが、こんな指摘も聞かれた。 「そもそも、外野手の1位指名の話は、スカウト会議後(8月28日)の大塚淳弘副代表の発言によるものなんです。会議後、同副代表が『1位は外野手』とコメントし、それを額面通りに受け止めたからです。ただ、同副代表は最後に『ピッチャーは揃っているから』とも発言しているんですよね」(ベテラン記者) ピッチャーが揃っているのは、巨人のことではない。高校、大学、社会のドラフト候補に好投手が多いことを指しての発言で、 「本命の外野手がいるのではないか。その本命を指名重複後の抽選で外しても、ピッチャーを指名すればいい。外れ1位の再入札の段階になっても、好投手は残っていると経営陣は判断しています」(同) と、ドラフト戦略を予想する声も聞かれた。 「ファームを見渡すと、外野手の頭数が足らないわけではありません。阿部二軍監督が若い外野手をしっかり育ててくれたら、チームの本当の弱点である先発投手不足を補う指名が、2位以下でも可能になってくるんですが…」(前出・関係者) 昨年のドラフトを振り返ると、1位の高卒投手・堀田賢慎はいきなり肘の手術となり、2位・太田龍は「即戦力」と言われながらも、二軍調整が続いている。「最後のツメの部分で評価を見誤った」とする厳しい意見もあり、そのため、今年は「阿部二軍監督にも意見を求める」(関係者)という。 外野手の育成、そして、自身が一軍指揮官となった時に主力となる投手を見定める――。1位指名はくじ運も影響してくるが、どんなチームを作ろうとしているのか、阿部二軍監督のビジョンも見えてくるだろう。サングラスで表情を隠しているのは、二軍選手を厳しく見定めているのを悟られないためかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月21日 06時30分
新日本・ワールドプロレスリングが10月から25時開始!新番組もスタート!
新日本プロレスは、テレビ朝日系列の地上波で毎週土曜日深夜に放送している同団体の中継番組『ワールドプロレスリング』が、10月から現在の26時放送開始が、1時間繰り上がり、25時放送開始に改編されると発表した。現在テレビ朝日と同時刻に放送されているローカル局でも、時間が変更される見込み。 『ワールドプロレスリング』は、タイトルを少しずつ変えながらも1969年7月、水曜21時からの1時間枠で、日本プロレスを中継する番組としてスタートした長寿番組。1970年から月曜20時、1972年から金曜20時に移行するが、日プロが崩壊。1973年4月から前年に旗揚げした、新日本プロレスの中継番組として、プロレスブームの立役者的な番組となる。古舘伊知郎アナウンサーがブレイクしたのはこの番組だ。1986年から月曜20時に、古舘アナ勇退後の1987年4月から火曜20時を経て、10月から再び月曜20時に戻ると、視聴率低迷により、ゴールデンタイム撤退説が沸き起こる中、1988年から土曜16時へ。これでレギュラー枠での生中継はなくなってしまった。また、この枠はゴルフ中継が優先されることから、放送休止の週が多く、ファンには不評で、1994年4月から深夜枠に移行。ドーム大会などビッグマッチは生中継も含めてゴールデンタイムで放送することがあった。 2000年代になると、番組打ち切りの噂もたびたび話題となったが、2004年4月から30分枠となり、ビッグマッチの特番も深夜に移行。現在に至っている。だが、近年は新日本プロレスの人気が再び高くなって来たことから、BS朝日の『ワールドプロレスリングリターンズ』は金曜20時に放送されている他、ビッグマッチはCSテレ朝チャンネルの『ワールドプロレスリングLIVE』で完全生中継。また、新日本とテレビ朝日共同事業の動画配信サービス『新日本プロレスワールド』も、回線がパンクする大会もあるほど好調だ。 テレビ朝日では10月の番組改編で、『ワールドプロレスリング』の他に、『新日ちゃん。』を毎週金曜深夜26時20分から放送することも発表している。こちらは選手がいろんなことにチャレンジするバラエティ番組になりそう。かつて一世を風靡したプロレス格闘技バラエティ『リングの魂』(1994年24月~2000年4月テレビ朝日系列で放送)のような番組になることを期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年09月20日 17時30分
