スポーツ
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スポーツ 2020年06月01日 18時50分
元ソフトB・川崎氏、バレンティンの“転倒”を高評価? 「明らかに調子がいい」独自の視点で状態を分析
昨年台湾プロ野球に挑戦し、現在も同地での現役続行を目指してトレーニングを積んでいる元ソフトバンクで38歳の川崎宗則氏。1日、その川崎氏が同日放送の『S☆1』(TBS系)にVTRで出演しソフトバンク・バレンティンについて言及した。 今回の番組で川崎氏は、31日に行われた巨人、ロッテ、ソフトバンクの紅白戦の中で自身が注目した選手のプレーをそれぞれ解説。ソフトバンクの紅白戦の中で注目したのがバレンティンのプレーだった。 バレンティンは31日の紅白戦の7回、ドラ3ルーキー・津森宥紀の5球目をとらえレフトスタンドへの本塁打をマーク。一方、この打席ではすっぽ抜けて顔面付近に投じられた津森の3球目に対し、バレンティンが体をよじらせ倒れ込みながら回避するというあわやのシーンもあった。 この打席を見た川崎氏は、バレンティンが転倒しながら投球を回避したシーンに着目。「いい反応ですね、集中している(ことが分かる)いい反応」と評価した。 川崎氏は続けて、「(3球目が)インコースに来た時のかわし方、あの反応の速さを見れば明らかに調子がいい(と分かる)」、「(投手の手から)ボールが離れるところからよく(ボールが)見えている」と分析。本塁打については「打った打たないはどうでもいい」と語るほど、バレンティンから状態の良さを感じたようだ。 今回の放送を受け、ネット上には「本塁打より死球の避け方を評価したのは意外過ぎる」、「回避できるほど球筋がしっかり見えてるから本塁打も打てたってこと?」、「反射神経や敏捷性も含めてしっかりトレーニングしてるから、避けるにしろ打つにしろ筋肉への伝達が速いって話なんだろうな」、「死球は長期離脱の原因にもなるから、この反応をシーズンでも維持してほしい」といった反応が多数寄せられている。 「打者が死球を受け骨折などの怪我を負うケースは珍しくなく、まだ開幕していない今シーズンもヤクルト・嶋基宏が右手親指、広島・羽月隆太郎が鼻を死球で骨折しています。また、骨折まではいかないものの途中交代を強いられることもあるため、自身に向かってきた球をうまく回避できるかはシーズンを通して結果を残すための大切な要素の1つともいえるでしょう」(野球ライター) ソフトバンクは打線の中軸を担うグラシアル、デスパイネがコロナ禍の影響で母国キューバを出国できない状況が続いているため、開幕後しばらくはバレンティンに頼らざるを得ない状況が続くとみられている。川崎氏が指摘した反応の速さをバレンティンが維持できるかどうかは、シーズンを左右する要素の1つになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月01日 18時00分
WBCが2023年延期で「代表監督にイチロー」コール
やっぱり、頼りになるのはあの男だけ!? 新型コロナウイルスの影響で’21年3月に開催予定だった第5回ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)が延期される。NPB事務局は「まだ正式には」と言葉を濁したものの、マイクを引っ込めた途端、「延期になるとは聞いていたけどね〜」とホンネを明かしていた。 だが、問題なのは延期期間。AP通信によれば、翌’22年ではなく、’23年3月になるという。「’22年、MLB機構と選手会の労使協定が改定となります。メジャーリーグは他国のことなんか考えちゃいないから…」(特派記者) 何が言いたいかというと、米球界の勝手な都合で、侍ジャパンは代表監督の人事問題を抱えてしまったのだ。 現代表監督、稲葉篤紀氏(47)の任期は「’20年夏の東京五輪まで」だった。五輪もコロナ禍で1年延長となったため、“自動延長”されていた。「’21年3月にWBC、同8月に東京五輪」と“世界選手権”を2度も戦う重圧が危惧されていたが、「’22年3月までの延長は無理」との見方が支配的だ。「稲葉監督にはスポーツ・コミュニティ・オフィサーの肩書で、日本ハムに籍が残っています。『栗山英樹監督の次は稲葉監督』の声もあります」(球界関係者) 契約上、栗山監督の任期は今季いっぱいの1年だ。五輪野球の復活、プレミア12大会の存続、WBCにメジャーのトップ選手を集結させる――。野球の国際大会を継続・発展のためにはアメリカを本気にさせなければならない。「米球界にもインパクトのある監督人事」ということで“イチロー待望論”が浮上した。「イチロー(46)が侍ジャパンの代表監督に選ばれたら、全米のスポーツニュースで取り上げられるはずです。会長付特別補佐兼インストラクターの職務に就いているマリナーズも反対しないでしょう。イチローがダメならゴジラ松井(秀喜)、黒田博樹、長谷川滋利にやってもらわないと米球界には響きません」(同) 稲葉監督は、代表選手、コーチと段階を踏んで、現在に至っているが、侍ジャパンの指揮官は強化委員会の合議制で決められている。侍ジャパンを牽引していた過去の実績からしても、イチローが選ばれる可能性は十分にある。「WBC、プレミア12以外の国際試合の反響がイマイチ。起爆剤としてもイチローが適任でしょう」(同)“イチロージャパン”誕生なら、国内のファンも喜ぶ。コロナ騒ぎで悶々とする世相を一変させられるのはこの男しかいないだろう。
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スポーツ 2020年06月01日 17時30分
DeNA・オースティン「コンディションも問題ない」 開幕へ向け視界良好!
