スポーツ
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スポーツ 2020年03月15日 15時00分
大相撲春場所“土俵裏”…「まるでサイレント映画を見ているよう」
まるで、かつてのサイレント映画でも見ているよう。新型コロナウイルス対策のため“無観客開催”となった大相撲春場所が、3月8日から大阪市のエディオンアリーナ大阪で始まった。 大相撲観戦といえば、着飾ってマス席に陣取り、飲んで食って歓声を上げ、拍手を送る、というのが当たり前の光景だ。しかし、それらがすべてなくなったのだから、まさに異様としか言いようがない。「初日の大阪の朝はあいにくの雨で、ただでさえ人通りが少なかったのですが、正面玄関の入り口は固く閉ざされたまま。華やかな力士ののぼりも、にぎやかな寄せ太鼓もなく、事情を知らない人が表を通りかかっても、中で何が行われているか分からなかったんじゃないでしょうか。力士たちも裏口からこっそり入場し、全員マスク姿。あれでは、誰が誰だか分かりません。『そんなにまでして開催しなければいけなかったのか』とクビをひねる関係者もいました」(担当記者) 力士たちにとっても戸惑いの連続だった。ファンの熱気や歓声、「ヨイショッ」という掛け声もないまま横綱土俵入りを行った鶴竜は、苦笑しきりだ。「ここで拍手が来るかなと思ったところで掛け声もなく、(所作を)間違っているかと思った。こんな感覚の土俵入りは初めてです」 この“沈黙禍”は、人気者ほど大きかった。いつも館内が割れんばかりの拍手や歓声に背中を押されて土俵に上がる炎鵬は、この心強い味方がないのに戸惑った1人で、初日、御嶽海に全くいいところなく敗れて黒星スタート。「闘争心というか、アドレナリンが出なかったですね。何のために闘っているか、答えが見つけられなかった」 そう言って肩を落としていた。 関西出身で、いつもの春場所なら大声援が送られる大関の貴景勝も大きな違和感を抱いたようで、神妙な面持ちだった。「あらためて歓声のありがたさが分かった。お客さんも大相撲を作ってくれている」 これでは、なかなか番狂わせも起こらない。先場所、幕尻優勝をした徳勝龍も初日は完敗。八角理事長は協会あいさつで、次のような誓いを立てた。「世界中に勇気や感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことができるように努力する」 果たして、こんな状態でそれが達成できるのか。力士の反応を見る限り、簡単なことではなさそうだ。
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スポーツ 2020年03月15日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ワフー・マクダニエル」最も成功したインディアン・レスラー
子供の頃、プロレスごっこでワフー・マクダニエルのトマホーク・チョップを真似た人もいただろう。入場時にかぶるインディアンの羽根飾りも印象深かった。しかしながら日本では、アメリカのようにレジェンド級の人気を獲得するには至らなかった。※ ※ ※ この頃はあまりインディアン・スタイルのプロレスラーを見かけなくなった。 かつては若手時代のアントニオ猪木が、テレビドラマ『チャンピオン太』出演時にインディアンの“死神酋長”を演じ、平田淳嗣が海外修行時にインディアンの“サニー・トゥー・リバース”を名乗ったように、日本でもわりとポピュラーなものだった。 しかし近年では、90年代前半にWWF(現WWE)で人気を博したタタンカや、80年代前半にリッキー・スティムボートとのタッグで鳴らしたジェイ・ヤングブラッドあたりまでさかのぼらねばならない。 2007年にIWGPタッグ王座を獲得したトラヴィス・トムコ(タイトル獲得時のパートナーはジャイアント・バーナード)はインディアンの血を引き、それに由来するタトゥーを施していたが、羽根の飾り物などのコスチュームは使用していない。「流行語にもなった『インディアン嘘つかない』のフレーズから、日本ではどこかコミカルなイメージがあるものの、アメリカにおいては歴史や人種の絡む重いテーマです。