大相撲
-
スポーツ 2023年05月16日 19時30分
平幕・錦木が御嶽海に神対応!「人間できすぎ」称賛の声 乱れたまわしを締め直し、土俵下で見せた気遣いが話題
15日に行われた大相撲5月場所2日目。今場所2勝目を挙げた平幕・御嶽海に対する平幕・錦木の行動が話題となっている。 前日まで「0勝1敗」の御嶽海はこの日、「1勝0敗」の平幕・北勝富士と対戦。立ち合い前に出た後に引きを見せるも、北勝富士も前のめりになりながらついていき両者同時に土俵下に転落。物言いと協議の結果、両者同体で取り直しとなったが、取り直しの一番は立ち合い後の攻防から逆に北勝富士が引き、乗じて前に出た御嶽海が寄り倒しで勝利した。 取り直しの熱戦を制した御嶽海は肩で息をしながら一礼を終え土俵下へ降りたが、北勝富士を寄る際にまわしの結び目付近をつかまれ粘られていたこともあり、結び目がほどけて、布が下に垂れたような状態になっていた。すると、自身の取組に向け土俵下で待機していた錦木もこれに気づいたのか、力水をつけるため土俵そばに立っていた御嶽海に近づきまわしを締め直し。御嶽海はまわしが締め直された後、錦木に向かって何か言葉をかけていた。 >>大相撲、御嶽海戦の一部客に「違反行為だ」取組後の指笛に批判 観戦ルール厳格化を求める声も<< この錦木の行動にネット上では「錦木が御嶽海のまわし直してて優しい」、「何も言わずに手助けするのは好感が持てるな」、「黙ってても呼び出しの人とかが直しそうなのに、自ら進んでサポートするなんて人間できすぎてる」、「こういう気遣いができる力士は応援したくなるな」といった称賛の声が上がった。 「錦木は初土俵を踏んだ2006年3月場所から現役を続けている32歳のベテランで、心優しく真面目な性格の持ち主として知られています。2020年7月場所では3日目・松鳳山戦を寄り倒しで制した直後、尻もちをつくように土俵外に倒れた相手を優しく抱き起こしたことも話題になっています」(相撲ライター) 土俵下で見せたさりげない気遣いが注目を集めた錦木。ただ、北勝富士戦の2番後に迎えた自身の取組では、平幕・金峰山相手に突き落としで敗れ今場所2敗目を喫している。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年05月16日 15時30分
関脇・若元春に「ブチギレてないか」の声 格下突き飛ばし仏頂面のワケ、厳しい攻めは弟の長期離脱も影響?
15日に行われた5月場所2日目。今場所2勝目をマークした関脇・若元春が見せた相撲が話題となっている。 初日に平幕・遠藤を下した若元春はこの日、前日に小結・琴ノ若に敗れた翔猿と対戦。立ち合い右をかち上げながらぶつかると、相手の右脇に左手をあてがいつつ、両手で一押し。これで翔猿を土俵際まで追い込むと、さらに相手のあご付近に強烈なもろ手突きを見舞い吹っ飛ばした。 取組時間約2秒で格下相手に完勝した若元春。ただ、本人は取組後の一礼のため西の徳俵前に戻る途中、眉間にしわを寄せながら左手でさがり(まわしに挟み込むひも状の装飾品)をビっと勢いよく引き抜くなど、取組終了後もピリついたような雰囲気を醸し出していた。 >>元横綱・白鵬、現役時代は睡眠薬ナシで寝られず? 引退前に苦悩「晩年の1年半から…」告白に驚きの声<< 若元春が見せた相撲を受け、ネット上には「ブチギレてないかって思うほど強烈な攻めだ」、「相性悪いわけでもない(幕内での対戦成績は若元春の5勝2敗/5月場所前時点)のに何をピリピリしてたんだ?」、「大関とりに向けて1つも取りこぼしたくないってことなのか」、「弟の分まで頑張らないとって気持ちもあるのかな」といった驚きの声が寄せられた。 「今年の若元春は新小結として迎えた1月場所を『9勝6敗』で勝ち越すと、続く3月場所は『11勝4敗』とさらに白星を挙げ場所後に新関脇に昇進。今場所は13勝以上なら大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)を満たす状況ですが、来場所へ向けての足固めも考えるとなるべく取りこぼしはせずに2ケタ以上の白星を稼ぎたいところです。若元春としては機敏な動きが持ち味の翔猿に時間を与えると、足元をすくわれかねないと判断し、先手をとって一気に勝負を決めなければと考えていたのでは。また、弟の関脇・若隆景が3月場所終了後に右膝の手術を受け長期離脱に入っていることも気迫を見せた一要因になっている可能性もありそうです」(相撲ライター) 3月場所は霧馬山(優勝)、大栄翔(優勝同点)の「12勝3敗」に星の差1つと優勝に手が届きそうなところまで迫った若元春。連勝スタートを飾った今場所も優勝争いを盛り上げていくことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年05月15日 15時30分
大相撲、貴景勝が初日勝利も「また休場しそう」心配の声 格下相手に立ち合い変化、カド番脱出に早くも暗雲?