ベイスターズの新外国人、タイラー・オースティンの現在の状態が、横浜スタジアムで行われた5月31日の練習後、球団を通じて発表された。 この日はキャッチボール、シートノック、バッティング練習の他に、特打ちでも汗を流したオースティン。現在のコンディションは「いい状態です。身体もコンディションも問題ありません」と明かした。 長い自粛期間中の同5日時点では、「強くて速い身体作り」に取り組んでいるとし、「スタジアムではバッティングマシンで打ち込みを行い、自宅では器具を利用して日々トレーニングに励んでいました。トレーニング量もしっかりと確保出来ていたので、身体の強さを感じています」と、自慢のパワーを更にアップ。現在は「開幕へ向けて身体のコンディションと、メンタル的な部分をしっかりと準備して、更に整えていきたいです」と、6月19日を見据えていた。 ベイスターズは28日と30日に紅白戦を実施。両試合とも3番としてスタメンで登場し、1安打ずつ2試合連続ヒットを放ち、フォアボールもしっかりと2つ選ぶなど結果を残した。オープン戦で打率.343、ホームラン4本と暴れていた頃の好調をキープできているようで、同19日に全体練習が再開された際に、ラミレス監督が語っていた「オースティンはタイミングの取り方がパーフェクトで、オープン戦、練習試合と良かった状態をキープ出来ている」と絶賛していたことが、裏打ちされた格好だ。 ベイスターズは6月2日から練習試合として、まず楽天ゴールデンイーグルスとの対外試合が組まれている。「今まではマシン中心に打っていたので、早く実戦感覚を取り戻せるように、試合では特にタイミングの取り方を意識したいです」と、課題を明確にし開幕を待つ。 筒香嘉智がメジャーへ羽ばたき、その穴を少しでも埋めることを期待されているオースティン。コメントでは常に「チームに貢献できれば」と話すなど、バット以外の面でも、チームを去ったキャプテンと似通った面も見せる新助っ人は、待ちに待った開幕へ向け標準を合わせていく。文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月01日 17時00分
元ソフトB・斉藤氏、“スライダー最強投手”に「漫画みたいな曲がり」 ダル・マー君越えの球? 古田氏も「見たこと無い」と驚愕
元ソフトバンクで野球解説者の斉藤和巳氏が5月31日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。元ヤクルトで現在は楽天一軍投手チーフコーチの伊藤智仁氏について言及した。 今回の動画で斉藤氏は“球種別最強投手 スライダー編”と題し、最も良いスライダーを投げると自身が思う投手を選出。そこでNPB11年間で「37勝25セーブ・防御率2.31・548奪三振」といった成績を残した伊藤氏の名を挙げた。 伊藤氏のスライダーについて、斉藤氏は「漫画の世界のような曲がり方(だった)。今まで見てきたボールの変化の量じゃないって感じたボールだった」と自身が受けた衝撃を告白。斉藤氏の目には「途中まで真っすぐ(の軌道)だけど、いったん止まってから『ギュン!』って急に横に曲がる」ように見えていたという。 また、斉藤氏によると当時伊藤氏のスライダーを捕手として実際に受けていた元ヤクルト・古田敦也氏(現野球解説者)も、伊藤氏のスライダーを「あれ以上のスライダーは見たことがない」と評していたという。 他にも、斉藤氏は「(伊藤氏は)1年目は確か怪我でオールスター前ぐらいまでしか投げていなかったのに新人王を獲って、防御率も1点台を切ってたはず。それも衝撃的だった」と、登板機会が少ないにもかかわらず新人王を獲得したことにも驚いたことを明かしている。なお、伊藤氏はプロ1年目の1993年は怪我で7月までしか一軍登板がなかったが、それまでにマークした「7勝2敗・防御率0.91・126奪三振」といった成績が評価され新人王に選ばれている。 伊藤氏のスライダーは、ダルビッシュ有(カブス)、田中将大(ヤンキース)、菅野智之(巨人)といった現代の好投手のスライダー以上だという斉藤氏。