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独走キャッチ 栗山日ハムがダルビッシュ40億資金で松阪強奪の裏工作(1)

 「風が吹けば桶屋が〜」の例えではないが、ダルビッシュ有(25)のレンジャーズ入りで日本ハムの笑いが止まらない。
 マスコミは「6年総額43億円」の年俸だけを強調するが、見逃せないのは球団がダル売却で得る約38億8000万円の入札金だ。球団はこれまでダルビッシュに費やした総資金を全額回収できたばかりか、そのほぼ同額の余剰金を得るからである。

 そのダルマネーの使い道について、津田球団社長は「球団発展へ幅広く検討する。まだ具体的には決定していないし、発表する段階じゃない」と言葉を濁したが、すでに遠大な補強計画が決まっているという。
 「思い出してほしいのが、当初、栗山英樹監督は監督ではなく、GMとして日本ハムに招聘されていたことです。つまり球団はダルビッシュをポスティングで売却することを前提に、そのダルマネーで知性派の栗山氏にチームの再構築を託したのです。今季の栗山監督に求めているのは勝敗など度外視して、来季以降に不動の人気を誇る常勝チームに作り上げること。極言すれば、条件を問わず、ダルビッシュに勝るとも劣らないスーパースターを獲得することです。ズバリ! 今季で6年契約が満了するレッドソックスの松坂大輔(31)の獲得です」(担当記者)

 栗山監督は'07年に松坂を題材にした本を著している。『怪物前夜“60億円の男”松坂大輔を育てた「嫌いにさせない」子育て術』。“いかにして松坂という天才投手が育て上げられたのか”という、ある種の教育本である。
 この一例だけを見ても、いかに栗山監督が松坂及び松坂ファミリーと太いパイプを設けているかがわかるが、見逃せないのは、松坂家のルーツが北海道だということだ。現に北海道稚内市には'08年に完成した『松坂大輔スタジアム』という公式記念館があり、松坂の幼少期から現在までの活躍を紹介した年譜とともに、横浜高校、西武、レッドソックス、WBCで使用したグローブ、バット、ユニホーム、トロフィーなどが展示されている。

 松坂の祖父・徳次さん('06年に81歳で死去)は同市の出身で、戦時中は手投げ弾の遠投記録を塗り替えた北海道の著名人。
 3人いた子供のうち二男が稚内の高校を卒業して上京。それが松坂の父・諭さんである。
 「だから北海道民は松坂に親近感を覚えているのです。'98年のドラフトで日本ハムが1位指名したこともあり、北海道でプレーしてほしいと願っている。栗山監督が密かに松坂を狙っているのはそのためです」(地元放送関係者)

 松坂は昨年9月、右ひじの手術を受け、復帰は早くても今季後半。今年で契約が満了することから、来季は日米のどの球団にも行ける。年俸は1000万ドル(約7億2000万円)だが、日本復帰は十分に可能だ。

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