15日に行われた大相撲5月場所初日。今場所初白星を挙げた大関・貴景勝の相撲が物議を醸している。 貴景勝はこの日、結び前の一番で平幕・阿炎と対戦。両者はともに力強い突き押しを武器とする力士で、立ち合いからの激しいぶつかり合いを期待するファンも少なくなかった。 ところが、迎えた一番は阿炎が立ち合いから勢いよくもろ手突きを仕掛ける一方、貴景勝は阿炎の右脇腹に左手を当てながら左方向に変化。体勢を崩した阿炎は前のめりになりながらなおも前に出ようとするも、貴景勝は阿炎の右腕を手繰りつつ土俵外へ押し出した。 >>大相撲、貴景勝戦前のヤジに場内ドン引き?「邪魔するなら帰れ!」一部客の行動に批判、取組にも影響か<< この貴景勝の相撲に、ネット上では「格下相手に注文相撲はガッカリ」などと失望の声が上がったが、それ以上に「膝の怪我は回復順調じゃなかったのかよ」、「明らかに強い当たりを受けられる状態じゃないだろ」、「初日からこの調子じゃ千秋楽まで持たないんじゃないか」、「日を追うごとに悪化していきそうで怖いし、最悪また途中休場しそう」といった状態を心配するコメントが寄せられた。 「貴景勝は先場所3日目の平幕・正代戦(押し出しで勝利)で左膝を痛めると、6日目の平幕・御嶽海戦(押し出しで敗戦)で状態が悪化し翌7日目から休場。『3勝4敗8休』で場所を終えることになり、綱取りから一転してカド番に転落しました。今場所前の報道では師匠・常盤山親方(元小結・隆三杉)が左膝故障について『だいぶ良くなっている』とコメントしたことが伝えられていたのですが、今回の阿炎戦を見る限りでは完全回復にはほど遠い状況のようです」(相撲ライター) この日NHK中継で解説を務めた舞の海秀平氏(元小結)からも「押し込めないんじゃないか、押し負けるんじゃないかという、そういう不安があって左からかわしたのかな」と指摘されている貴景勝。左膝故障の影響で下半身がうまく使えないとなると、カド番脱出へ必要な8勝も一筋縄ではいかないことが予想されるが、2日目以降どのように戦っていくのかは要注目だ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2023年05月11日 20時30分
元横綱・白鵬、現役時代は睡眠薬ナシで寝られず? 引退前に苦悩「晩年の1年半から…」告白に驚きの声
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が10日、自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に元横綱・白鵬(現宮城野親方)が登場。自身の現役時代にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で白鵬は宮城野部屋を訪れた臥牙丸氏とちゃんこをつつきながら、現役時代の思い出や弟子に求める食事面のノルマなどを話した。その中で、白鵬は現役晩年に睡眠薬が欠かせなくなっていたという話を明かした。 白鵬は初土俵を踏んだ2001年3月から2021年9月場所後に引退するまでの現役生活で、優勝45回、通算1187勝、横綱在位84場所など数々の記録を樹立。横綱・千代の富士(元九重親方)と並ぶ歴代1位タイの優勝決定戦勝利数(6勝)もマークするなど稀代の勝負強さを誇った。 >>元横綱・白鵬が豊昇龍に苦言「この相撲とってほしくない」トーナメント戦の強引な投げ問題視、先場所の二の舞となるリスクも?<< 現役時代の白鵬は重圧・緊張感とうまく付き合いながら力を発揮していたようで、臥牙丸氏も自身の現役時代(2005年11月場所~2020年11月場所)に「ガガ、緊張しない時はもう(相撲に)興味ないってことだから。