巨人・小林、一軍復帰は阿部二軍監督のおかげ? ファームでの“配慮”は元パートナーにも好影響か
ノンフィクションも多く残している作家・海老沢泰久氏のスポーツ小説の中に、ベテラン選手を扱った作品がある。故障で戦線を離脱したベテランがチームに復帰した時、全く別のチームになっていたという感想を持った。故障前と変わらない、同じメンバーと試合をしているのに、だ。疎外感を持ち、それで引退を決めたと――。 巨人・若林に「やり方が汚い」ファン激怒 守備妨害を誘った“トリックプレー”に賛否、篠塚氏は「うまく演技してます」 巨人・小林誠司捕手の一軍復帰は、チームの優勝に間に合うのだろうか。 原巨人にマジックナンバーが点灯した9月15日、小林はファーム戦でスタメンマスクを務め、同じく一軍昇格をめざす藤岡貴裕投手と奮闘していた。 「試合前の練習を見ても、骨折した左尺骨の影響は全くないようです。一軍に呼ばれても大丈夫だと思いますが」(取材記者) しかし、同時点では小林の昇格話は聞かれなかった。打撃好調の大城卓三はエース・菅野智之と連勝街道を突き進み、炭谷銀仁朗も結果を残している。第3捕手の岸田行倫も「円陣番長」と呼ばれるなど、先輩野手たちに可愛がられていた。 コーチ経験のあるプロ野球解説者が一軍選手と二軍選手を入れ換えるタイミングについて、こう説明していた。 「二軍の誰が絶好調だという情報は、2番なんです。1番に来るのは『一軍にいる誰を落とすか』なんです。ある一軍選手の調子が良くない、その選手を二軍で再調整させると決まったら、誰を昇格させるかという話になるんです。小林が実戦復帰し、奮闘しているとの情報はすでに原辰徳監督にも届いているはずです」 通常、一軍登録する捕手は3人。大城、炭谷、岸田が頑張っているとなれば、昇格候補として小林は考えにくい。こうした状況が「小林トレード論」につながっているのだろう。 「今季、小林は国内FA権を取得する予定でした。昨年オフ、小林の流出を阻止するため、複数年契約を交わした(3年)との一報も出ましたが、それを否定する声もあるんです」(球界関係者) 小林が早期の一軍昇格を果たすとすれば、それはチームが連敗した時だろう。スタメン捕手を代えることで、チームをリフレッシュすることができるからだ。原巨人が負けることはあるだろうが、大型連敗はちょっと考えにくい。 「いや、近く、小林の一軍昇格がありそう。15日のスタメン出場は阿部慎之助二軍監督の愛情とも解釈できます。先発の藤岡は今後も続く一軍の連戦に備え、近く昇格するとの情報も出ています」(前出・プロ野球解説者) どういう意味かと言うと、プロ野球の世界では「投手と捕手の相性」を重要視する。藤岡が二軍で調整している時に「マスクをかぶっていたのが小林」となれば、その藤岡が一軍でも本領を発揮できるよう、「二軍での状態を知っている小林と一緒に」となるからだ。 小林は菅野、山口俊とパートナーを代えて最優秀バッテリー賞に選ばれている。投手の長所を引き出すセンスは高い。 藤岡とのバッテリーは、一軍復帰したときに疎外感を持たせないための阿部二軍監督の配慮だったようだ。 元パートナー・菅野は11連勝でマジックナンバーを点灯させたが、その9月15日は6回3失点と決して調子は良くなかった。菅野での敗戦はチームに悪影響を及ぼす。それを阻止するにはパートナー・チェンジも一案だろう。同日、二軍戦でマスクをかぶった小林が「優勝の最後のピース」になりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月20日 11時00分
阪神・藤浪、監督激怒で前代未聞の罰!「故障したら責任取れるのか」賛否を呼んだ“161球続投”
