スポーツ
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スポーツ 2019年01月29日 11時50分
アジアの頂点まであと1つ!日本が“アジア最強”イランを下し決勝進出!
28日に行われたアジアカップ準決勝。この日イランと対戦した日本は、スコア3−0で見事に勝利を収め、遂に決勝の舞台へと駒を進めることとなった。 トルクメニスタン戦を最後にスタメン落ちが続いていた大迫勇也が、5試合ぶりに復帰を果たした日本。“アジア最強国”と目される強豪イラン相手に、一進一退の攻防を見せつつ、前半をスコアレスドローで折り返した。 お互いに譲らない勝負が動いたのは、エンドが変わった後半11分。柴崎岳のパスを受けた南野拓実が、一度は相手DFに倒されつつも、ゴール前へクロス。これを大迫が頭で流し込み、日本に待望の先制点がもたらされた。 決勝進出を狙う日本の攻勢は、これだけには留まらない。後半22分、南野のパスが相手DFのハンドを招きPKを獲得。これを大迫が確実に決め、そのリードは2点に広がった。さらに、後半終了間際の47分には、原口元気が相手DFを振り切り、ダメ押しの3点目を奪取した。 最後までイラン相手に失点を許さなかった日本は、スコア3−0でこの大一番に勝利。来月1日に行われる決勝への切符を手にし、いよいよ2大会ぶりのアジア王者まであと1つとなった。 対アジア勢39戦無敗だったイランに、3点差をつけての完勝を収めた日本。今回の試合を受けたネット上には、「今日の日本は最高の試合をしたと思う」、「やっぱり大迫って半端ないわ」、「今後を考えても経験値の大きな試合になったはず」、「あと1つなんとか勝ってくれ!優勝するぞ!」といった称賛の声が数多く寄せられている。 準決勝を突破した日本は、決勝でカタール対UAEの勝者と激突する。なお、アジアカップでの対戦成績は、カタールが「1勝1敗2分」、そしてUAEが「1勝2敗1分」と、どちらに対しても白星を先行させてはいない。 李忠成の劇的ボレーでオーストラリアを下し、アジア王者に輝いた大会からはや8年。アジア最強と目されていたイランを撃破した今の日本ならば、必ずや2大会ぶりの栄光を掴み取ってくれることだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月29日 06時00分
議論を呼ぶ貴景勝の大関“お預け” 致し方ない面もあるのでは?
今月1日配信記事の中で、次期大関候補として名前を挙げさせてもらった貴景勝。9月場所で「9勝6敗」、11月場所で「13勝2敗」(初優勝)をマークした気鋭の22歳は、新関脇として迎えた今場所「11勝4敗」。2場所連続優勝とはならなかったが、最後まで優勝争いを盛り上げた。 これにより、「三役で直近3場所33勝」という大関昇進目安を、ちょうどクリアする星勘定となった貴景勝の3場所。ただ、昇進を預かる審判部が場所後の昇進に“待った”をかけたことで、ネット上には疑問を呈する声が数多く寄せられている。 場所後の新大関誕生を期待していたファンが、今回の判断に異を唱えたくなるのも理解はできる。しかし、筆者個人としては、昇進“お預け”には致し方ない面もあるのでは、という思いもある。 今回の登場人物である貴景勝は、冒頭の通り今場所で初めて関脇となった力士である。これ以前は2018年1月、9月、11月の3場所で小結を務め、11月場所では賜杯を手にしてもいるが、その三役経験はまだまだ乏しい。焦って昇進させるよりは、じっくりとその力量を見極めた方が、今後のためにもなるだろう。 初めての番付で残した「11勝4敗」は、もちろん素晴らしい成績ではある。ただ、対戦のあった豪栄道(千秋楽)、高安(10日目)の2大関には共に敗れており、対高安に関してはこれで3連敗。2大関が決して好調ではなかったことを考えると、どうしても印象が悪くなってしまうのは否めない。現に審判部は今回の判断の理由として、千秋楽の敗戦を挙げてもいる。 そもそも、先に書いた昇進目安はあくまで“目安”であり、協会や審判部が公式に設ける“基準”ではない。今回の判断も数字だけでなく、以上に記したような内容も含めた総合的な判断であることは疑いようがないだろう。 ただ、審判部は見送りの判断と共に、「来場所は大関獲りの場所」と明言してもいる。求められる成績は恐らく2ケタの白星だが、悔しさをバネにした貴景勝ならきっとやってくれるはずだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月28日 17時30分
”日本人”ラミレス監督が狙う侍ジャパンの掌握