興味がある間は緊張するけど、その緊張をどうやってうまく使うかは自分次第だよ」と白鵬から助言をもらったことがあるという。 ただ、白鵬はこの話の直後に「晩年の1年半から2年(は)もう夜も眠れなくなってきて…」と、現役末期の2019~2021年ごろは睡眠に支障が出るなど重圧に耐えきれなくなっていたことを明かす。また、「ついに(睡眠)薬に手を出した。そうじゃないとちょっと寝れない」と、この間は睡眠薬が欠かせない状態だったという。 一方、現役引退から約1年半がたつ現在は「今は頭を(枕に)置けば寝られる」と睡眠に全く問題はないとのこと。また、「ご飯がおいしい。酒がおいしい。何が一番幸せって、明日朝稽古がないのが幸せ」と、日常生活も生き生きとしていることを笑顔で語っていた。 白鵬の発言を受け、ネット上には「薬飲まないと寝られないなんて壮絶すぎる」、「白鵬がそこまで苦しむって常人ならおかしくなってるのでは」、「あの時は相当叩かれてたけど、本人的にもやっぱりしんどかったのか」、「現役末期に比べたら、親方業の苦労なんて屁でもないんだろうか」といった驚きの声が寄せられた。 2019~2021年の白鵬はかち上げ・エルボーの多用やダメ押しなどが元々問題視されていたことに加え、6場所連続で休場(2020年7月~2021年5月)するなど稼働率も落ちていた時期。相撲ファンからバッシングを受けるのみならず、横綱審議委員会からも内規で定めた決議の中で2番目に重い「注意」を決議される(2020年11月場所後)など相当な逆風が吹いていたが、本人も心身に大きなダメージを負っていたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
-
スポーツ 2023年05月06日 11時00分
元大関・朝乃山、5月場所の優勝争い厳しい?“キャバクラ謹慎”乗り越え幕内帰還も、先場所露呈した致命的弱点は
5月14~28日にかけ開催が予定される大相撲5月場所。横綱・照ノ富士の出場可否、3月場所優勝・霧馬山の大関とりと並んで注目されるのが元大関・朝乃山の幕内復帰だ。 朝乃山は当時大関だった2021年5月場所前、新型コロナ感染予防の協会ガイドラインに違反し複数回キャバクラに通っていたことが一部報道により発覚。協会側に当初事実無根と虚偽の報告を行ったことも響き、同年6月に「6場所出場停止、50%の減給6カ月」という処分を下された。 処分が明けた2022年7月場所では西三段目22枚目まで番付を落としていた朝乃山だが、同場所で三段目優勝を果たすと幕下も2場所で通過。十両に復帰した2023年1月場所では十両優勝(14勝1敗)を果たすも筆頭に留め置かれたが、3月場所で「13勝2敗」をマーク。5月場所では実に9場所ぶりに幕内に復帰することが決定的となっている。 >>ネット騒然、朝乃山優勝直後の一部観客に「民度低すぎる」怒りの声 今場所相次ぐルール違反、今度は“指笛”<< 3月場所後の朝乃山は春巡業(4月2~30日)をかぜで一時離脱する事態に見舞われながらも積極的に稽古を行っており、4月25日にはコロナ禍前ぶりに出稽古を行ったことも伝えられている。元々大関を張っていた実力に加え、場所前調整も順調とあれば優勝争いも大いに期待できそうな調整ぶりだが、「いきなり優勝争いはキツい」、「とりあえず2ケタ勝てば今場所は御の字では」と期待が膨らんでいないファンもいるようだ。 「一部ファンが朝乃山にシビアな視線を向けているのは、3月場所の内容が関係しているとみられます。同場所の朝乃山は13勝2敗と数字だけを見れば立派ですが、2敗のうち1敗は過去のガイドライン違反・外食発覚により1月場所休場処分を食らった上、3月場所前にはヘルニア除去手術を受けさほど稽古ができていなかった逸ノ城。もう1敗は平幕で黒星先行と苦戦する中で十両取組に当てられた王鵬と、お世辞にも好調とはいえないような力士相手に負けています。