「今後あれぐらいのスライダーを投げる投手が出てくるのかどうかってくらい(の投手だった)」と語っていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「全盛期見てた人ならスライダーって聞くだけで顔が浮かぶレベルの投手だと思う」、「スーッと外に逃げるスライダーに右打者が腰砕けで空振るのは当時何度も見た記憶がある」、「90年代なら西口(文也/西武)や宣銅烈(ソン・ドンヨル/中日)のスライダーも良かったけど伊藤の球は別次元だった」、「怪我で短命に終わったのが本当に悔やまれるな」といった反応が多数寄せられている。 現役時代にヤクルト(1993-2003)で活躍した49歳の伊藤氏と、ダイエー・ソフトバンク(1996-2013/2011-2013はコーチ扱い)で活躍した42歳の斉藤氏。両者は1996~2003年にかけ現役期間が被っているが、当時は交流戦がなかったためシーズンで投げ合ったことはなく日本シリーズでも対戦してはいない。 ヤクルトに所属した11年間のうち、一軍登板がなかった年が4年(1994-1995,2002-2003)もあった伊藤氏。たび重なる右肩、右肘の怪我で実働期間は短かったが、斉藤氏は「最強のスライダー投手」と全盛期の投球を称賛していた。文 / 柴田雅人記事内の引用について斉藤和巳氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCPZTIne5_lbA02WroeXhJtQ
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スポーツ 2020年06月01日 15時30分
ロッテ育成の和田を支配下登録!「足でチームに貢献したい」
千葉ロッテは1日、育成選手の和田康士朗外野手と支配下選手契約を結んだことを発表した。 和田は1999年1月14日生まれ、埼玉県出身の21歳。左投げ左打ちで俊足が持ち味だ。身長・体重は185センチ77キロ、血液型はB型、小川高から独立リーグの富山GRNサンダーバーズを経て、2017年の育成ドラフト1位で千葉ロッテに入団。新しい背番号は63と発表されている。 支配下登録を勝ち取った和田は「嬉しいですしホッとしています。両親に感謝の気持ちを伝えたいです。ここまでの道のりはとても長く感じ、心が折れそうになったこともメチャクチャありました。母に電話をして相談をしたこともありました。母からは『悔いのが残らないようにやりなさい』、『中途半端にだけはならないようにしなさい』と励ましてもらい、その言葉がこれまでの自分の支えでした。自分のアピールポイントは足だと思うので、まずは足でチームに貢献をしたいと思っています」と安堵の表情を浮かべながら、支配下選手として気を引き締めているようだった。 井口資仁監督は「和田は自分の力で支配下選手契約を勝ち取りました。彼の一番の魅力は足。十分に一軍戦力として貢献してもらえると思っていますし、だからこそ、この開幕前の時期に支配下選手契約にしてもらいました。打撃も豪快で非常に面白い。6月2日から始まる練習試合でアピールをして、次は開幕一軍の切符を手に入れて欲しいです」と語り、2日から始まる練習試合にも帯同させる意向を明らかにしている。 19日の開幕に向けて、ロッテが着々と動き出して来たのは間違いない。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月01日 12時00分
関口宏、ゲストの岡田彰布元監督への態度が失礼? 意図した返答を得られず苛立ちか、批判集まる