かつては“開拓民を襲ったヒール役(悪玉)”やあるいは“略奪された先住民への判官びいき的なベビーフェイス役(善玉)”と、土地柄によってどちらもできる、ある意味では便利なギミックでしたが、近年は人権意識の高まりもあって安易に手を出せないのかもしれません。また、情報化の進んだ現代では偽のインディアン・ギミックはすぐにバレてしまうので、やりづらいというのもあるでしょう」(プロレスライター) 実はヤングブラッドも出自はメキシコ系で、それがインディアンを名乗ったとなれば、昨今なら大きな批判を浴びかねない。 インディアン系で最も成功したレスラーといえば、これはもうワフー・マクダニエルで間違いなかろう。 オクラホマ州出身の純血インディアン。なお、オクラホマとはインディアンの言葉で“赤い人々”を意味し、もともとはインディアン各部族を全米各地から強制移住させる目的でつくられた州であった。★50歳を超えてもメイン級で活躍 学生時代にアマレスとアメリカンフットボールで名を成したワフーは、卒業後にAFL(のちにNFLと合併したアメフトのプロリーグ)へ所属。’61年頃からはシーズンオフにプロレスのリングへも上がるようになった。 ’69年にプロレス一本となってからは、全米各地でメインイベンターとして活躍。米プロレス専門誌のベビーフェイス部門では、長きにわたってランキングのトップ10圏内に名を連ねていた。 得意技は、手刀を相手の脳天に叩きつけるトマホーク・チョップ。大きく振りかぶって打ち下ろす様子を、インディアンの使う斧(トマホーク)に見立てた命名である。 しっかり間をとってからチョップを放つ際に、観客が「ワーオ!」「フーッ!」と合いの手を入れたことから、これを合体させて「ワフー」のリングネームになったという(本人がチョップを放つときの叫び声に由来するとの説もある)。 50歳をすぎるまでメイン級で活躍していたことからも、いかにアメリカでの人気が高かったかがうかがえよう。ワフーの人気にあやかって、それを真似た選手が増えたという面もあったはずだ。 一方、日本においては、初来日の国際プロレスでストロング小林からIWA世界王座を奪取したり、全日本プロレスでは遺恨のあったアブドーラ・ザ・ブッチャーとの対戦が組まれたり、アメリカでの評価を受けて特別扱いがなされたが、それにふさわしいだけの人気獲得には至っていない。「アメリカで人気がありすぎたため定期的に来日参戦するのが困難で、ファンが付きづらかったということもあったでしょう。しかも、ラフファイト主体で試合運びは単調。実はアマレス仕込みのテクニックに長けており、グラウンドでの相手のさばき方などは見事なものなのですが、当時としては地味な印象は拭えませんでした」(同) しかし、それよりも大きかったのが日米の文化の違いであろう。 アメリカにおけるインディアンと白人社会の確執や葛藤。前述した「インディアン嘘つかない」も初出となったドラマ『ローン・レンジャー』では、その前段として「白人嘘つき」というセリフがあった。 白人にだまされて土地を奪われたインディアンの悲哀とワフーの人気は表裏一体で、そこのところを日本人が理解するのはやはり難しかったようだ。ワフー・マクダニエル***************************************PROFILE●1938年6月19日生まれ〜2002年4月19日没。アメリカ合衆国オクラホマ州出身。身長183㎝、体重120㎏。得意技/トマホーク・チョップ、トマホーク・ドロップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2020年03月14日 11時00分
ソフトB・ムーアも開幕後はスランプに? 上沢、山岡、小川が中盤以降に失速…オープン戦奪三振王たちの末路
2月16日~3月15日の日程で行われているプロ野球オープン戦。新型コロナウイルスの影響で無観客というアクシデントがありつつも、各球団はシーズンへ向け主力の調子や新戦力の見極めに努めているが、そのような中早くも存在感を発揮している新助っ人がいる。それがソフトバンクのムーアだ。 昨年12月にデトロイト・タイガースからソフトバンクに入団したムーアは、オープン戦でここまで3試合に登板し「2勝0敗・防御率0.00・13奪三振」という数字をマーク。現時点(11日終了時点)の奪三振数が全体トップということもあり、ソフトバンクファンから寄せられる期待も日に日に高まっている。 