また、千秋楽では1月場所で幕下15枚目格付出としてデビュー、3月場所で十両に上がったばかりの落合相手に勝ちはしたものの終始攻められるという一番もありました」(相撲ライター) 逸ノ城、王鵬相手の敗戦、落合相手の大苦戦が低評価につながっている朝乃山だが、この3番はいずれも立ち合いすぐに右を差され、抱え込まれたことで劣勢に追い込まれている。得意とする右四つ左上手に付け込まれている形だが、左腕の使い方を工夫し差し手を封じる、立ち合いの当たりを強くし容易に差させないようにするといった対策をとらなければ、5月場所も取りこぼしが頻発しかねない。 実際、朝乃山自身もこの点は重大な問題と認識しているようで、4月23日には照ノ富士から右四つにおける左右の腕の使い方について助言をもらったことが伝えられている。本人は「頭に入れてやっていかないといけない。すぐにはできないので、少しずつやっていかないと」と一朝一夕で習得できるような技術ではないと示唆したというが、右四つを武器に横綱まで上り詰めた照ノ富士の教えをどこまで落とし込めるかが今場所、そして今後のキャリアを大きく左右しそうだ。 5月場所の朝乃山は平幕中位、前頭10枚目前後に置かれると予想されている。上位陣との対戦はあまり組まれない位置だが、優勝争いに絡めば審判部が割を崩して上位戦を組む可能性は十分。展開次第では霧馬山、豊昇龍、若元春といった、自身の出場停止中に三役にのし上がってきた力士たちとの対決もあり得るが、元大関の実力を見せつけるのか、それとも思わぬ苦戦をしいられるのかは要注目だ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2023年04月14日 18時30分
関脇・若隆景、長期離脱濃厚で驚きの声「休場前は完勝だったのに」 先場所直後に右ひざ手術、師匠も関取陥落を覚悟か
右膝故障を理由に、先月行われた大相撲3月場所を14日目から途中休場した関脇・若隆景。4月14日に伝えられた手術情報が物議を醸している。 報道によると、若隆景は3月場所終了後すぐに右膝前十字靱帯の再建手術を受けたとのこと。既に退院しているというが、師匠・荒汐親方(元幕内・蒼国来)は「復帰には半年以上かかる」、「しっかり治してから出ることは本人に言ってあるし、それまでは出すつもりもない」と長期離脱は避けられない見通しを説明したという。 若隆景は3月場所13日目の小結・琴ノ若戦で右膝を痛め、翌14日目に「右前十字靱帯損傷、右外側半月板損傷などで3カ月程度の療養を要する」との診断書を相撲協会に提出し休場。診断書の内容から5月場所は全休、7月場所で復帰と見込まれていたが、今回の手術により年内復帰も不透明な状況となった。 >>大相撲、貴景勝戦前のヤジに場内ドン引き?「邪魔するなら帰れ!」一部客の行動に批判、取組にも影響か<< 若隆景の手術報道を受け、ネット上には「え、そんなに重傷だったの!?」、「診断書の内容以上に離脱長引くのか」、「ここまで事態が深刻だったとは、休場前は完勝だったのに」、「7月復帰ならまだ関取でいれたけど、それ以上延びるなら幕下転落は避けられないな」といった驚きの声が寄せられた。 「若隆景は3月場所の琴ノ若戦で、土俵際に追い込まれた状態からうっちゃり気味に上手投げを仕掛けたことで右膝を負傷しています。しかし、勝負審判に両者同体と判定され迎えた取り直しの一番では、立ち合い鋭くぶつかり一気に琴ノ若を押し出し完勝。その後花道を下がる際もさほど足を引きずってはいませんでした。このこともあり、休場発表当初は3か月もかからずに回復できるのではという見方も多くありましたが、離脱期間が倍以上になることが予想外だったファンも少なくないようです」(相撲ライター) 3月場所までは7場所連続で三役に在位し、次期大関候補の一人として期待されていた若隆景。今回の手術により2018年3月場所以来となる幕下以下への転落も確実視されているが、コンディションを回復させ再びはい上がることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年04月06日 19時45分
