日本相撲協会
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芸能 2025年07月21日 12時00分
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
リアルライブ編集部は豊ノ島に単独インタビューを実施。前半は相撲業界のライバルや協会について掲載した。後半では、昨年開設したYouTubeチャンネルや相撲以外で挑戦したいことなどを聞いた。―YouTubeチャンネルを開設されていますが、開設された感想をお聞かせください。自分でチャンネルを作る前から見ておりました。見ていると楽しそうに撮影して、再生回数やチャンネル登録者数が増えると、利益がでるという印象でした。自分でやってみると、こんなに大変なのかと実感しました。利益を出し、稼ぐのは簡単なことではないですし、大変です。再生回数が伸びないと不安になったりしますが、相撲ファンが見たら楽しいと思えるチャンネルなんですよ。そこには自信があります。だから見てほしいと思っています。厳しい評価や「こういのは辞めた方がいい」「こういうのをやってほしい」といった要望もいってほしいです。毎週金曜日に更新しているんですが、大変です。―コメント欄はチェックされるんでしょうか。マネジャーやスタッフと⼀緒にチェックしています。いまのところ悪く書かれていることなく、見てくれた方々からは満足の声があがっていますね。正直、相撲が好きな方向けのチャンネルなので、あまり知らない方には刺さらないかなとは思います(笑)―コラボしたい方はいらっしゃいますか。元横綱の若乃花関ですね。やはり憧れの人ですし、一度イベントに出演していただいたこともあります。ファンとしてもいろいろ相撲の話を聞いてみたいです。もちろん協会の⽅に協⼒していただきたいとも思っています。―タレント業で、相撲業界の応援以外に挑戦したいことはありますか。相撲協会にいたらできなかったことがいろいろあったので、やること全てが新しいので、何でも挑戦したいです。どうしても実現させたいと思っていることは「相撲の冠番組」を持ちたいって夢があります。サッカーや野球は中継以外に番組があるじゃないですか。相撲って、いま盛り上がっているのに、番組が少ないと思うんです。NHK、BSで「大相撲どすこい研」という番組がありますが、 こういった相撲番組がもっと増えればいいなと思います。ニュースのスポーツコーナーでも、野球やサッカーはその日にあった試合がダイジェストで流れますが、相撲はその日の注目の1番だけが流されます。相撲に関わっていた身としては寂しく感じており、もっと取り上げてもらえるような番組があればいいなと。1つ番組が作られるくらい、相撲が盛り上げたいので、冠番組を持ちたいと思っています。―最後の質問ですが、今後の仕事展望、主軸にしていきたいことを教えてください。主軸はもちろん相撲ですね。相撲を盛り上げていくのが使命です。タレントになったからには、絶対に盛り上げたいと思っています。そのためにも豊ノ島の知名度をもっと上げて、相撲を広げていけるようになればと思います。相撲ファンなら必ず楽しめると自信を見せたYouTubeチャンネル。セカンドキャリアについても、相撲を中心に考えているようだ。相撲業界の冠番組もうまくいくことを祈るばかりだ。
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芸能 2025年07月20日 12時00分
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