15日に札幌ドームで行われたソフトバンク対日本ハムの一戦。試合は「3-2」で日本ハムが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンク先発・千賀滉大の“148球完投”だった。 同戦の千賀は2回裏に日本ハム・西川遥輝に2点二塁打を浴び先制を許すも、3回以降は立ち直り7回まで無失点。千賀は7回終了時点で球数が116球に達していたため降板も予想されたが、工藤公康監督は続投を決断。千賀は8回に再び西川にタイムリーを浴びたがそれでもマウンドを降りず最後まで投げ、「8回148球3失点・被安打9・6四球」で完投負けとなった。 自己最多の球数を投げた千賀と続投させた工藤監督に対し、ネット上には「負けはしたが気迫を感じた」、「無理に引っ張る必要はなかった」と賛否の声が多数寄せられた。一部では「数年前の藤浪みたいだな」、「藤浪は確かもっと球数投げてたな」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている藤浪晋太郎は、阪神(2013-)でプレーする26歳の先発右腕。今シーズンは「1勝5敗・防御率5.87」と振るわず14日に一軍登録を抹消されているが、過去に今回の千賀を上回る球数を投げた経験がある。 >>阪神・矢野監督、藤浪二軍降格は覚悟の表れ? 負ければ“終戦”の対巨人戦、秘策は他にも「出塁率の高さに着目した」<< 2016年7月8日、甲子園で行われた阪神対広島の一戦。当時プロ4年目・22歳の藤浪は、ここまで4戦連続白星なしで勝敗も「4勝4敗」と不調。久しぶりの白星を目指した同戦も初回の3失点を皮切りに、7回表までで5点を失うなど今一つだった。 「2-5」と阪神3点ビハインドの7回裏2死、その藤浪にこの日3度目の打席が回ってくる。逆転を狙うならば藤浪を下げ代打を送り、8回以降はリリーフに継投というのがセオリー。ところが、当時の金本知憲監督は藤浪に代打を送らず、8回もそのまま続投させる選択をした。 7回表終了時点で既に131球を投じていた藤浪は8回、2四死球に自身初のボークも絡み2死満塁のピンチを招くと、広島・岩本貴裕に走者一掃の三塁打を浴び3失点。後続の田中広輔を抑えたところでようやく降板となったが、「8回161球8失点(自責点6)・被安打7・6四死球」という散々な内容。チームが「2-8」で敗れたため5敗目を喫する結果となった。 失点、球数共にかさんでいた藤浪を金本監督はなぜ8回も続投させたのか、その理由は試合後の報道により判明する。報道によると、同戦の藤浪はシーズン8度目となる初回失点を喫したが、この投球に金本監督は「去年14勝した投手のやることではない」と激怒。そのため、“懲罰”の意味も込めて藤浪をいけるところまで投げさせることを決断したという。 当初は「10点取られても投げさせるつもりだった」という金本監督は、「予定では10勝に行っていてもおかしくない投手。普通にやっておけば」と藤浪を叱咤激励。藤浪も「自分自身に腹が立つし情けない。そういう気持ちしかない」と自身の投球を反省していた。 藤浪への期待の裏返しが理由だった金本監督の“懲罰続投”だが、当時のネット上は「今日の悔しさをバネに一皮むけてくれるはず」、「ただのパワハラじゃないか、どこか故障でもしたら責任取れるのか」と賛否両論。また、同年以降の藤浪は制球難などもあり現在に至るまで低迷が続いているが、低迷の原因の一つとして同戦を挙げる声も少なくない。 今回の千賀は自分から続投を志願し、工藤監督も「お前が白黒つけてこい」と了承したことが伝えられている。4年前の藤浪とは事情が異なるが、球数がかさんだこともあり思い出したファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月20日 10時00分
競泳・今井月選手、オリンピックへの寄付に感激「支援いただいて嬉しい」