ただ、ここ3年のオープン戦の個人投手成績を振り返ってみると、奪三振数トップだった投手はいずれもその後の本シーズンで苦しみを味わっている。 昨年のオープン戦で24個の三振を奪い奪三振王に輝いた日本ハム・上沢直之は、同シーズンの開幕戦で自身初の開幕投手を務め6回3失点と粘投。この試合を含め6月までに11試合に登板し、「5勝3敗・防御率3.15・64奪三振」とまずまずの成績を残していた。 しかし、6月18日DeNA戦の6回裏、相手打者・ソトの放った打球が自身の左膝を直撃。これによって「左膝蓋骨骨折」で全治5か月と診断された上沢は手術を余儀なくされ、その後2019年シーズン中に戦線復帰を果たすことはできなかった。 2018年のオープン戦で22個の三振をマークし奪三振王となったオリックス・山岡泰輔は、開幕から先発ローテーション入り。しかし、5月5日~7月28日にかけての11登板で「0勝8敗」を喫するなど勝ち星に見放される日々が続いた。 その後8月初旬から中旬の期間に中継ぎへ配置転換されたことが契機となり、同月下旬からは先発として復調した山岡。ただ、最終成績は「7勝12敗・防御率3.95・121奪三振」と、前半戦の不振を全て取り返すことはできなかった。 2017年に24奪三振をマークしオープン戦奪三振王となったヤクルト・小川泰弘は、4月1日~5月20日にかけての8試合で「4勝2敗」と序盤は好調。しかし、同月27日中日戦で背中を痛めて戦線離脱すると、復帰後はリリーフに配置転換された。 7月7日広島戦で1イニング6失点を喫するなど、リリーフとしては今一つ振るわなかった小川。その後同月29日から再び先発に戻ったが、シーズン成績は「8勝7敗・防御率2.83・109奪三振」と物足りない成績に終わっている。 過去3名の奪三振王たちはいずれも、シーズン序盤は好調ながら中盤以降に不調、アクシデントに襲われている。このことを考えると、不振の理由は開幕前のオープン戦の段階で、早くも調子のピークが来てしまい、その後の練習でも持ち直せなかったことではないかと思われる。 今シーズンは新型コロナウイルスの影響により、本来20日に予定されていた開幕が4月以降に延期されることが決定している。普段のシーズンに比べ調整が難しくなること、そして過去3年の“タイトルホルダー”のその後を踏まえると、ムーアにもまだあまり期待しすぎない方が賢明かもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月13日 18時00分
シャラポワ引退…期待高まる“日本発ロシアンセクシー”写真集発売
「ロシアの妖精」と呼ばれたテニス選手のマリア・シャラポワが、引退を発表した。今後は“日本発! 剛毛ヘア写真集”の発売が期待されているという。「近年の力の衰えは顕著。年齢的にはまだできるはずですが、弱い姿を見せたくなかったのかもしれませんね」(スポーツ紙記者) テニスの4大大会での優勝は5回。2005年、12年には世界ランク1位を獲得した彼女。188センチの長身と、その美しさで、日本でも“シャラポワブーム”が起きた。「17歳2カ月でウインブルドン大会優勝。同大会ではマルチナ・ヒンギスに次ぐ史上2番目の年少記録でした。10代後半から20代初めごろまでは、圧倒的な強さを見せてくれました」(同・記者) 07年に肩のケガに悩まされ、09年〜10年には手術と、何度も落ち込みを見せたが復活。しかし16年、ドーピング検査で陽性反応が出て、『2年間の選手資格停止処分』を課された。17年に復帰するものの、往年の力はなく、引退に至ったようだ。「ロシア人の特長とも言えますが、10代から20代にかけてはフィジカルもビジュアルも最高に素晴らしい。でも30歳に向けて、どんどん下降していく。シャラポワはまだ32歳ですが、ロシアでは“もう32歳”なのかもしれません」(テニス雑誌ライター) 日本でも抜群な人気だった彼女の今後だが、一部から“妖精ヌード”の期待の声が囁かれているという。「現役時代には“付け乳首”やインナーの“ワレメ食い込み”で騒がれた。恋人とビーチでビキニでイチャつく姿を、パパラッチが激写。ビーチでのズバリ写真も存在するとか」(投稿雑誌編集者) 事実、引退宣言とともに、彼女には大量の私生活のセクシー写真もネット上に流出しているという。「シャラポワというと金髪のイメージがありますが、流出したビキニ水着のパンティー部分を下げた流出写真を見ると、漆黒剛毛。かなり上まで生えていて剃毛跡もあり、脱毛ではありません。頭髪が金で下ヘアが黒というのもソソります」(同・編集者) これまでたびたび来日。芸能活動にも熱心だ。「ロシア系アスリートは裸になることに、あまり抵抗がないといいます。彼女も、日本での芸能活動を考え“日本発ヌード”をやる可能性は大いにある。ロシアンヌードは一部出版社がよく出していますが、みんなヘア見せ。シャラポワもフルオープンは決まりでしょう」(写真集編集者) 50万部は確実か。