5月31日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、関口宏が元阪神タイガース、オリックス・バファローズ(ブルーウェーブ)で選手・監督を務めた岡田彰布氏に強い態度を見せたことが、物議を醸した。 岡田氏は、プロ野球が6月19日に無観客で開幕することが決まったことについて、「やっとというね、開幕ですけど。まあね、サッカーとかゴルフとか、スポーツ界で先陣を切るので、まあ無観客ですけどね、マスコミを通じて勇気を与えるようなゲームをしてほしいですよね」と話す。 関口が「中止が決まってから、体力も精神的にも落ちますよね」と声を掛けると、「まあ、落ちますよね。仕切り直しっていうか、3か月遅れてますからねえ。どこの球団もいいスタートを切りたいと思ってると思うんですけど、試合数も減ったし」と岡田氏は話す。 さらに、関口は「今、肝心なことはなんですか?」と質問をぶつける。岡田氏は「いや、まあこれね、開催できないスポーツもあるのでね。まあ、そういう意味でもね、良い形でスタートを切れるようにね、そうですね、体調管理と勇気を与えるような素晴らしいゲームをやってほしいですね」と話す。 すると、関口は「コロナが収束していない」という言葉が気に入らなかったのか、露骨に苛立ちを見せ、岡田氏に「もちろんそうなんですが、そうじゃなくて、だから、それを目指して今一番選手がやるべきことはなんですか?」と強い口調で問い掛ける。 岡田氏は苦笑いを浮かべながら、「あ、やるべきこと? いやもうコロナがさっき言ったように収束していないのでね、体調だと思いますよ。始まって誰かが移ったりね、感染したりすると、またこれ、その辺が元に戻ってしまうんで…」と話すと、関口は「それはダメですね、はいはい、わかりました」と打ち切った。 さらに、注目の高卒新人千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希が、シート打撃でマウンドに上がり160キロを2度記録する「怪物ぶり」を見せた話題でも、岡田氏が「これ、チャンスですね、今年から。遅れたことによって。投げると思いますよ」と話すと、関口は不服そうに「ええ、彼はそうですよ」と呟く。岡田氏は笑顔を浮かべていたが、その心中は穏やかではなかったかもしれない。 関口の岡田氏に対する対応に、視聴者からは「失礼だ」「いくら年齢が上と言っても、もう少し尊敬の念を持てないのか?」「自分の意図する質問を求めているのか?」「岡田さんは誘導尋問に引っ掛かる人間じゃない。人選を間違えている」など、批判の声が上がった。 先週の放送でも、元中日ドラゴンズ・山本昌氏に突っかかるような態度を取り物議を醸した関口。かつて温和な名司会者と言われた人物だが、年齢とともに随分と変わってしまったようだ。
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スポーツ 2020年06月01日 12時00分
新型コロナ重症化に男性ホルモン説 28歳力士は救えなかったのか
新型コロナウイルス感染で入院していた高田川部屋の三段目力士、勝武士さんが5月13日、コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため都内の病院で死去した。28歳だった。国内で20代の死亡は初めて。日本のプロスポーツ選手が新型コロナウイルスの影響で死去するのも初だった。「相撲界に衝撃が走っています。力士は共同生活。いわゆる3密を絵に描いたような一群が相撲界ですからね。おまけに、四つに組んで名勝負を繰り広げるほど、感染率は高くなる。これではコロナが終息しない限り、大相撲は開催できませんよ」(スポーツ紙記者) 勝武士さんは中学卒業後に高田川部屋(親方・元関脇安芸乃島)に入門した。2007年春場所初土俵。身長165センチと小柄で明るい性格だった。巡業などでは初っ切り(相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物)を務めた。ただ、糖尿病の持病があったという。 医師で作家の外岡立人氏が言う。「自然に体が大きくなり、心臓や肺の働きが体の大きさに見合ったものならいいが、力士の場合、高カロリーの食事をし、連日激しい稽古で急激に体が大きくなる。