日本コカ・コーラが主催する「アスリート応援キャンペーン」オリンピック・パラリンピック日本代表選手団寄付プログラムの寄付金贈呈式が17日、都内で行われ、今井月選手(競泳)、西村詞音選手(スケートボード)、西村碧莉選手(スケートボード)、上地結衣選手(車いすテニス)がオンライン出演。また、中西麻耶選手(パラ陸上)、大迫傑選手(マラソン)、熊谷紗希選手(サッカー女子)もビデオメッセージを寄せた。 >>全ての画像を見る<< コカ・コーラは、東京五輪・パラリンピック日本選手団を応援する同キャンペーンで約100万人から集まった寄付金2747万2149円をこの日、日本オリンピック委員会に贈呈。贈呈式には日本オリンピック委員会の山下泰裕会長も同席した。今井選手はこれに「たくさんの方々に支援いただいて嬉しいです。みなさんの期待や応援に対し、自分のパフォーマンスで恩返ししたい」と感激の表情。 オリンピックが話題になると、西村詞音選手は「まさか自分の地元・東京で開催されるとは思わなかったので、最初に開催が決まった時は驚きました。今、大会は延期中ですが、大会ができないからといって、マイナスに捉えるとかでなく、練習をする時間が増えたと考え、プラスに捉えることにして頑張っています」とコメント。西村碧莉選手も「自分が生まれ育った場所、東京でオリンピックが開催されるのは嬉しい。東京に注目が集まる。スケートボードも決まって、友達も応援する人が増えてくれた。自分のプレーでスケートボードの認知度が高まればいいなと思います」と意気込んだ。 上地選手もコロナ禍の現状を踏まえ、「今回こそはという気持ちを4年以上持っています。この期間もプラスと捉えできることを、さらにパワーアップさせて頑張りたい」とコメント。「自分としては不安もある中、こうして皆さんと繋がる機会をいただけたことは率直に嬉しかったです。気持ちを切らずに頑張らないといけないと思いました」と述べ、「今後は、来月の初めに全仏オープンに参加するために、もう一度海外に行く予定になっています。自粛期間中にもできることはないかと考え、車椅子のセッティングに手を加えたので、そのあたりがしっくりきて、パラリンピックの時には最高のパフォーマンスができるように準備していきたい」と気持ちを高めている様子だった。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2020年09月20日 06時30分
RIZINにジェームス・ライディーン改めディラン・ジェイムスが参戦、元・貴ノ富士と対戦!
総合格闘技イベントRIZINは27日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催する『RIZIN.24』の追加カードを発表した。 サプライズとして発表されたのが、ジェームス・ライディーンなどのリングネームで、プロレスラーとして日本でもおなじみのディラン・ジェイムスが、暴力問題などを起こして昨年10月に引退した大相撲元十両・貴ノ富士のスダリオ剛とMMAルールで対戦するカードだ。 今大会はフジテレビ系列で全国生中継が決まっており、裏番組にはTBS系ドラマ『半沢直樹』の最終回が控えている。そんな中メインイベントとして行われる予定の那須川天心対皇治のドリームマッチとともに、榊原信行CEOがかねてから話している「お茶の間に届くもの」として、このカードが決定したものと思われる。 ジェイムスは、かつてECW、WWEで暴れ回ったダッドリー・ボーイズ(現・チーム3D)が主宰するチーム3Dアカデミーでプロレスの基礎を学ぶ。2010年に地元ニュージーランドでプロレスデビューし、翌2011年には日本のプロレス団体ZERO-1に参戦、初来日を果たす。2013年には田中将斗をハイアングル・パワーボムで仕留め、第15代ZERO-1世界ヘビー級王座を獲得。巨体を活かしたパワー殺法を武器に、常連外国人ファイターとしての地位を不動のものにした。その後はZERO-1から離脱し、アメリカに活躍の場を求めたが、2018年に全日本プロレスで日本マット復帰を果たした。 全日本マットでは、同年3月に崔領二とのタッグで、ゼウス&ボディガーを撃破し、第82代世界タッグ王者となる。さらに第41回世界最強タッグ決定リーグ戦では、ジョー・ドーリングとタッグを組み、優勝。