”ラミレスジャパン”は、本当に実現するのか――。 野球・日本代表「侍ジャパン」のスタッフ会議が開催されたのは、1月24日だった。3月9、10日に行われるメキシコ選抜チームとの強化試合に向け、「どんな選手を招集するのか」について、話し合った。 「若手中心のチーム編成になりそうです。ペナントレース開幕も近く、各チームの主力選手は実戦を想定した調整の真っ最中なので、代表試合に難色を示すでしょうし」(スポーツ紙記者) 会議後、稲葉篤紀監督(46)は清宮幸太郎内野手(19)の初招集も示唆した。目下、清宮は右手首の故障で自主トレでの調整も遅れているという。「回復」が大前提となるが、昨季、二軍ながら好成績を残したヤクルトの村上宗隆内野手の名前も挙げており、メキシコ戦を若手に国際試合の経験を積ませる機会に変えたいのだろう。 侍ジャパンの方向性が見えてきたのと時期を同じくして、DeNAのラミレス監督(44)も”猛アピール”を始めていた。 <昨日から日本人です!> 球団公式ツイッターを介し、1月23日に日本人国籍を取得したことを発表したのだ。 「ラミレス監督は侍ジャパンの指揮官になりたいと話してきました。どの球団もそうですが、DeNAの監督職は成績いかんでいつクビを切られるか分かりません。日本の国籍を取得することで、NPBにも『代表チームの監督をやりたい。そのための準備も怠っていない』とアピールしたかったんでしょう」(球界関係者) 親日家で日本人女性とも結婚したラミレス監督は、現役時代から”永住”への思いを口にしていた。ヤクルト、巨人時代を知るプロ野球解説者はこう話す。 「食生活も日本人そのもの。お箸の使い方も上手だし、納豆以外はみんな食べられると話していました。遠征中のホテルで朝食に焼き魚をリクエストしたこともあったし、たこ焼きや手羽先などの行きつけの店もあったり」 私生活でも日本人になりきっているようだ。 侍ジャパンの監督という目標だが、ラミレス監督にはNPB関係者も一目置いている点があるという。短期決戦の巧みな戦い方だ。一昨年のクライマックスシリーズでは劣勢を耐え忍んで広島を破り、日本シリーズでもソフトバンクを苦しめた。シーズン中も「8番・投手」の変則打順で臨むことが多い。先発投手を救援登板させる奇襲を用いる一方で、調子の上がらない選手を我慢して使う場面もある。DeNAスタッフによれば、「データを頭に入れ、数字を元に戦略を練るタイプ」という。 要するに、思いつきやヒラメキによる奇をてらった作戦ではなく、「根拠のある奇襲」を用いる指揮官なのだ。 「侍ジャパンの指揮官に選ばれることは名誉なことですが、そのプレッシャーは並大抵のものではありません。負けたときのバッシングは相当なもの。故・星野仙一氏が北京五輪で敗退したとき、二度はやりたくないとこぼしたほど。闘将の異名も持つ星野氏が弱気になるくらいですから」(前出・関係者) ラミレス監督はこうした重圧について、どう考えているのか…。 12球団の監督経験者は代表指揮官を敬遠する傾向にある。稲葉代表監督の次を検討するときが来たら、”立候補”しているラミレス監督にスンナリ決まるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年01月28日 12時10分
張本勲氏、男子駅伝でタスキリレーをミスした選手に「あんな大人使うな」と苦言 視聴者は選手を擁護
27日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、全国都道府県対抗男子駅伝のタスキリレーで、岩手県の選手が大阪府の選手にタスキを渡そうとし、それを受け取ってしまった件について、厳しく批判した。 番組では、同駅伝の6区から7区のタスキリレーで、岩手県の選手がタスキを大阪府の選手に渡してしまうトラブルが発生したことを紹介。ユニフォームが似ていたこともあり、大阪府の選手も受け取り、走り出そうとしてしまった。 結局、岩手県の選手が間違えてタスキを持ち走ろうとした選手を追いかけ、奪い取るような形で走り出す。大阪府の選手は慌てて中継所にバックし、本来のタスキをもらい受け、走り出した。 この様子を見た張本氏は、 「喝だこれは。中学生から大人がバトンタッチを受けるんだから、大人がしっかり見極めてやらないと。似てると言ったって、大事なことですよこれ。野球ではアウトカウント間違えるようなもんだもん。絶対いけないですよ。特に日本人はバトンタッチが得意なんだから。400リレーなんてそうじゃないですか。大人がしっかりね」 とまくし立てる。さらに、張本氏はもう一発「喝」を入れ、「監督に喝だ。こういう大人を使っちゃいけないよ。しっかりしてくれないと中学生がかわいそうだよ」と批判。関口宏は「でも、中学生高校生社会人だと顔を知らないんでしょうね。しょっちゅう合わせてないから」とフォローを入れるが、 「だからそういう時に、何かつける、リボンつけようとか何か考えなきゃいけない。分かるように考えなきゃいけない」 とかなり厳しい表情で、岩手県と大阪府の駅伝チームを批判した。 この批判に、ネットユーザーからは異論が続出。