亡くなった力士の闘病経過を見る限り、期間が長く、2つ目の病院に転院した後、重症化して人工呼吸器をつけなければならないほどでした。肺は目の細かいスポンジ状の組織で、気管支の末端には『肺胞』という空気がたまる小さな袋がある。新型コロナに感染して重症化すると、肺胞の壁が厚くなり、肺胞内には水がたまる。勝武士さんは4月4日に発症したとされるが、もっと前から感染しており、症状が出なかっただけなのかもしれない」 4月8日、熱が下がらず血痰が見られたため救急車を呼び、夜になって都内の大学病院に入院した。簡易検査の結果は陰性だった。 翌日、状態が悪化したため、別の大学病院へ転院。気管切開などの処置が施され、PCR検査を受けたところ、陽性と判定された。 4月19日、状態がさらに悪化。集中治療室で治療を受けたが、容体は重篤となり死去した。「勝武士も御多分に漏れず、小さい体を大きくしようと食事に苦労したみたいです。一般的に力士は朝稽古で汗を流し、腹ペコになってドカ食いするということの繰り返しで体を大きくするわけです。勝武士も吐くほど食べたらしい」(前出・スポーツ紙記者) 八角理事長(元横綱北勝海)は「力士らしく、粘り強く耐え、最後まで病気と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠って欲しいと思います」というコメントを発表した。勝武士さんの感染死は、大相撲の存立基盤そのものが脅かされているとも言えそうだ。 相撲ジャーナリストの杉山邦博氏が指摘する。「大相撲は長い伝統から培われた独特の文化がある。糖尿病は新型コロナを重症化させやすいと言われますが、糖尿病のリスクと闘いながら力士は食べている。食べることは彼らの仕事ですから。相撲協会全体で検討すべきことですが、相撲界のやり方は簡単には変わらないと思いますね」 夏場所は中止が決まっているが、続く名古屋場所(両国国技館開催予定)はどうするのか。たとえ、新型コロナが終息したとしても、第2波、第3波の流行があるとみられている。 新型コロナの感染や重症化には、男性ホルモンのアンドロゲンが関与しており、前立腺ガンの治療に用いられるアンドロゲン遮断療法(ADT)が感染予防や治療に役立つ可能性がある、とイタリアのパドバ大学などの研究チームが5月7日に発表した。「前立腺ガンは男性ホルモンによって増殖する。イタリアのある地方で前立腺ガンの患者を調査したところ、男性ホルモン遮断療法を行った患者はやっていない患者に比べ、感染率や重症化率が大幅に低かった。男性が女性より重症化しやすいのは、男性ホルモンの作用が要因の可能性があると指摘している。短期間のADTが予防や治療の手段になるとして、前立腺ガンではない男性感染者を対象に臨床試験を行うよう提言したんです」(医療関係者) 大相撲の力士は職業柄、闘争心が旺盛で男性ホルモンも高いはず。「大相撲の横綱ともなると、その傾向がより高いでしょう。亡くなった勝武士は実際どうだったかは分からないが、その可能性は十分ある」(相撲関係者) 外岡氏の話。「一般的に男性は女性に比べ、病気に弱いと言われますが、男性ホルモンが(コロナ感染の)重症化に関係するのかどうかは、何とも言えませんね」 ある相撲部屋では、部屋の中でもマスク着用を徹底させている。師匠にとって、弟子といえば、わが子同然の存在。しかしながら、弟子の半数が基礎疾患の糖尿病を抱えている部屋もある。「糖尿病や男性ホルモンで重症化しやすいと言われると、そりゃ怖いですよ」(前出・相撲関係者) 勝武士さんが所属した高田川部屋に限らず、外出自粛を徹底している部屋は多い。近々、相撲協会は力士ら希望者全員に抗体検査を実施する予定だ。「江戸時代、“史上最強の横綱”とされる谷風もインフルエンザが蔓延した際、罹患してあっさりこの世を去った。スペイン風邪の折、大相撲の一行は台湾を巡業中で力士が感染して亡くなるハプニングもあった。それでも風雪を乗り越え、今の大相撲がある」(同) コロナを押し出せ!