平成最後の世界最強タッグ決定リーグ覇者となった。現在は日本に住み、日本マットでのさらなる飛躍を誓っていたところだったが、かねてから興味のあったMMAヘの挑戦を決意。中学・高校時代はフリースタイルレスリングに熱中し、レスリング漬けの生活を送っていただけに、パワーとテイクダウンには絶対の自信を持っている。ど迫力ファイトでスダリオを蹴散らし、一気にその名を世間にとどろかせたいところだろう。 ジェイムスの代理人としてコメントしたランズエイドのウエザイルは「MMAにはプロレスが足りない。橋本真也から継承した袈裟切りチョップとラリアットを出すかもしれない」とプロレス技の披露を予告。ジェイムスも「すごいものを見せてやるから覚悟をしておけ!」と、スダリオを挑発した。面白い試合が見られるかもしれない。(どら増田)
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スポーツ 2020年09月19日 17時30分
中日・大野、完投途切れるも心配無用?「早い回で降りて申し訳ない」敗戦の中で示した意地とは
9月15日、広島対中日のゲームでドラゴンズのエース、大野雄大が4イニングを投げ終えた後、交代を告げられマウンドを降りた。 初回、鈴木誠也の3ランを含む4連打を浴びるなど、立ち上がりで4失点を喫すると、その後は無失点に抑えるも、5回表の攻撃時に代打を送られている。この瞬間、7月31日の対ヤクルト戦から続いていた大野の連続完投が「6」で途切れた。 2回からは復調し、最後まで安打を許さず5個の三振を奪うなど、本来の姿を取り戻していただけに、悔やまれる初回の内容だった。大野は試合後、「初回4失点して、早い回で降りて申し訳ない」とコメントを残している。 ただ、連続完投が途切れたとは言え、ここまでの堂々たるマウンド姿は、多くのプロ野球ファン、さらには対戦相手にもインパクトを与えるには十分すぎる程の「投げっぷり」だ。 8日の対巨人、菅野智之との投げ合いとなった一戦は、試合前より「エース対決」と注目を集めており、大方の予想通り、両者共に譲らない試合展開となる。大野はこの日も巨人打線の前に立ちはだかり、チームを勝利に導くことが出来ずに敗戦投手となったものの、最後までマウンドを守り抜いている。痺れるような投手戦を制し、勝利した菅野も「同じピッチャーとして本当に尊敬します」と大野への敬意を表し、巨人指揮官である原監督も「いい投手戦でしたね」と語った。今季、2度完投勝利を許した「天敵」を相手に、巨人も意地を見せた格好となったが、投手としての力量を認めていることは揺るぎない事実だ。 今シーズン、大野は開幕投手としてスタートしながらも、一か月以上にわたり白星を挙げられずにいた。その間、ドラゴンズも波に乗りきれず、現在も借金を抱えたままだ。チームの低迷に加え、今季の過密日程もあって必然的にエースである大野への負担が大きくなり、その結果が両リーグでもダントツとなる完投数に現れている。投球回数、奪三振もリーグトップを記録、現代野球に似つかわしくない「完投男」という異名とともに、その左腕からは頼もしさばかりが伝わってくる。 期待を一身に集めながらも途中降板となった広島戦、4回を投げ終え自軍ベンチに戻るや、すぐさまキャッチボールを始めていた。ビハインドを背負いながらも、以降も自分が投げ続けるという意思表示であることは明らかであり、その表情には一点の曇りもなく、エースとしての自信だけが力強くみなぎっていた。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年09月19日 11時00分
ソフトB・中村の弔い打で思い出す、巨人・谷の“号泣満塁弾” 「先に逝かれて本当に悲しくて…」急逝の盟友に捧げた魂の一打