2020年に相撲を引退、2023年に日本相撲協会を退職した豊ノ島。現在はタレントとして相撲業界を外側から応援やYouTube チャンネルの開設をしている。リアルライブ編集部では、豊ノ島に単独インタビューを実施。影響を受けた力士や親方、YouTubeチャンネルなどの話を、2回に分けて掲載する。―中学校から相撲の大会に出られてましたが、その頃から相撲業界に入ろうと思ってらしたのでしょうか。小学生の1年生からやっていました。最初はなかなか結果が出せなかったんですよね。デビュー戦では、開始1秒で負けました(笑)。だんだん力をつけていって、1年たたないぐらいで県では、ほぼ負けなくなりました。その頃から、県で勝つのはすごいことだと実感し、当時の相撲業界では若乃花さん、貴乃花さん、曙さんがいて、若貴が曙に勝つというシチュエーションがありました。それを見て育ったので、子どもの感覚ですが、相撲業界で強くなりたいと思いました。小さいながらに「僕が貴乃花を倒して引退させる」と言ってたらしいです(笑)。― どんな練習をされていたのでしょうか。小学校1年生だったのですが、小学生がやるような練習ではなかったと思います。本当に厳しい稽古で、何度も辞めたいと相談していました。でも、勝ちたいという思いや、強くなりたいというような“思い”があったから続けられました。当時通っていた相撲クラブの先輩たちがすごくかわいがってくれて。兄弟みたいな感じになっていました。実家では姉一人、妹と弟が一人ずついて、兄だけがいませんでした。自分の中で、先輩たちがお兄ちゃんみたいな存在で、父が「辞めるならお兄ちゃんたちとはもう会えなくなるからな」と言ったんですね。それが嫌で頑張れたんだと思います。「辞めてもいいぞ。その代わりにみんなには会えないからな」と言ったら、絶対辞めないと父は分かっていたんですね。いつもそう言われ、辞めなかったのは先輩たちが本当にかわいがってくれたからです。―18年間戦ってこられましたが、特に思い入れのある取組はありますか。本当に数々あるんですが、白鵬関との優勝決定戦や、琴奨菊関との優勝争い。いろいろあります。その中でも中学、高校でずっと一緒にやってきた、琴奨菊関との取組ですかね。―いろいろな力士や親方がいらっしゃったと思うのですが、特に影響を受けた方はいらっしゃいますか。さっきも話に出ましたが、琴奨菊関ですね。彼がいたおかげで最終的にプロに入ろうと思いました。中学生時代に全国大会でも優勝しましたが、高校で伸び悩みました。自信はあったんですが、結果がついてきませんでした。その頃、琴奨菊関は明徳義塾でずっと成績を残していて、「大相撲の世界に入る」とも公言していました。私も大きいことを言うタイプだったので、「相撲の世界に行くよ」とは口に出していました。でも、確固たる決意のようなものが当時はありませんでした。小さいころからの夢見ていたものをやってみたいという感覚でした。同じ高知県で試合していくうちに、琴奨菊関の決意を聞いて、自分もという気になりました。すごく意識していた相手だからこそ、スタートラインも一緒にして頑張りたいと思いました。どちらかというと、琴奨菊関に引っ張られるようにして、この世界に入りました。自分の相撲人生に一番影響を与えてくれたのは、琴奨菊関です!―ありふれた言葉ですが「良きライバル」という感じですね。そうですね、一番意識していました。極論ですが、1勝14敗だとしても、その1勝が琴奨菊関であれば満足なくらいでした。琴奨菊関は大関まで昇進して、番付も向こうの方が上でした。下の方からライバルというのはおこがましいですが、琴奨菊関が自分のことを「意識するライバル」といってくれていた事は、とてもありがたかったです。お互いに本当に良いライバルだと思っていました。―教えるのがうまいと聞きました。中から後進を育てることと、外から応援することの2つで悩まれたんじゃないかと思います。実際に悩まれましたか。教えることがうまいと言ってもらうこともありますが、なかなか難しいです。現在、女子相撲のコーチをやっていますが、指導者としてもまだまだ勉強する事もあります。現役時代に、バラエティー番組には出させていただいたことがあり、40歳になる節目に新しいことに挑戦したいと思いました。たった一度の人生なので、いろいろ挑戦してみたいという気持ちはあります。―今後の相撲業界に期待することはどんなことですか。「新しいものが⼊ってきて、どうなっていくんだろうというような気持ちにさせてもらえたらいいなと思います。業界に新しい⾵が吹いてくれたらと。独特の世界なので、いい物は残し、時代に併せて変えていいものは変わっていけばいいなと思います。時代に併せたアップデートですかね。SNS はもう少し規制を緩めてもいいんじゃないかと思います。噂通り、話し上手で相撲の話になると止まらない豊ノ島。特に琴奨菊関については、次々と言葉があふれ出している様子だった。後半では、セカンドキャリアについての話題が中心となる。