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スポーツ 2020年03月13日 11時50分
ロッテ鳥谷、二軍で潰される? 巨人戦は波乱の予感、調整も「最もイヤな思い出」になる可能性も
鳥谷敬内野手(38)が千葉ロッテ二軍に合流した。入団が遅れたため、春季キャンプをやっていない。「一人でできる練習は全てやってきた」と語っていたが、一人で行う練習には限界がある。実戦感覚を取り戻すのがまずは一番だが、鳥谷は“二軍の流儀”苦しむことになりそうだ。 「ロッテ選手の方から鳥谷に挨拶に行きました。雰囲気の明るいチームだし、すぐに馴染めそうな感じでした」(スポーツ紙記者) 新背番号「00」のアップ用ジャージーに袖を通し、打撃練習にも加わった。阪神時代と変わらない柔らかく、シャープなスイングで快音を響かせていた。その打撃を見る限り、阪神退団後もバットを振り続けてきたことが分かる。また、守備練習が始まった頃には、井口資仁監督(45)の姿も。セカンド、ショートの両方に入って軽快な動きを見せていた。それに指揮官も満足げな表彰を浮かべていたが、これがヤバイのだ。 「鳥谷はプロ1年目から、ずっと一軍でプロ野球生活を送ってきましたからね。調整のため、二軍の練習施設を利用したことはあっても、二軍戦には出場したことがないはず。長期に渡る連続試合出場の記録が証明するように、ずっと一軍でやってきましたから」(プロ野球解説者) そもそも、二軍選手とは、大きく分けて2通りのパターンがある。一軍を目指して頑張っている「これからの選手」と、すでに一軍レベルにはあるが、故障・リハビリなどのため、一時的に調整している選手だ。鳥谷は、後者のパターンということになる。 前者の選手は鳥谷のような調整組を“標的”にするのだ。 「二軍でチャンスを待っている若手、中堅は、鳥谷のような一軍での実績を持つ選手に対し、“全力”でぶつかってきます。『何で!?』って思うくらい…」(関係者) 実は、現役生活が晩年に差しかかったベテランが「もっともイヤな思い出」として語ることが多いのが、二軍調整なのだ。ベテラン投手であれば、持ち球の変化球をテストするつもりで投げたら、若手は意地になってバットに当てようとする。バッターであれば、「ぶつけても」の気持ちでインコースを攻めてくる。それで自信喪失になった話はないものの、二軍戦での成績が上らず、一軍復帰が遅れることが多々あるという。 「三浦大輔(現DeNA二軍監督)の引退を早めたのは、二軍戦とも言われています。技巧派投手だった三浦は、2ストライク前に積極的にバットを振ってくる二軍選手に、やりにくいと感じていました。そもそも、ベテラン投手には、2ストライクまで追い込む変化球と、ウイニングショットで使う変化球があります。後者のボールをなかなかテストできず、苦労していました」(前出・同) 対戦相手が一軍バッターであれば、ウイニングショットまで待っても対応できるとし、ギリギリまで甘いボールを待つ。二軍選手には一球で仕留める打撃技術がないから、初球から打って出る。これに苦しむのだ。 ロッテ関係者によれば、鳥谷の実戦デビューは3月17日の巨人二軍戦になるという。阿部慎之助二軍監督のもとで、一軍昇格を狙う“技術不足の若手投手”が、「鳥谷を抑えた」という実績を求めて、初球からエグイコースを攻めてくるのは必至だ。 繰り返しになるが、鳥谷には二軍経験がない。こうした独自の雰囲気に思うような調整ができないのでは…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月12日 22時30分
ノア、3.27横浜ラジアント大会に全日本から諏訪魔ら乗り込み!