関脇・豊昇龍、稽古後に次場所の抱負語るも厳しい声? 八角理事長も苦言、“悪癖”が治れば大関とりに光明か
先月行われた大相撲3月場所で「10勝5敗」と2ケタ勝利をマークした関脇・豊昇龍。5日に伝えられた5月場所についてのコメントが話題となっている。 報道によると、豊昇龍は同日に愛知・稲沢市で行われた春巡業での稽古後に取材に対応。その中で、関脇・霧馬山が「12勝3敗」で3月場所を制したことを念頭に「体の大きさは同じくらい。新関脇で優勝しているのは自分にとっても悔しいし、なんで自分ができないかなって。自分もやらないといけない」、「大関になるのは自分の夢。頑張りたい」と次場所へ闘志をにじませたという。 豊昇龍は今年1月場所で8勝、3月場所で10勝を挙げており、5月場所は15戦全勝なら大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)を満たす状況。仮に全勝なら優勝・場所後昇進は確実で、そうでなくても2ケタ以上なら7月場所での大関とりにつながる重要な場所だ。豊昇龍は同じモンゴル出身で幼少期からの仲である霧馬山の優勝に刺激され、次場所は自分が活躍すると息巻いているようだ。 >>大相撲、豊昇龍に投げられた力士が病院送りに! 師匠は引退も覚悟、トーナメント戦以前にもあった危険な取り口<< 豊昇龍の稽古後コメントに、ネット上では次場所の躍進を願う応援コメントが寄せられた。ただ、中には「今のままなら来場所は口だけの結果になりそう」、「無理な取り口続けてる内はキツいだろ」、「楽して勝ちにいくのを辞めないと上目指すのは到底無理」といった厳しい指摘も多く見られた。 「現在23歳の豊昇龍は2018年1月場所の初土俵から5年で三役に定着と順調に出世中ですが、かねて安易な奇襲や無理な投げが目立つことが問題視されています。3月場所でも6日目の平幕・阿武咲で注文相撲を見せたり、12日目の霧馬山戦で立ち合い顔面張り手を繰り出したりと“悪癖”は変わっておらず、相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)が『変化気味の楽をして勝とうとする相撲が多かった』と苦言を呈したことも伝えられています」(相撲ライター) 根深い課題を抱えながらも2020年9月場所から幕内、2022年3月場所から三役を維持し続けている豊昇龍。課題をつぶせばおじ・朝青龍氏(元横綱)のような圧倒的な存在に大化けする可能性も十分なだけに、現状を歯がゆく思っているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年04月01日 11時00分
関脇・霧馬山、次場所の大関とりにファンから不満?「状況分かってるのか」審判部長は直近2場所評価も異論相次ぐ
3月12~26日にかけ行われた大相撲3月場所。横綱・照ノ富士が両膝故障で初日から全休、綱取りがかかった大関・貴景勝が左膝負傷で7日目から途中休場と横綱・大関陣が全滅した場所を制したのが関脇・霧馬山だった。 霧馬山は7日目までは「4勝3敗」とそれほど星は伸びていなかったが、8日目以降は14日目まで怒涛の7連勝(不戦勝1含む)をマーク。さらに、迎えた千秋楽では星の差1つで追っていた関脇・大栄翔を本割で下し「12勝3敗」のタイに持ち込むと、優勝決定戦でも大栄翔を撃破した。 