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スポーツ 2025年07月03日 19時45分
定年延長案で八角一強体制かと思いきや 年寄株問題、白鵬退職で反発広がる
元白鵬こと宮城野親方が退職したことで、対抗馬不在となり、相撲協会は八角信芳理事長の“独裁政権”が進むと見られていた。権力基盤を強化する目的で、親方・理事の定年を70歳まで延長する案を出そうとしているが、反発が広がりそうだ。協会の理事は、出羽海、二所ノ関、時津風、高砂、伊勢ヶ濱という5つの一門でポストを決める。八角理事長は、最大派閥の出羽海一門からの支持を得て、体制を維持してきた。さらに、貴乃花親方や宮城野親方といった対抗馬が辞めてしまったため、権力は強くなっていった。体制を強化するために定年延長案を出す動きが出てき、八角理事長の一強が続きそうになったところで、反発が見え始めた。宮城野親方の退職について、世間は協会のイジメという見方をしている。さらに、そう見られていることを理解している協会内部から、対応のまずさを指摘する声が上がった。定年延長では、数に限りがる「年寄株問題」がある。いつまでも上に居座られると、105しかない年寄株がいつまでたっても襲名できないのだ。ネット上では、「公益法人で独裁はあかんやろ」「非常に面白くなってきた」「区切りのいい時期に八角は理事長を辞職することが最善」といった声が上がっている。年寄株をめぐっては、1996年、境川豪章理事長が売買禁止の改革案を出したが、親方たちに猛反発された。今回に関しても居座り、株が足りなくなるのであれば若手の反発は必至だ。盤石かと思われていた八角体制。抑えていた火だねに火が付き始めたか。
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スポーツ 2023年07月26日 13時20分
朝青龍氏、新大関・豊昇龍に「朝青龍という本読んだ男」熱烈エール! 甥っ子への愛に感動の声
元横綱・朝青龍氏が26日、自身の公式Twitter(X)アカウントに投稿。甥っ子の新大関・豊昇龍に熱いエールを送り、話題となっている。 朝青龍氏は26日10時30分ごろに投稿。この日行われた豊昇龍の大関昇進伝達式など2枚の写真と共に、「おじは全ての始まりでした。しきたりわからないルール中白黒の相撲人生でした。貴方は違います。なぜなら貴方朝青龍という本読んだ男です。間違いが無いまんま上目指して行くんだじゃ無いか」、「日本に愛し、皆んなに愛と蹲踞される立派な人間なって下さい。おじより豊昇龍関へ」(原文ママ)と投稿した。 豊昇龍は12勝以上なら大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)を満たす状況だった7月場所で、「12勝3敗」と目標をクリアした上、優勝決定戦を制して自身初優勝も達成。場所後の26日、相撲協会が開いた番付編成会議と臨時理事会で、全会一致で大関昇進が決定した。 >>豊昇龍、優勝なければ大関になれなかった?「厳しすぎないか」審判部長が高いハードル設けたワケは<< 朝青龍氏の投稿を受け、ネット上には「甥っ子への愛が溢れてる素晴らしい激励」、「みんなに好かれる存在になれって言葉はグッとくる」、「豊昇龍“関”ってつけてるのもリスペクトが感じられていい」、「大関とり成功が相当嬉しかったのが見てる側にも伝わってくるな」といった感動の声が寄せられた。 朝青龍氏は7月場所中、豊昇龍の師匠・立浪親方(元小結・旭豊)に何度も連絡を入れたり、千秋楽後に豊昇龍から優勝を報告された際に涙を流したりと、大関とりの行方をかなり気にかけていたことが伝えられている。高いハードルを乗り越え、大関の座を射止めた甥っ子の姿に感無量だったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式Twitter(X)よりhttps://twitter.com/Asashoryu
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スポーツ 2022年12月28日 19時30分
平幕・逸ノ城の稽古後コメントに「最悪幕下行き」心配相次ぐ 不祥事の裏で古傷悪化? 過去には日常生活にも支障