プロレスリング・ノアは11日、27日に開催する『NOAH the SPIRIT 2020』神奈川・横浜ラジアントホール大会の全対戦カードを発表した。 メインイベントでは、中嶋勝彦、谷口周平、岡田欣也が、全日本プロレスのEvolutionチームの諏訪魔、石川修司、岡田佑介と対抗戦を行う。欣也はこの一戦のために、杉浦軍を脱退。中嶋に対抗戦出場を直訴、これを承諾され、今回のノア選抜に抜擢されている。全日本には、ノアから杉浦貴が春の最強戦士決定戦『2020チャンピオンカーニバル』に参戦することが決定しており、諏訪魔らEvolutionのメンバーは、ノアマットでインパクトを残しておきたいところ。刺激的かつ迫力のある対抗戦になるのは必至である。 セミファイナルでは、杉浦軍の桜庭和志、鈴木秀樹、関根シュレック秀樹、大原はじめ、NOSAWA論外が、拳王、マサ北宮、稲村愛輝、覇王、仁王の金剛チームと、5vs5のイリミネーションマッチを行う。“レジェンド”桜庭がラジアントホールで見られるのは贅沢なこと。『グローバルタッグリーグ2020』に向けて、ユニットの力も試される試合になるだろう。 オープニングマッチでは、『グローバルタッグリーグ2020』に、3年連続で出場する齋藤彰俊と井上雅央がシングルマッチで対戦。第2試合では、GHCヘビー級王者の潮崎豪が、丸藤正道、モハメド・ヨネとトリオを結成し、GHCナショナル王者の杉浦、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、レネ・デュプリと対戦。“若きエース”清宮海斗は、第3試合で、ジュニア勢に囲まれた8人タッグマッチに出場する。 見応えのある全5試合が、横浜の夜を熱くしてくれるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月12日 18時45分
原監督、甲子園試合の“5イニング短縮”を提案で賛否 高校野球・センバツ中止に、球界内外から反応続々
阪神甲子園球場を舞台に、19~31日の日程で行われる予定だった第92回選抜高等学校野球大会(センバツ)。11日、この大会が中止されることが決定した。 日本高等学校野球連盟(高野連)と大会主催の毎日新聞社は同日に会見を開き、新型コロナウイルスの影響を鑑み今年のセンバツの中止を決定したと発表。中止の理由について大会会長を務める毎日新聞社・丸山昌宏社長は、「選手たちが安心して甲子園でプレーできる環境を現段階では担保することが難しい」と説明した。 1924年から始まった大会の歴史上初めてとなる中止決定に、SNS上やブログでは多数の球界OBが言及している。 元巨人・上原浩治氏は、11日に自身のツイッターで「たった2年半しかない高校のクラブ… 甲子園が決まってた球児たち…」と無念さを吐露。 元広島・北別府学氏は11日に自身のブログで、「選手の皆さん、夏に向けて頑張ろう!君たちの頑張る姿は、この騒動で苦しんでいる人たちを励ますことが出来る!」とエールを送った。 また、元ソフトバンク・斉藤和巳氏は12日、自身のインスタストーリーに「全て上手く方法は難しいかもれんけど…何か…少しでも…子供達の頑張りが報われる方法を検討してもらいたい」と訴えている。 一方、今回の決定を受けては、球界外から提案や指摘が寄せられてもいる。タレント・俳優の坂上忍は12日、自身がMCを務める『バイキング』(フジテレビ系)で「初出場の高校は夏(の大会に)無条件で出場させてあげる」との救済措置を提案。 今年の箱根駅伝を制した青山学院大学・原晋監督は、12日に出演した『ひるおび!』(TBS系)で「(イニング数を)9回ではなく5回、7回にして(日程を)全体的に縮小するとか、対策を練ってやれば(開催できたのでは)」と指摘している。 こうした案に対して、ネット上からは「出場権を夏の大会に持ち越すのはいいアイデアかも」、「初出場校は無条件とか無茶苦茶すぎる、強豪校でも出場したことない選手はいっぱいいるだろ」、「5イニングにして日程短縮って考えはさすがに思いつかなかった」、「そんな特例で出場しても全ての成績が参考記録にしかならないだろ」といった反応が寄せられている。 