優勝一夜明け会見では「うれしくてご飯が食べられなかった」と、2015年5月場所の初土俵から約8年での初優勝を心の底から喜んだという霧馬山。相撲協会・佐渡ヶ嶽審判部長(元関脇・琴ノ若)は「大関とり?そうですね。三役で2桁勝っていますから」と、霧馬山にとって来場所は大関昇進がかかる場所になると明言したという。 >>大相撲、貴景勝戦前のヤジに場内ドン引き?「邪魔するなら帰れ!」一部客の行動に批判、取組にも影響か<< 「角界では大関昇進まで『三役で直近3場所33勝以上』という目安がありますが、霧馬山は小結で臨んだ2023年1月場所で11勝、今場所で12勝をマーク。2場所で計23勝を稼いでいるため、次の5月場所で10勝以上を記録すれば昇進目安を満たすことになります。もちろん33勝はあくまで目安で、2ケタクリアでも昇進が見送られる可能性もゼロではありません。ただ、審判部長はここ2場所の成績を高く評価しているようですので、次場所は早々に優勝争いから脱落し千秋楽で何とか10勝目に到達など、よほど悪い内容でなければ2ケタクリアで昇進が実現することが濃厚です」(相撲ライター) 佐渡ヶ嶽審判部長が大関とりを明言したこともあり、霧馬山には早くも5月場所での活躍を期待する声が集まっている。だが、ファンの反応は期待一色ではなく、中には「成績安定してるし今場所後昇進でもよかっただろ」、「霧馬山が失敗、貴景勝が負け越しなら大関消えるって状況分かってるのか」といった審判部長への不満も見られた。 霧馬山は2場所連続2ケタクリアが佐渡ヶ嶽審判部長に評価されているが、その前も5場所連続で勝ち越し中(うち2ケタクリア3回)。2022年11月場所は小結で8勝だったため、今場所までの3場所成績は31勝と目安に2勝満たないが、7場所連続で勝ち越している安定感、今場所で優勝という最高の結果を残したことを加味し、目安にこだわらず昇進させてもよかったという意見は少なくない。 また、霧馬山の成績面に加え、現在の大関事情も今場所後昇進が推される一要因となっているようだ。霧馬山の連続勝ち越しが始まった2022年3月場所時点では貴景勝、御嶽海、正代と3名の大関がいたが、御嶽海は同年7月場所、正代は同年11月場所でそれぞれ陥落。残る貴景勝も3月場所休場でカド番に転落したため、5月場所で負け越しなら大関が1人もいない状況となる。事態が事態だけに、判断を少し甘くしてでも霧馬山を昇進させた方がいいという考え方もあるようだ。 一夜明け会見では、所属する陸奥部屋付きの鶴竜親方(元横綱)が6月に予定する断髪式に大関として出たいという意向を明かしたという霧馬山。今場所後の昇進話は出なかったが、5月場所で大関の座をつかみ、胸を張って断髪式に参加することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年03月27日 20時30分
平幕・阿炎、遠藤を土俵下へ吹っ飛ばし「骨折あり得た」と批判 のど輪・頭突き連発が物議、先場所のリベンジ狙ったか
26日に行われた大相撲3月場所千秋楽。今場所9勝目を挙げた平幕・阿炎の相撲がネット上で物議を醸している。 前日まで「8勝6敗」の阿炎はこの日、「9勝5敗」の平幕・遠藤と対戦。立ち合い遠藤の首元に右のかち上げを見舞うと、間髪入れずに両手でのど輪を繰り出す。上体を起こされた遠藤は阿炎の右腕をたぐろうとするも、阿炎は構わずにもろ手突きを続け遠藤を突き放した。 さらに、阿炎は圧力を受け土俵際に追い込まれた遠藤に対し、あご付近に頭をぶつけながら強烈な一押しを見舞う。モロに押された遠藤は土俵下へ飛び込むような形で転落し敗戦となったが、阿炎は落ちた遠藤に全く目もくれずに東の徳俵前へ。遠藤もすぐに土俵上へ戻り取組後の一礼を行ったが、幸いにも取組後の報道では故障情報などは特に伝えられていない。 >>大相撲、貴景勝戦前のヤジに場内ドン引き?「邪魔するなら帰れ!」一部客の行動に批判、取組にも影響か<< この阿炎の相撲に、ネット上では「勝ちは勝ちだけどちょっと内容が乱暴じゃないか」、「かち上げ、のど輪、頭突きは凄いな、どんだけ相撲荒いんだよ」、「何か恨みでもあるのかって感じの手荒い取り口で褒められたもんじゃない」、「遠藤の土俵下ダイブはヒヤッとした、最悪骨折とかもあり得たのでは」といった批判が寄せられた。 「阿炎は3月場所前時点で対遠藤は『11勝3敗』とかなり得意にしていますが、1月場所14日目の対戦では2019年7月場所以来約3年半ぶりに敗戦。同戦は立ち合いのもろ手突きを遠藤にかいくぐられて組みつかれると、そこから成すすべなく土俵外へ寄り切られるなど相撲内容も完敗でした。そのため、阿炎としては遠藤に苦手意識を払しょくさせないためにも、今回の対戦は圧倒的な形で勝利しなければと少々気合いが入り過ぎていた可能性もあるのでは」(相撲ライター) 千秋楽を白星で締めると同時に、2021年9月場所(11勝4敗)以来約1年半ぶりとなる遠藤の2ケタ勝利を阻止した阿炎。相撲内容は物議を醸してはいるものの、先場所のリベンジには十分成功したと言えそうだ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2023年03月24日 17時30分
大相撲、豊昇龍に「余計なことしますね」 霧馬山戦の立ち合い張り手を解説酷評、叔父・朝青龍氏やファンもため息
23日に行われた大相撲3月場所12日目。今場所4敗目を喫した関脇・豊昇龍の相撲が物議を醸している。 前日まで「8勝3敗」の豊昇龍はこの日、同じく「8勝3敗」の関脇・霧馬山と対戦。立ち合い、豊昇龍は左足を踏み込んで前に出ると同時に、霧馬山の顔面に左手で張り手を見舞う。だが、霧馬山は全くひるまず逆に左上手を許してしまった。 不利な体勢となった豊昇龍は霧馬山の左足を右足で払おうとしたが、これも不発となると、右前まわしもつかんだ霧馬山から一気に土俵際へ追い込まれる。一度は押し返した豊昇龍だったが、霧馬山に再び土俵際まで寄られると、最後は左の上手投げで地面に転がされ敗戦となった。 >>大相撲、豊昇龍の悪あがきに「相手壊す気か」と批判 無理な足取りで転倒させ物議、解説は先場所故障の影響指摘<< この日ABEMA中継で解説を務めた明月院秀政氏(元小結・千代大龍)は、取組後に流れたリプレー映像を見ながら「余計なことしますね。いらないですよ本当に。でほら、もう相手にいい形になられちゃった」と、立ち合いの張り手が逆に相手に付け入る隙を与える結果になったと厳しく指摘。 また、ネット上にも「立ち合いの張り手が完全に裏目に出たな」、「張りながら右を差したかったんだろうが逆効果だった」、「正攻法じゃなく奇襲を選ぶからこういうことになるんだ」、「変なことせずまともに当たってたらまだ戦えてただろうに」といった、立ち合い張り手が致命傷になったとするコメントが見られた。 「立ち合いの張り手は成功すれば相手の出足をそぎ、ひるんだ隙を突き腕を差せるといったメリットが見込めますが、相手の顔に手を伸ばすという動作の関係上どうしても上体が起きたり脇が空いたりしますので、一気に懐に入られ不利になるデメリットもあります。今回の一番については、張り手に全く動じず霧馬山に中に入られた豊昇龍の作戦負けと言えるでしょう」(相撲ライター) この日の豊昇龍の相撲については、叔父の朝青龍氏も取組後に自身のTwitterに「またまた相撲覚える事が必要(原文ママ)」といい内容ではなかったという旨を投稿している。豊昇龍はかねて立ち合い変化、張り差しの多さが課題とされているが、克服にはまだまだ時間がかかりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式Twitterよりhttps://twitter.com/Asashoryu