2020年11月、2021年8月にそれぞれ新型コロナ対策の協会ガイドラインに違反し外出・飲食したとして、26日に1場所出場停止処分を受けた平幕・逸ノ城。28日の稽古後に故障情報を明かし物議を醸している。 報道によると、逸ノ城は所属する湊部屋での稽古に参加した28日に取材に応じ、ガイドライン違反・処分について「ファンの皆さんに申し訳ないです。これからしっかり考え直していきたいです」と謝罪。合わせて、「腰の痛みが結構前からずっとあるんで、それを治しながら考えて稽古しています」と腰の故障を抱えていることを明かしたという。 >>平幕・逸ノ城の処分内容に「おかみ殴ったのに軽すぎ」怒りの声 阿炎・朝乃山と明暗分かれたワケは<< 逸ノ城は2場所連続勝ち越しで迎えた2022年5月場所を新型コロナ感染により全休するも、休場明けの7月場所で「12勝3敗」をマークし自身初優勝。しかし、翌9月場所は6勝、11月場所は4勝と一転して低迷している。 逸ノ城が明かした故障情報に、ネット上では「腰痛が出ててしかも長引いてるなんて知らなかった」、「痛めたとしたら優勝した7月場所の後か?」、「過去に何度も苦しんでる古傷がまだ再発したのか」、「3年前のケースみたいにまた歩けなくなるのでは」、「今後が不安過ぎる、最悪幕下行きもあり得るのでは」といった心配の声が寄せられた。 「逸ノ城は初土俵を踏んだ2014年1月場所から現在までに複数回、腰痛やぎっくり腰に見舞われています。2019年9月場所後の稽古中に痛めた際には一時歩行が困難になるなど日常生活にも大きな支障が出たそうで、翌11月場所も回復が間に合わず全休。この影響で2014年7月場所以来となる十両転落の屈辱を味わいました。腰痛頻発の原因としては力士の中でもトップクラスの体重(現在は関取最重量の212キロ)を持つことなどが考えられますが、出場停止の間に何らかの対策を打たなければ、処分明けの2023年3月場所以降も故障休場・成績不振のリスクが続き、最悪関取の座を失う可能性もあるのでは」(相撲ライター) 逸ノ城は東前頭7枚目で迎える予定だった2023年1月場所が出場停止・全休となったことで、翌3月場所は2020年7月場所以来の十両転落が確実な状況。短期間で幕内に返り咲くためには、今後約3か月の間にどれだけ腰のコンディションを戻せるかもカギになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月27日 15時30分
平幕・逸ノ城の処分内容に「おかみ殴ったのに軽すぎ」怒りの声 阿炎・朝乃山と明暗分かれたワケは
過度な飲酒により所属部屋のおかみに暴力を振るうなどの問題を起こしているとして、相撲協会から複数回事情聴取を受けていると11月場所前に伝えられていた平幕・逸ノ城。12月26日に協会が発表した処分内容が甘すぎると物議を醸している。 報道によると、協会はこの日開いた臨時理事会の中で、逸ノ城が2020年11月、2021年8月にそれぞれ新型コロナ対策の協会ガイドラインに違反し都内のモンゴル料理店で飲食したとして1場所出場停止処分を決定。逸ノ城の師匠・湊親方にも、事態を把握しながら協会への報告を怠ったとして報酬減額(3か月20%)の処分を下したという。 一方、おかみへの暴力については協会コンプライアンス委員会が事実関係は確認したものの、5年以上前の出来事であること、おかみに逸ノ城への処分感情がないことなどから処分対象から外されたという。 >>平幕・逸ノ城の暴力疑惑、かつての横綱の二の舞? 師匠に刃向かいおかみにも危害、角界揺るがした前代未聞の大騒動<< 逸ノ城への処分内容に、ネット上では「は? どう考えても処分内容が甘すぎるだろ」、「阿炎、朝乃山と比べてペナルティの差がありすぎ」、「おかみさん殴ったのに、お咎め無しでこの程度の処分になるのは軽すぎでは」、「おかみへの暴力を時効扱いにするのもおかしい、こんなことやってたら隠ぺい体質が蔓延しかねない」といった協会への批判が相次いだ。 角界では2020年7月に平幕・阿炎が7月場所前、場所中に複数回キャバクラに出入りしていたとして「3場所出場停止、5か月50%の報酬減額」、2021年5月には大関・朝乃山(現十両)も5月場所前にキャバクラ通いを繰り返していたとして「6場所出場停止、6か月50%の報酬減額」の処分を受けている。