球界内外に大きな波紋を広げている今回の一件。なお、高野連は前述した会見の中で、出場予定だった32校に何らかの救済措置を検討することを表明している。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara北別府学氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/manabu-kitabeppu/斉藤和巳氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/kazumi.66
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スポーツ 2020年03月12日 18時00分
渋野日向子からスマイル消失? 新型コロナの影響でツアー中止相次ぐ
これまでとは別の意味で“シブコ”こと渋野日向子に注目が集まってきた。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ゴルフ女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」、2戦目「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」の中止が発表された。去る2月20日から行われる予定だった全米女子プロゴルフ協会のツアー公式戦「ホンダLPGAタイランド」と、同月27日開幕予定だった「HSBC女子チャンピオンズ」(シンガポール)も中止になっており、シブコは現地入りしてからそれを知らされる“くたびれもうけ”も味わっている。「昨季はとにかく多忙だったので、いい骨休みになったのではないかと前向きに見る声と、調子を落としてしまうのではないかと心配するマイナスの見方もされています」(専門誌記者) シブコは、イギリスで「スマイルシンデレラ」と呼ばれるほど笑顔が魅力的。ツアー中でも子どもたちが求めたサインに笑顔で応じ、試合中はどんなに苦しい局面でも笑顔を絶やさない。 その笑顔が原動力となっているのは間違いないが、「笑顔を保てるのか?」という疑問が関係者から出始めている。「全英オープンを制して以来、どこに行っても注目の的。実はかなり疲れています」(同・記者) 国内開幕戦前にあえてアジア遠征を選んだのは、東京オリンピックを意識してのことだという。五輪のゴルフ競技はツアー成績に基づく世界ランキングによって出場者が決定する。原則として1カ国2人までだが、女子は6月29日までランキングの15位以内であれば1カ国につき最大4人まで出場可能で、16位以下については15位以内の有資格者も含めて60位以内から1カ国2人まで。日本人トップは畑岡奈紗が世界5位で、シブコは同11位。国内3位の鈴木愛が15位だから、この順位が続けば3人とも出場できるが…。 国内ツアーを主戦場とするシブコは、いつ終息するか先の見えない状況で、果たして笑えるのだろうか。
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スポーツ 2020年03月12日 17時30分
ラミレス監督も「プレッシャーに打ち克つ」と太鼓判! DeNA新キャプテン・佐野恵太が目指す不動の四番の座
4年目の佐野恵太が11日、横浜スタジアムでのオープン戦で2本のホームランを放ち、4打点と爆発。チームを勝利へ導いた。「甘い球が来たら初球から行くのが自分の長所」の言葉通り、2本ともにファーストストライクを迷いなく振り抜き、3回の1本目は外角高めのフォークを、8回の2本目は内角のスライダーを、それぞれセンターの深いところの右左に叩き込んだ。「日を重ねるごとに感覚は良くなっている。調子が悪かった時には打てなかったストレートを弾き返せるように打席に入る」ことで、調子は上向きになったと振り返っていた。 