-
スポーツ
大相撲、千代の国の執拗な攻めで相手が流血!「ぶっ壊すつもりか」顔面張り手・突っ張り連発に批判、前日故障の影響指摘も
2023年01月23日 20時30分
-
スポーツ
大相撲、御嶽海戦の一部客に「違反行為だ」取組後の指笛に批判 観戦ルール厳格化を求める声も
2023年01月23日 19時30分
-
スポーツ
大相撲、阿武咲の反則判定に「200万円がパー」の声 本人も首かしげ花道でも「うわー」、豊昇龍戦後の落胆ぶりが話題
2023年01月23日 15時30分
-
スポーツ
叔父・朝青龍氏も「恥ずかしい」関脇・豊昇龍、逃げ腰相撲続けるのは心身両面に原因? キャリアへの悪影響指摘も
2023年01月22日 11時00分
-
スポーツ
大相撲、血まみれの力士に行司が「動くな動くな!」 取組中断を招いた大アクシデント、出血量に解説も驚愕
2023年01月21日 11時00分
-
スポーツ
大相撲、阿炎に「みっともない」小兵・宇良相手に卑怯? 立ち合いの奇襲で瞬殺、前回対戦の報復か
2023年01月20日 19時30分
-
スポーツ
大相撲、炎鵬が頭から土俵下に転落! 右わき腹何度も押さえ悶絶「凄い角度で落ちた」島津海戦のアクシデントに心配相次ぐ
2023年01月20日 18時30分
-
スポーツ
大相撲解説・舞の海氏が正代4連勝に「初日からやって」と苦笑、批判相次ぐ 突然の復調は心身両面に理由アリ?
2023年01月20日 15時55分
-
スポーツ
大相撲・宇良戦、客のヤジで取組が中断!「タイミング考えろ」怒りの声相次ぐ、開始直前に大声響き輝がつっかけ
2023年01月19日 20時30分
-
スポーツ
元大関・御嶽海に「やる気ないのか」批判の中、心配の声も? 無抵抗のまま1秒で敗戦、白鵬は前日に異変アリと指摘
2023年01月19日 15時30分
-
スポーツ
大相撲・遠藤戦、ヤジ連発で取組狂った?「立ち合い前に騒ぐな」一部客の行動に批判、ルール緩和の弊害か
2023年01月18日 19時30分
-
スポーツ
十両・栃武蔵、炎鵬の左腕を“Sの字”に「最悪折れてたぞ」 強引な極め技に批判、取組後に長引く痛みを漏らす?
2023年01月18日 16時05分
-
スポーツ
大相撲、豊昇龍の立ち合いに「見苦しいことするな」と批判 舞の海氏も「これはいけません」 相手に全く呼吸合わせず物議
2023年01月17日 18時35分
-
スポーツ
大相撲解説・舞の海氏、貴景勝への発言に「失礼極まりない」怒りの声 治療より美しさを重視すべき? 独自の主張に批判相次ぐ
2023年01月17日 15時40分
-
スポーツ
大相撲、貴景勝が口・鼻から大流血!「顔面ばかり狙ってないか」対戦相手の頭突き・張り手連発が物議
2023年01月16日 18時30分
-
スポーツ
大相撲、関脇・豊昇龍に「姑息過ぎて失望」の声 格下相手に1秒で勝利、逃げ腰の相撲に批判相次ぐ
2023年01月16日 15時30分
-
スポーツ
大相撲、力士が観客に衝突し病院送りに! 原因は横綱のダメ押し? 協会も注意喚起した土俵下でのアクシデント
2023年01月14日 11時00分
-
スポーツ
大相撲、貴景勝戦中の一部観客に「マナー悪すぎ」ヤジ連発で怒りの声 取組も3度ストップ、原因はルール緩和?
2023年01月13日 17時30分
-
スポーツ
大相撲、碧山が“右フック”で王鵬をKO!「下手したら骨折もの」執拗な顔面張り手・突っ張りに批判
2023年01月13日 15時30分
特集
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分