この2力士と比較して、逸ノ城の処分内容は軽すぎないかと不満を抱いているファンも少なくないようだ。 「逸ノ城が1場所出場停止にとどまった理由ですが、報道ではおかみへの暴力は処分対象外となったこと、飲食店滞在が数時間にとどまっていること、本人も今後は協会・所属部屋のルールを順守すると誓約するなど反省の意を示していることなどが考慮されたと伝えられています。加えて、逸ノ城は阿炎・朝乃山のように外出の事実・回数について虚偽報告を行ったとはこれまで特に伝えられていませんが、この点も処分内容に差が生じた一要因と考えられます。また、協会は朝乃山を6場所出場停止とした際に多くのファンから重すぎると批判を浴びていますが、このこともあり期間を長くすると再びたたかれかねないという心理が働いた可能性もゼロではないのでは」(相撲ライター) ファンの間で物議を醸している逸ノ城への処分内容。ただ、東前頭7枚目で迎える予定だった2023年1月場所が全休となったことで、2020年7月場所以来の十両転落は確実な状況となっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月29日 15時30分
横綱審議委員会、貴景勝の綱取り示唆にブーイング「ふさわしくない」 今場所活躍も物議醸すワケは
28日に東京・両国国技館で行われた定例会合後に会見を行った横綱審議委員会・高村正彦委員長。大関・貴景勝にまつわるコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、高村委員長は会見の中で貴景勝について「相当の成績で優勝ということになれば(相撲協会から)諮問もありうるべし、という話だった」とコメント。来年1月場所は成績次第で横綱昇進の可能性がある、いわゆる綱とりの場所になるという見解を協会側と共に確認したことを説明したという。 貴景勝は先の11月場所(同月13~27日)で「12勝3敗」と好成績をマークし、平幕の高安・阿炎と共に優勝決定戦へ進出。決定戦では阿炎に敗れ優勝を逃したものの、協会・横審は横審の内規で定められている「大関が2場所連続で優勝、もしくはそれに準ずる成績」という横綱昇進条件に該当するという考えのようだ。 >>大相撲、大関・貴景勝の逃げ腰相撲に「恥ずかしくないのか」と批判 格下逸ノ城に変化・のど輪連発し呆れ声<< 高村委員長が言及した貴景勝の綱とりについて、ネット上には「優勝同点だから準ずる成績には十分値するな」と納得の声が上がったが、中には「確かに優勝手前まではいったが、だからといって来場所綱取りは時期尚早ではないか」、「今年1年大した数字残してないのに甘すぎる、来場所全勝でもふさわしくないだろ」、「照ノ富士みたいに圧倒的な成績を残してるわけでもないのに」といった反対意見もあった。 「角界では2場所連続優勝はせずとも横綱昇進を果たした力士は少なからず存在し、直近では2021年5月場所で優勝(12勝3敗)、翌7月場所で優勝次点(14勝1敗)を記録した照ノ富士が7月場所後に昇進しています。照ノ富士の場合は7月場所で全勝優勝した横綱・白鵬(現宮城野親方)と千秋楽まで優勝を争ったことに加え、2020年7月~2021年5月場所の直近1年間も優勝3回、優勝同点1回、優勝次点1回とほぼ優勝に絡んだ安定感が評価され、ファンの間からもほとんど異論は上がりませんでした。一方、貴景勝は今年1年間は優勝0回、優勝同点1回、優勝次点1回とそれほど優勝に絡んでいないこと、年間勝ち数も50勝(1場所平均約8.3勝)にとどまっていることなどから、11月場所を綱とりの起点にするのは無理があるのではと首をかしげているファンもいるようです」(相撲ライター) ファンの間では賛否が分かれている貴景勝の来場所綱とり。一部からは「照ノ富士が休場多い(今年は6場所中3場所休場)からって後釜作りに焦ってないか」という指摘も上がっているが、その照ノ富士以来となる横綱誕生は果たして実現するのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月03日 11時00分
正代を酷評の八角理事長、それでも大関昇進させたワケ 上位総崩れ以外にも深刻事情アリ?