オープン戦はこれまで全て4番を任されていたが、結果は今一つで、周囲の雑音が聞こえて来そうな状況でもあった。だが、この日の結果を受け、ラミレス監督も「全打席とも良かった。打点は今日でチームトップで、全体でも上の方の9(点)、これで心配は拭き消した。いい意味での変化があり、成長が見えた」と満足げな表情を見せた。更に「毎試合使えば25から30本くらいホームランを打てる」とそのポテンシャルを認め、「時には苦しむだろうが、プレッシャーに打ち克ってくれると信じている」と改めて4番の座を任せることを示唆した。 昨年は開幕から代打として無類の勝負強さを発揮し、徐々に首脳陣の信頼を勝ち取ると、8月には4番に座るまでに成長。今年は去年までベイスターズの象徴・筒香嘉智が任されていた4番、レフト、そしてキャプテンと、全ての役割を引き継いだ。「激しい外野手争いだが、期待に応えられるように頑張りたい。ゆっくり調整していいような立場ではない。打てる日ばかりではない」と、気を引き締めていた。 もちろん、筒香の大きすぎる穴を佐野一人で埋める訳はないが、引き継いだポジション的に期待は自然と大きくなる。そんな周囲の声を力に変えて、25歳の若きキャプテンがベイスターズを悲願の優勝へ向かって牽引して行く。 取材・文 ・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年03月12日 17時00分
ヤクルトベンチ「当たったら死ぬぞオイ!」 阪神藤浪へのヤジが物議、「誰がヤジ飛ばしたんだ」犯人捜しも
11日に行われたヤクルト対阪神のオープン戦。この試合中にヤクルトベンチから飛ばされたヤジが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、4回裏2死の場面。ヤクルトの打者は塩見泰隆、阪神の投手は藤浪晋太郎という状況だったが、2ボール2ストライクから藤浪が投じた150キロの速球が塩見の頭部付近へ向かう暴投に。塩見が体をひねりながら間一髪で回避したため、この一球は大事には至らなかった。 塩見が回避した直後、テレビ中継の映像は一度阪神ベンチ内の映像に切り替わった。するとその直後、ヤクルトベンチから「当たったら死ぬぞオイ!」というヤジが飛ばされた。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「当たったら死ぬぞってなんだその言い方は」、「誰が言ったか知らんがヤクルトには失望した、無観客だから余計に目立つし」、「野次が飛ぶのは当然、そりゃ大事な選手の頭に抜け球がいったら怒るだろ」、「ヤジがひどいじゃねえよ、藤浪のコントロールの方がよっぽどひどいぞ」といった反応が寄せられている。 同時に、「藤浪の野次は誰が言ったのか出所が気になるな」、「口汚いヤジ飛ばした奴誰だよ」、「ヤクルトベンチの誰がヤジ飛ばしたんだ、特定して問題にした方がいい」と犯人捜しにも発展している。 「頭部付近に抜け球が当たると打者に脳震とうや目・鼻・顎の骨折をもたらす危険性があり、高校野球やメジャーリーグでは過去に死亡事故も起きています。そのため今回、藤浪が投じた抜け球に、怒りのあまりヤジを飛ばした人物がいたのは致し方ないところかもしれません。試合が通常とは違い無観客で行われていた点も、余計に注目が集まってしまった要因といえるでしょう。ただ、ファンならともかく同じ土俵で戦う他球団の人間が投手を口汚くヤジるのは、報復死球のリスクなども考えると控えた方がいいのではとも思いますが…」(野球ライター) ここ数年は制球難に陥り死球も数多く与えていることから、「またか」と呆れ声も挙がっている藤浪。ただ、同戦で投じた抜け球はこの1球だけで、この日は「4回無失点・2安打・1四球」と上々の数字を残している。文 / 柴田雅人
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
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2025年06月01日 12時00分