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改選で理事返り咲き狙う高砂親方

 一度歩いた日の当たる道は忘れがたい−−。熱戦が繰り広げられた九州場所の一方、こちらも土俵上に負けないバトルの真っ最中だ。

 来年1月の初場所後、相撲協会の次の2年間のリーダー、理事10人、副理事3人を選挙で選ぶ役員改選が行われる。例年、九州場所はそれぞれの一門、グループごとに候補者を絞り込む時期で、今年も打ちだし後、福岡市内のあちこちで親方たちの一門会、グループ会が開かれた。
 「2日目に行われた出羽海一門会は、一門の長の出羽海(元関脇鷲羽山)、武蔵川(元横綱三重ノ海)が病気で欠席したことを理由に、候補者選びは次回に持ち越しになりました。また4日目の二所ノ関一門会も、急きょ、場所前に急逝した鳴戸親方(元横綱隆の里)をしのぶ会に切り替わり、具体的な進展はありませんでしたが、12月の次回の話し合いで新しく尾車(元大関琴風)、楯山(元関脇玉ノ富士)を理事候補に推す予定。9日目に行われた立浪一門は、これまたニューフェースの春日山親方(元幕内春日富士)が若手の支持を集め、時津風一門は年寄会会長をつとめる井筒親方(元関脇逆鉾)が有力視されています」(担当記者)

 そんな中、注目を集めているのが高砂一門。これまで九重親方(元横綱千代の富士)が2期連続して理事に選ばれているのだが、弟子が八百長問題に連座したため、理事辞任に追い込まれるなど3期目を目指すには問題も多い。それに乗じるかたちで、平成20年まで理事を務めていた高砂親方(元大関朝潮)が理事返り咲きを狙っているというのだ。
 「高砂親方は去年の初場所後、弟子の朝青龍が暴行事件を起こし引退した際に監督不行届きを問われ、ヒラ年寄に降格、次の春場所は裏口の駐車場担当という屈辱的な扱いを受けました。現在は監察委員に復帰していますが、このままでは死ねないという思いが強いんでしょう。高砂一門の理事枠は1人。一門の親方たちは頭を痛めています」(一門関係者)

 新旧理事対決に注目だ。

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