新型コロナの影響による2年間の延期を経て、10月23日に行われた大関・正代の大関昇進披露祝賀会。出席した相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)のコメントはネット上で物議を醸した。 報道によると、八角理事長は2020年9月場所後の昇進以降優勝0回、カド番5回とほとんど結果を残せていない正代を「大関には責任感と緊張感を忘れずにいてほしい。しかし、今の正代がその境地に達しているとは思いません」、「もっと自分自身を追い込み、大関の地位の責任と誇りを実感してほしい」と叱咤激励。これを受けネット上にも同調の声が上がったが、中には「だったら最初から上げなきゃよかっただろ」といった批判も見られた。 >>大関・正代、キャリア終焉の危機到来? 稽古後に漏らした不安が物議、ファンが恐れる最悪の展開は<< 2014年3月場所で初土俵を踏んだ正代は、2015年9月場所で新十両、2016年1月場所で新入幕と初土俵から約2年で幕内まで昇進。その後は約4年間関脇~平幕中位を行ったり来たりしていた中、2020年9月場所で自身初優勝(13勝2敗)。これを受け、協会審判部は大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請。同理事長も応じたことで場所後の大関昇進が決まった。ただ、この昇進については当初からファン・親方の間で疑問の声も上がっていた。 「大関昇進は“三役以上で直近3場所33勝以上”の成績が目安とされていますが、正代は2020年9月場所終了時点で3場所32勝(8勝、11勝、13勝/いずれも関脇)とわずかに届かず。また、大関とりの起点となった2020年3月場所が勝ち越しギリギリの8勝だったこと、優勝した2020年9月場所は当時横綱の白鵬(現宮城野親方)、鶴竜(現鶴竜親方)がどちらもけがで全休していたこともあり、昇進判断は本当に妥当なのか首をかしげるファンは少なからずいました。また、当時の報道では複数の親方からも『もう1場所待ってもいいのでは』という声が上がっていたことも伝えられています」(相撲ライター) 八角理事長や審判部が正代を大関に上げた理由について、当時の報道では2020年9月場所までの直近5場所で2ケタ勝利4回と成績に安定感があったことを評価したからと伝えられている。ただ、昇進の背景にはこれ以外にも、土俵内外の様々な事情があったのではとみる向きもある。 2020年9月場所当時、幕内の最上位層である横綱・大関陣は横綱が白鵬・鶴竜、大関が朝乃山(現幕下)・貴景勝という顔ぶれ。ただ、白鵬は直近6場所で休場が4場所(途中休場含む)、鶴竜も6場所中5場所休場とどちらもいつ引退してもおかしくないような状況だったため、両大関には横綱不在場所の優勝争いを牽引し土俵を盛り上げること、ひいては自らが横綱にのし上がることが求められていた。 ただ、朝乃山は直近6場所全てで2ケタクリア、貴景勝も6場所中5場所で勝ち越し(うち2ケタ3回)とある程度安定感はあったものの、どちらもこの間優勝はゼロと停滞気味。こうした状況を打破するために、正代を新大関にして3名での競争を促す狙いがあったという見方はある。 また、9月場所を終えた次の場所は熊本出身の正代にとってご当地場所となる11月・九州場所だったが、2020年はコロナ禍の影響で東京開催に。現地観戦の機会が失われた九州のファンの興味をつなぎ止めるため、同地と縁が深い正代を大関昇進させて話題を作りたい思惑があった可能性も決してゼロではないだろう。 ただ、正代は新大関として臨んだ11月場所で負傷休場・カド番転落と多くのファンを裏切ってしまうと、その後も2022年9月場所まで優勝には縁がないまま低迷している。また、先輩大関の貴景勝も同期間は優勝1回のみ。朝乃山に至っては2021年5月場所前にコロナ感染予防の協会ガイドラインに違反し複数回キャバクラに通っていたこと、この不祥事で6場所出場停止処分を受けたことで大関から転落している。 八角理事長の正代昇進判断は、現時点では成功とはいえない状況となっている。これを覆すには何よりも正代自身の奮起が必要だが、晴れの舞台での叱咤激励は本人にどこまで響いたのか。次の11月場所は要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月26日 15時50分
大相撲、相撲協会に「巡業中止すべき」反対の声相次ぐ 先場所は174名休場、コロナ禍続くも開催は揺るがず?