17日に札幌ドームで行われたソフトバンク対日本ハムの一戦。試合は「2-1」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンク・中村晃のヒーローインタビューだった。 >>「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声<< ソフトバンクは前日の16日、約30年にわたりチームを支えていた川村隆史3軍コンディショニング担当がくも膜下出血のため55歳で急逝。訃報から一夜明けた同戦、チームはユニフォームに喪章を着けて臨んだが、その試合の9回表に中村は通算1000本安打を達成した。 試合後のヒーローインタビューで、中村は「みんなつらかったし、もっともっと生きてほしかった」と悲痛な思いを吐露。その上で、「僕が18歳だった新人合同自主トレの時から、いつも選手に寄り添って支えてくださった。これからも野球選手として長く続けることが川村さんへの恩返しだと思う」と決意を述べた。 天国の恩人に思いをはせた中村の姿に、ネット上には「どうしてもこの試合で1000本安打を達成したかったって思いが伝わるな」、「結果が出て天国の川村さんもきっと喜んでるよ」といった反応が多数寄せられた。一部では「亡き人に捧げる一打っていうのは谷を思い出すな」、「あの時の谷も同じような思いを抱いてたんだろうな」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている谷佳知は、現役時代にオリックス(1997-2006,2014-2015)、巨人(2007-2013)でプレー。プロ19年間で「.297・133本・741打点・1928安打」といった成績を残した好打者だが、巨人時代に天国の盟友へ捧げる一打を放ち多くのファンの涙を誘っている。 2010年4月24日、東京ドームで行われた巨人対広島の一戦。この試合は同月2日の対広島戦前の練習中にくも膜下出血で倒れ、同月7日に37歳の若さでこの世を去った故木村拓也コーチの追悼試合。木村コーチは現役時代に巨人、広島でそれぞれプレー経験があったため、同戦は両チームがユニフォームに喪章を着けて臨んだ。 劇的な一打が生まれたのは、「2-3」と巨人1点ビハインドで迎えた8回裏1死満塁。一打出れば同点、逆転というこの状況で、原辰徳監督は代打に谷を起用。木村コーチとは同級生で親交も深かった谷は心の中で気持ちをふるい立たせていたのか、ゆっくりとした足取りで打席に入った。 球場から大声援が送られる中、谷は広島3番手・高橋建が投じた初球、2球目をしっかり見極めボールを選ぶと、3球目は逆方向へ痛烈なファール。そして、カウント「1-2」から高橋が投じた高めの4球目を迷いなく振り抜いた。 ファンの大歓声と共に上がった打球は、大きな弧を描きながらレフトスタンドに飛び込む逆転満塁ホームランに。打った瞬間に高々とバットを放り投げた谷は、両手を挙げバンザイしながらダイヤモンドを一周した。 谷の満塁弾もありこの回一挙5点を挙げた巨人は、9回表に広島に1点を返されるも「7-4」で勝利。試合後のヒーローインタビューには、当然殊勲の一打を放った谷が呼ばれた。 お立ち台に立った谷は泣きながら「拓也とは同級生で、いつも励まし合ってプロでやってきたけど、先に逝かれて本当に悲しくて…」、「泣かないでおこうと思ったんですけど、涙が全然止まらなくて…なんとか今日の試合は、とにかく勝ちたいと思って臨みました」とコメント。天国の木村コーチに思いをはせる谷の姿は多くのファンの涙を誘った。 谷は後年、同戦での心境についてメディアのインタビューなどで明かしている。谷によると、プロ生活の中で「あれだけ気合を入れて打席に入ったことはない」といい、打席内では「絶対に打たないといけない」、「ホームランしかない」と考えていたとのこと。普段の打席で気持ちを入れすぎると空回りすることがほとんどだったというが、同戦だけは狙い通りの打撃をすることができたという。 10年前の谷と同じく、今回故人に捧げる一打を放った中村。天国の川村コンディショニング担当も、新人のころから見てきた中村のメモリアル安打をきっと喜んでいることだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月19日 06時30分
北斗晶氏が提唱したアッセンブル10.1上野大会の対戦カードを発表!