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スポーツ 2020年06月01日 11時50分
阪神、今回の人事で野球人生が変わる選手が? 締まりがない藤浪に代わって台頭、苦労人の“無名ルーキー”が一軍抜擢に王手か
開幕一軍メンバーの当落で明暗が別れるのは毎年のこと。しかし、今年の矢野阪神の当落争いは、大袈裟な話ではなく、当該選手のプロ野球人生にも影響してきそうだ。 藤浪晋太郎が無期限での二軍降格を告げられたのは既報通り。理由は、練習時間の遅刻に対する戒めだが、球団は“遅刻の常習性”も指摘していた。矢野燿大監督も「どうするかは、晋太郎次第」と厳しかった。 「ピッチャーでは高橋遥人がちょっと心配です。キャンプを順調に過ごし、オープン戦終盤、矢野監督は『エース候補』と絶賛していました。新型コロナ禍で実戦から遠ざかり、その間の調整に失敗したようです」(在阪記者) 対照的に評価が鰻登りなのが、ドラフト6位ルーキー投手の小川一平(右投右打)だ。昨秋の阪神のドラフト指名は高校生中心。支配下の指名選手6人のうち、5人が高校生だった。小川は唯一の大学生だったが、最後の6位指名。東海大学九州キャンパスの出身で、中央では無名に近かった。 その小川がシート打撃、紅白戦で好投し、「開幕一軍も!」と急浮上してきたのだ。キャンプ、オープン戦ではメディアを含めて、ノーマークだったが、藤浪の二軍降格と高橋の調整不良で一軍入りの可能性は高いと見ていい。 5月31日の紅白戦で好投した小川について、聞いてみた。 「(紅白戦の行われた)甲子園球場のスピードガンで152キロを計測しました。182センチの長身なので、『投球に角度がある』とは聞いていましたが、対戦したバッターは確かに打ちづらそうにしていました。変化球が独特、矢野監督が本当に一軍で使ってきたら、対戦チームも最初の対決では戸惑うでしょう」(関係者) “即戦力”ではないか。ドラフト会議前は全くと言っていいほど、名前が出ていなかった。阪神スカウト陣が地方で見つけてきた逸材とも言えるが、ライバル球団からはこんな評価も聞かれた。 「他11球団の指名リストに入っていた投手です。でも、育成枠で指名する予定でした」 詳しく聞いてみると、大学で覚醒した投手だという。しかし、スカウト陣が将来性を見極める「成績」が少なかったようである。 1年春の大会は熊本震災により、登板ナシ。2年生では大学日本代表候補の合宿にも招集されたが、3年生の時に腰を故障し、4年生最後の春季大会は部内の不祥事により、出場停止。「好投手だが、参考となるテータは少なすぎる。地方の大学リーグなので対戦バッターのレベルも…」と、他球団は支配下での指名に二の足を踏んだそうだ。 「大学では主にリリーフでした。独特なチェンジアップを投げていました。本来、チェンジアップは球速も落ちる変化球なんですが、彼の場合、通常のピッチャーが投げるようもスピードがあって(130キロ台後半)、ボールの回転数もあります」(ライバル球団スカウト) 震災、故障、不祥事。小川は「野球をやることのできる喜び」を知っている。だから、新型コロナ禍の自主練習期間も逞しく乗り切ることができるのだろう。 「性格は明るいと聞いています。選手寮では同期入団の選手、つまり、年下の高校生にもイジられているそうです」(前出・関係者) 投げることに飢えていた小川と、オトナになり切れていない藤浪。困難に立ち向かうとはどういうことなのかを考えさせられた当落劇である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月01日 11時00分
ロッテ鳥谷敬、紅白戦スタメンに「マリンの打席に立つことが出来て良かった」
今シーズン、阪神からロッテに移籍した鳥谷敬が、5月30日、31日と本拠地であるZOZOマリンスタジアムで行われた紅白戦にスタメンで出場した。 鳥谷は、30日に3番ショートでスタメン出場し、4打数無安打だったが、守備では3回には逆シングルで田村龍弘の打球を取りアウトにすると、5回には荻野貴司の打球を4-6-3の併殺を完成させるなど、軽快な動きを披露。31日の紅白戦では2番セカンドで出場。この日も3打数無安打だったが、動きは悪くなく、2日から始まる他球団との練習試合で、実戦を重ねることにより、本来のバッティングを取り戻してもらいたい。 「久々でしたが、普通の感じで試合に入る事が出来ました。とりあえず、こうやってZOZOマリンスタジアムの打席に立つ事が出来て良かったです。ここから、色々なピッチャーと対戦をして感覚を上げていきたいと思います。一軍に残れるように、競争に勝ち抜かないといけない」 このように紅白戦を振り返った鳥谷だが、球団公式インスタグラムにて行った鳥谷の質問募集で、ファンからの要望に応えて鳥谷が描いたドラえもんの絵を、ファンサービスの一環としてファンにプレゼントする企画を開始したところ、1756件の応募があったという(すでに締め切っている)。球団では、これまでも同様の企画を行っており、藤原恭大の絵には1250件、中村奨吾は1090件、佐々木朗希は680件だった。 これを伝え聞いた鳥谷は「え、本当ですか?まさかですね。事前に(ドラえもんを描くと)言ってもらえたら、もう少し準備も出来てしっかりと描けたと思うのですが…。あれで本当に良いのかどうかの部分はありますが、嬉しいです」と笑顔でコメント。鳥谷人気は、ロッテに移っても不動の地位を築いていく勢いだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月31日 17時30分