平幕・逸ノ城が「12勝3敗」で自身初優勝を果たした大相撲7月場所(10~24日)。翌25日に伝えられた相撲協会の発表がネット上で物議を醸している。 報道によると協会はこの日、二子山親方(元大関・雅山)、立川親方(元関脇・土佐ノ海)の2名が新型コロナに感染したと発表。同時に、夏巡業参加予定者を対象としたPCR検査を27日に実施することも明らかにしたという。 協会は8月5日(東京・立川市)、6日(千葉・船橋市)、7日(埼玉・さいたま市)、11日(茨城・古河市)、14日(埼玉・春日部市)の日程で、約2年8か月ぶりに巡業を行う予定となっている。巡業は協会にとって貴重な収入源の一つであるため、PCR検査で協会員の体調をきっちりチェックした上でなんとか開催したい意向のようだ。 >>横綱・白鵬に貴乃花親方が激怒「一番後ろに行け!」 大麻解雇・貴源治が巡業中のトラブルを暴露、その後も遺恨は残り続けた?<< ただ、ネット上には「先場所あんなに感染者出てるのに巡業やるのはリスク高すぎでは」、「PCR検査をすること自体はいいと思うけど、結果がどうであれ巡業は中止にすべき」、「無理にやっても、先場所みたいに面子がスカスカになるのがオチなだけだと思うんだが…」と、結果にかかわらず巡業は取りやめた方がいいという指摘が多数寄せられた。 「7月場所は逸ノ城、横綱・照ノ富士(11勝4敗)、大関・貴景勝(11勝4敗)の3名が優勝争いを盛り上げた一方で、自身や同部屋力士・関係者の感染により休場を余儀なくされる力士が続出。場所前に全休が決まった力士を含めると、休場力士は全体の約3割にあたる174名(全627名中)に上りました。夏巡業の開催は今年3月に発表(日程・開催地の発表は5月)されているため、そこから数か月準備を進めてきた協会や各関係先としてはそう簡単に中止を決断できないという事情もあるのでしょうが、ファンの間では先場所と同様に感染が拡大するリスクが高すぎるとして中止を望む意見は少なくありません。2020年春~2022年春までの巡業は2021年夏(五輪開催のため)を除き、いずれもコロナ禍を理由に中止されているので、同様の理由で夏巡業を中止しても各関係先やファンから一定の理解は得られるとは思うのですが…」(相撲ライター) 仮にコロナ感染が拡大した場合、次の9月場所(11~25日)に悪影響が及ぶ展開も考えられる夏巡業。実施・中止にかかわらず、これ以上感染者が増えないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月07日 20時30分
「国技館でボールを蹴ってみたり」相撲協会・八角理事長が構想明かす スポーツの垣根越えた『TOKYO UNITE』プロジェクト始動
7日に行われた『TOKYO UNITE』報道発表会に、日本相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)が登場。同プロジェクトへの思いや具体的構想などを語った。 >>全ての画像を見る<< 『TOKYO UNITE』は本拠地を東京に置く14のスポーツチーム・団体が、チームや競技の壁を越えて協力し合い、新たな価値を生み出していくことをめざす社会イノベーションのプロジェクト。会見には八角理事長をはじめとした各チーム・団体の代表者に加え、スポーツ庁・室伏広治長官や東京都・小池百合子知事も登場した。 会見であいさつした八角理事長は「日本相撲協会の定款第3条には『我が国固有の国技である相撲道の伝統と秩序を維持し、相撲文化の振興と国民の心身向上に寄与することを目的とする』と記されており、相撲文化の振興と国民の心身向上に役立つことが我々の成すべき使命だと考えております」と、その責任を明らかにした。 その上で、「この『TOKYO UNITE』の取り組みが東京の活性化につながり、ひいては国民皆さまの幸せ、子どもたちの生き生きとした生活につながることを心から祈念しております。日本相撲協会も全面的に協力し、積極的に取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします」と同プロジェクトへの全面協力を約束した。 