元プロレスラーでタレントの北斗晶氏の呼びかけで実現した女子プロレス団体合同イベント『アッセンブル』10.1東京・上野恩賜公園野外ステージ大会の第1弾カードが発表された。『Women’s Pro-Wrestling Assemble』2020年10月1日東京・上野恩賜公園野外ステージ<第1弾発表カード>▼PURE-J タッグマッチLeon&ライディーン鋼 対 マリ卍&勝愛実▼マーベラス 6人タッグマッチ彩羽匠&門倉凛&Maria 対 桃野美桜&神童ミコト&星月芽依▼センダイガールズ 6人タッグマッチ>里村明衣子&DASH・チサコ&岡優里佳 対 橋本千紘&愛海&金子夏穂▼シードリング タッグマッチ世志琥&花穂ノ利 対 中島安里紗&海樹リコ※レフェリー 南月たいよう▼OZアカデミー タッグマッチ尾崎魔弓&安納サオリ 対 加藤園子&AKINO 試合順は当日、各団体の代表が抽選を行い決定する。また堀田祐美子が任されているフリー枠、ダンプ松本を軸に行われるとされるレジェンド枠のカードは後日発表となる。 提供マッチによるオールスター戦は、プロレス界で過去に幾度となく行われてきた。1995年4月2日に開催されたベースボール・マガジン社主催『夢の懸け橋』(東京ドーム)は、新日本プロレス、全日本プロレス、FMW、U系各団体、インディー団体をはじめ、当時存在した女子プロレス3団体も全て参加し、6万人もの観衆を集めている。この大会に不参加を表明したWARも後楽園ホールで大会を開催し、こちらも超満員の盛況ぶり。プロレス界が盛り上がった1日となった。 実はこの東京ドーム大会に、当時復帰か引退かで迷っていた北斗氏が全日本女子プロレスの提供試合終了後に乱入する一幕があった。この時の経験が提供マッチのオールスター戦につながっているのかもしれない。(どら増田)
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スポーツ 2020年09月18日 18時30分
西武・森のエラー連発に「気持ちが強すぎ」井端氏が苦言 「ちょっと病んでるのかな」辻監督も不安、らしくない姿に心配相次ぐ
元巨人で野球解説者の井端弘和氏と元中日で野球解説者の立浪和義氏が、共に17日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。西武捕手・森友哉の守備に苦言を呈した。 同日に行われたロッテ戦に「5番・捕手」でスタメン出場した森だが、「0-0」と両チーム無得点の2回表無死二塁、ロッテ・菅野剛士のバントを先発・内海哲也とお見合いしファンブル。自身のエラーで無死一、二塁とピンチを広げると、さらに後続の岡大海のバントを三塁へ悪送球し先制点を献上。森の2エラーでこの回2点を失ったチームは、その後「1-8」でロッテに大敗した。 番組に電話で生出演した井端氏は、森の2エラーについて「1つ目(のミス)をやってから完全に慌てた。2つ目も(ボールを)しっかり握れていなかった」、「ここ何試合かスタメン落ちしていたので、何とかしないとという気持ちが強すぎたのでは」とコメント。森は同戦が4試合ぶりのスタメンだったが、結果を出そうと焦る気持ちがミスの連鎖を生んだのではと指摘した。 番組に生出演した立浪氏は、井端氏の後に話を振られた際に「(1つ目は)打球が捕手の方に戻ってきていることを考えれば、(森は)投手を声でどかしてでも(捕るべきだった)」、「(2つ目は)タイミング的に(三塁アウトは)どうかなというところだから、握り損ねたのなら一塁でアウトを取っておかなければいけなかった」と指摘。2つのエラーはどちらも判断ミスによるものだと苦言を呈した。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに1個目のエラーの時点でテンパってた感じはする」、「今日は4打数ノーヒットで打撃も守備もボロボロだった」、「苛立ちがモロに表情に出てたしメンタルやられてそうで心配」、「これで森スタメン試合は4連敗、ちょっと深刻な状態になってきてる」、「先日も泣いてたし精神面が心配、一旦二軍に落とした方がいいのでは」といった反応が多数寄せられている。 >>西武・森の号泣に「初めて見た」驚きの声 大久保元監督も「責任を感じていたはず」、サヨナラ直後の姿に反響相次ぐ<< 「2013年のドラフトで1位指名を受け西武に入団した25歳の森は昨シーズンまでに『.298・74本・332打点』といった成績を残し、昨シーズンは首位打者(.329)、パ・リーグMVPも獲得しているチームの正捕手。ただ、今シーズンはここまで打率が『.252』と2割中盤で、エラー数(6個)、捕逸数(6個)もリーグの捕手ではワーストと攻守ともに不調。8月後半からはスタメンを外れる機会も増えており、同戦は9月12日以来4試合ぶりのスタメンでした。8月27日の試合後にはベンチで号泣するなどかなり思い詰めた様子も見られているため、心身をリフレッシュされるために二軍に降格させた方がいいのではと考えているファンも少なくありません」(野球ライター) 試合後、チームの辻発彦監督は「ちょっと病んでいるという気はする」と森を心配したことが伝えられている。チームには欠かせない中心選手だが、復調の兆しが見えなければ一軍登録を抹消するのも一手なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ
プロスカウトの評価基準も変わる タイブレーク導入で「監督はつらいよ」の声
2018年03月10日 06時35分
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RIZIN年間日程を発表!堀口恭司、浅倉カンナら、5.6福岡大会のカードも続々決定【RIZIN】
2018年03月09日 21時45分
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スポーツ
新日本の会場に響いたまさかの「レッツゴー!タイチ」大合唱【新日本】
2018年03月09日 20時40分
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スポーツ
中日 松坂大輔がソフトバンクでの悪癖を繰り返す「自己流調整」
2018年03月09日 14時00分
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スポーツ
サッカーJ2 甲府、新潟が立ち向かうビッグチャレンジ
2018年03月09日 06時28分
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スポーツ
WWE王者AJスタイルズ「オレは中邑真輔と闘いたい」ヒデオ&戸澤のタッグが始動!【WWE】
2018年03月08日 21時35分
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スポーツ
KNOCK OUT初の大阪大会に、高橋兄弟とタネ・ヨシホの地元キックボクサー参戦【KNOCK OUT】
2018年03月08日 19時50分
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スポーツ
芸能界&広告界が躍起になる羽生結弦獲得の仁義なき銭バトル
2018年03月08日 14時00分
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スポーツ
高橋監督が新ルールをテスト「ペナントレース大混乱なら、野球くじはどうなる?」
2018年03月08日 06時28分
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スポーツ
「オカダ・カズチカに任せなさい!」新日本旗揚げ記念日で感じたIWGP王者の品格【新日本】
2018年03月07日 21時45分
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スポーツ
「必ず行くぞ!」IWGPヘビー級王座狙いの鈴木みのる、ドロップキックで真壁を粉砕【新日本】
2018年03月07日 21時30分
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スポーツ
ロンダはアングルと五輪メダリストタッグ!アスカの関西弁がレッスルマニアで炸裂?【WWE】
2018年03月07日 18時35分
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スポーツ
「トリプルスレットで勝負したい」シナが、レッスルマニアのAJ対中邑に割り込み宣言!【WWE】
2018年03月07日 18時00分
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スポーツ
悩める貴公子「現役続行か」「引退か」“ゆづ”のこれから
2018年03月07日 14時00分
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スポーツ
「かわいい!」ベイスターズ女性ファンイベント、今年のユニフォームは球団初のドット柄!《DeNA》
2018年03月07日 06時49分
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スポーツ
カーリング女子、“試合中にヘラヘラする”のが強さの秘訣?
2018年03月06日 22時50分
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スポーツ
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「中邑真輔」今や全世界で一番有名な日本人
2018年03月06日 14時00分
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スポーツ
上原浩治が古巣帰還へ 日本関係者が言う「次はイチローの番!」の真相
2018年03月06日 06時36分
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スポーツ
福良監督「これからは駿太との争い」オリックス宗、1番センター奪取なるか?
2018年03月06日 06時00分
特集
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分