徳山壮磨
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スポーツ 2022年02月28日 18時30分
DeNA、ドラ2・徳山&ドラ4・三浦が無失点実戦デビュー! 即戦力右腕コンビが充実の沖縄キャンプ締め
ベイスターズ期待の大卒右腕ルーキーの2人が26日、待ちに待った実戦デビューを果たした。 23日のイーグルスとの練習試合で実戦デビューの予定が組まれていた徳山壮磨と三浦銀二の2人だが、残念ながら雨天中止。26日に行われた名護でのオープン戦、注目の“ビッグボス”の前でお披露目の場がやってきた。 まず6回に先陣を切って登板した三浦は、1フォアボールを許したもののストレート中心で押していくピッチングで、王柏融をセカンドフライ、五十幡亮汰をレフトフライ、万波中正をセンターフライと封じ込むことに成功。13球無失点でお役御免となった。 7回には徳山がマウンドに上がり、郡拓也をライトフライ、清宮幸太郎にはうまくレフト前に運ばれたが、セットポジションでも球威は落ちず、石井一成をレフトフライ、水野達稀をピッチャーゴロに打ち取った。16球無失点とこちらも上々のピッチングを披露した。 徳山はしなやかなフォームから、三浦は若干三浦大輔監督の現役時代をほうふつとさせるフォームで、ともにストレートを軸にパワーで勝負するスタイルでファイターズ打線をねじ伏せた印象だった。 担当の八馬幹典スカウトが「即戦力として先発でも中継ぎでも期待している」と評した右腕コンビは、春季キャンプの一、二軍振り分けの際、三浦監督も「スカウトからも即戦力として言われているので」と当たり前のように一軍始動を決定した期待の星。オープン戦初戦でのデビュー戦は、2人ともに声をそろえていた「開幕一軍。1年間一軍で活躍する」ことを現実にできるだけのポテンシャルを垣間見せた。 2月でキャンプは終了し、3月からは横浜をはじめ各地で本格的にオープン戦が始まる。このまま一軍に生き残れるのか。またスターターとしてローテーションに食い込むのか、それとも中継ぎとしてブルペンを支えていくのか。非凡なルーキーたちのサバイバルレースに注目していきたい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月31日 18時30分
DeNAドラ1・小園「充実した1カ月間」 同期の絆で上々のプロ生活スタート、ドラ2・徳山は意外な一面を暴露!
ベイスターズ期待の新星ルーキーたちが、1月8日からの新人合同自主トレを29日午前中に打ち上げ、ドラフト1位の小園健太(市立和歌山高)がプロとして順調な滑り出しを披露した。 7日に入寮した際は、人生初の寮生活に「不安もあります」と素直な心境を吐露していたが、約1カ月を経て「初めての環境でも、しっかりと順応しながら過ごせたのではないかと思います」と笑顔。好評の食事にも「すごくおいしいですし、栄養もしっかりと取れるメニューになっていてすごくいいと思います」とし、プロの厳しいトレーニングをこなしながら「体重も1キロぐらい増えて92キロになりました」と体調も万全だと明かした。 また「先輩たちが優しく接してくださるので住みやすいです。慣れてきましたね」と人間関係も順調だと語っており、合同トレーニング中も笑顔を見せながら和気あいあいとするシーンはよく見られた。ドラフト2位の徳山壮磨(早稲田大)は小園に対し「普段の日常ではずっと一緒にいて、だいぶ寄ってきますね」と明かし「後輩がやりやすいように自主トレできて、上下関係なくできたので良かったです」と笑顔。 取材では真面目で少々硬い印象もある小園だが、徳山は「だいぶおちゃらけですよ」と違う一面を披露。「真面目ですけど自分には素でどんどん来ます。自分も距離を取りたくはないので、ホンマ同級生みたいにできるのが一番」とのポリシーから、呼び名も最初から「徳さんでいいよと言っていたんですけど、最近はソーマと呼び始めて…徳さんと呼ぶときもあるんですけど、ソーマが増えてきましたね」と暴露。「『ソーマ起きるぞ』とアラーム鳴る前に起こされたり、よっぽどナメられてますね」と頭をかきながらも「かわいい後輩です!」と仲の良さを強調した。 2月1日からは沖縄キャンプに突入。小園と徳山の他にも4位・三浦銀二、6位・梶原昂希と4人のルーキーが一軍に抜擢された。合同自主トレで1カ月、汗を流した同期メンバーの絆とともに、厳しいプロ生活に足を踏み入れる。 取材・文 ・写真 / 萩原孝弘