八角理事長は会見後半には具体的な協力方法として、東京場所が開催されない時期に、子どもたちがいろいろな運動ができるスペースとして両国国技館を開放したいという考えを明かした。「今東京の中ではだいたい、公園の中でキャッチボールとかボールを蹴るとか、そういうのは禁止なところが多いんですね。ですから、国技館の中で思い切りボールを蹴ってみたり投げてみたり、そういうことができるんじゃないか」と、遊び場を失っている子どもたちの受け皿になれればとコメントした。 また、「その後にちゃんこ鍋でも作ってあげたりとか、そういうこともいろいろ、メンバーと相談しながらですけどやっていければなと思っております」と、角界ならではの構想も口にしていた。取材・文 / 柴田雅人
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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「国技館でボールを蹴ってみたり」相撲協会・八角理事長が構想明かす スポーツの垣根越えた『TOKYO UNITE』プロジェクト始動
2022年07月07日 20時30分
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スポーツ
朝青龍氏、甥・豊昇龍の“流血”をほめる? 正代戦の相撲内容を巡るやり取りが話題「今場所1番熱い相撲だった」の声
2022年02月09日 19時30分
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スポーツ
新大関・御嶽海のコロナ感染で照ノ富士に心配の声「かなり密着してた」2日連続イベントで対戦、元白鵬ら親方衆にもリスク有か
2022年02月01日 13時35分
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スポーツ
大相撲・賭博の大甘処分、派閥争いが関係? 貴闘力氏が明かす裏事情「理事にならないようにしようとか…」真偽は
2022年01月28日 18時30分
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スポーツ
大相撲、鶴竜親方コロナ感染で北の富士氏に心配の声 ファンのSNS動画が話題「腕組んでたけど大丈夫か」
2022年01月27日 19時35分
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スポーツ
大麻解雇の元貴源治、賭博力士の処分に「法律犯しても解雇にならないw」貴乃花の味方が解雇になると指摘? 疑問の声も
2022年01月25日 21時30分
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スポーツ
2力士の賭博疑惑、「実際は5、6人いる」 貴闘力氏が裏情報暴露し衝撃、沈黙続く協会に苛立ちの声も
2022年01月08日 11時00分
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スポーツ
幕内・竜電、前代未聞の不倫騒動は今も尾を引いている? 2021年に続出、不要不急の外出で厳罰を受けた力士・親方
2021年12月31日 11時00分
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スポーツ
幕内・英乃海らの賭博疑惑が志摩ノ海の婚約に飛び火? 不祥事の“余波”に心配の声、協会側も今後の展開を危惧
2021年12月23日 15時30分
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スポーツ
横綱昇進の照ノ富士、口上内容が物議 白鵬の影響で「品格」強調?「横審の注文も踏まえたのか」の声も
2021年07月22日 11時00分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分