ヤクルト助っ人が阪神ルーキーに激高! セ・リーグ史上初の不名誉も、2度の大乱闘が勃発した伝説の乱打戦
新型コロナウイルスの影響で、長らく開幕延期が続いていた今シーズンのプロ野球。5月25日に開幕日が6月19日に決定し、紅白戦を開始した球団も出てくるなどにわかに活気を取り戻しつつある。 当初予定の3月20日からは約3カ月も開幕が遅れていることもあり、フラストレーションやイライラをためた選手も少なくないと思われる現状。今から約30年前のこの時期には試合中のイライラが予期せぬアクシデントに発展した試合がある。 1989年5月31日に、神宮球場で行われたヤクルト対阪神の一戦。6回裏、打席に立っていたヤクルト・パリッシュに対し、阪神のルーキー・渡辺伸彦が頭部付近への投球を連発。ついには左腕に死球を与えてしまうが、これにパリッシュが激高しバットを投げ捨てながら渡辺に詰め寄った。 この様子を見た阪神捕手・岩田徹はすぐさま背後からパリッシュを制止するが、パリッシュは制止を振りほどきながら岩田にチョップをお見舞い。これを受けた岩田がパリッシュにつかみかかったところに両軍が殺到し、押し合いへし合いの乱闘が勃発。乱闘が収まった後、審判がパリッシュに暴力行為による退場を宣告して試合は再開された。 しかし、同戦でのアクシデントはこれだけにはとどまらなかった。先ほどと同じ6回裏、パリッシュに死球をぶつけ乱闘の引き金を引いた渡辺が、今度はヤクルト・中西親志の頭部付近に球を投げてしまう。尻もちをつきながら回避した中西は、立ち上がってすぐに渡辺へ猛突進。阪神内野陣が身を挺して中西の突進を止めたところに、両軍選手が飛び蹴りをしながら乱入し再び乱闘が展開された。 乱闘の間、渡辺はヤクルト選手・コーチに外野グラウンドまで追い回されるもかろうじて捕まらず。しかし、2度目の乱闘を呼んだ投球はさすがに審判も許さず、渡辺に同年から導入されていた危険級退場を宣告した。 セ・リーグ第1号の危険球退場者となった渡辺、死球に食いかかったパリッシュ、そして後述する阪神・岡部憲章と3人もの退場者を出した同戦。試合はヤクルトが「13-9」で制したが、敗れた阪神にも7本のホームランが飛び出すなど乱打戦となった。 2度も乱闘を呼んだ渡辺は、試合後に「すっぽ抜けただけで狙ってはいない」と故意ではなく、たまたまコントロールが乱れたことよるものと語ったとされているが、その投球には伏線があったのではともいわれている。同戦の3回裏、ワイルドピッチに乗じて三塁から本塁への生還を狙ったパリッシュが、ベースカバーに入っていた岡部と交錯。岡部は足を痛め負傷退場してしまったが、渡辺の投球はこの件を受けた報復的な意味合いがあったのではとの見方もある。 なお、同戦で大暴れしたパリッシュが翌1990年にヤクルトから阪神へ移籍したため、渡辺は因縁の相手とチームメイトになることに。ただ、周囲の心配をよそに、渡辺とパリッシュは同年の春季キャンプ中に握手をして和解したという。 順調にいけば6月2~14日に予定されるオープン戦・練習試合を経て、6月19日に開幕する今シーズン。延期期間でたまった選手のフラストレーションが、思わぬ方向に向かわないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈神格化されたカール・ゴッチ〉
2016年02月13日 15時00分
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スポーツ
新指揮官の注目度ゼロでW杯金欠ピンチの日本ラグビー協会
2016年02月11日 15時00分
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スポーツ
「高橋巨人」開幕ダッシュどころじゃない! 原&江川連合5月“政権奪回”説
2016年02月10日 15時00分
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スポーツ
次期理事長を巡る八角VS貴乃花「五分五分」となった土俵外バトル
2016年02月09日 15時00分
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スポーツ
「今度こそ俺のベルトに仕上げる」棚橋弘至インターコンチへの思いを胸に2・14新潟へ
2016年02月07日 12時00分
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スポーツ
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈小橋vs健介“伝説の剛腕対決”〉
2016年02月05日 18時00分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分