「間違いは責められない」「好ましくないことは事実だけど、間違った大人を責めるのは酷」と、批判された大人の選手を擁護する声が。また、「あんな大人を使うな」とバッサリ切ったことについても「実力があるから使われている」「タスキリレーをミスったくらいで使うなとは暴論」「走りも見るべきだ」など、反対意見が噴出。監督についても「ミスは想定できない」「ユニフォームもたまたま似てしまっただけだと思う」「監督の責任にするのはおかしい」など擁護が相次いだ。 ユニフォームが似ていたことや、あまり面識のない中学生から社会人へのリレーだったことなど、様々な要素が重なり合って生まれてしまったと思われる今回のミス。それを「大人が悪い」「監督もしっかり対策しろ」と後から言うのは、少々暴論のようにも思える。 しかし、張本氏は「事前に混同しないようしっかりと対策を立てるべきだ」と感じたようだ。
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スポーツ 2019年01月28日 06時00分
ジャイアント馬場追善興行、大仁田厚はグレート小鹿とデスマッチ!マイティ井上も参加
2月19日に東京・両国国技館で開催する『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』第6弾参加選手として、全日本プロレスの石川修司、パンクラスミッションの佐藤光留、全日本に参戦経験のある長井満也、鈴木秀樹、保坂秀樹の参戦が決定したと実行委員会が発表した。 また既に参戦が発表されている大仁田厚が発案した『ストリートファイト・トルネードバンクハウス8人タッグデスマッチ 〜1度は見たい!グレート小鹿さんのドロップキック!炸裂なるか!?返礼品は机パイルドライバーでお願いします〜』のカードも決定。はぐれ邪道軍の大仁田厚&ケンドー・カシン&鈴木秀樹&保坂秀樹が、グレート小鹿&長井満也&石川修司&佐藤光留と対戦する。 邪道軍の大仁田&保坂と、はぐれIGF軍のカシン&鈴木が電撃合体する。レジェンドで大仁田の先輩に当たる小鹿、現在全日本でエボリューションとして活動している石川と光留、そしてかつて垣原賢人とのタッグで全日本マットで活躍し、現在はドラディションの長井の混成チームと、大仁田の希望通りデスマッチで対戦する。タイトルには小鹿のドロップキックと、大仁田の机パイルドライバーが煽り文句として使われている。8人が同時に入り乱れるルールで、荒れた展開が予想される。 また『ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル』のレフェリーを国際プロレス出身で、全日本ジュニアヘビー級戦線の主力選手として活躍していたマイティ井上が務めることも決定した。井上は馬場さん、ラッシャー木村さんとともにファミリー軍団の一員としてもファンから愛されている存在だ。 平成最後のオールスター戦として注目されている同大会だが、馬場さん夫妻、全日本とゆかりのある選手たちが続々と参戦を決めているだけに、全日本ひと筋のファンにはたまらない大会になるのは必至。まだメインカードは発表されていないが、チケットの売れ行きも順調とのこと。両国国技館は新日本プロレスのイメージが強いが、蔵前から両国に移転後、初進出をしたのは全日本だった。全日本プロレスの歴史を1日で振り返られるような大会になりそうだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月27日 17時30分
楽天が楽天生命パーク宮城を改修!「さらに楽しんでいただけるボールパークに」
株式会社楽天野球団は、球団創設15周年を迎える2019シーズン、より多くのファンに楽しんでもらえるボールパークを目指し、楽天生命パーク宮城を改修すると発表した。 1950年5月に宮城球場として開業した楽天生命パーク宮城だが、川崎移転前のロッテの(準)フランチャイズ球場として、地元に愛されていたが、1978年の川崎移転後は、球場に近づくと「トイレのニオイがキツイ」球場として、リニューアルを求める声が多かったという。2004年に勃発した球団再編問題の際、先に宮城球場を使用するとしていたライブドアとの球団新規参入権争いを制した楽天が、東北楽天ゴールデンイーグルスを創設。老朽化が激しかった宮城球場の改修と増席に伴う増床する構想を打ち出した楽天が、まず最初に着手したのがトイレだったのは有名な話となっている。 2005年3月、2006年3月と、大規模な改修工事を経て、宮城球場は楽天が目指すボールパークとして、新たな命を吹き込まれることになる。宮城球場の外周を包み込むような形で増床。NPBのリクエストに応えるため、スタンドも少しずつ増席していった。関係者の話によると、「照明灯だけは宮城球場のものをそのまま使用している」とのことで、宮城球場時代は球場の外にあった照明灯の後ろの席が楽天買収後に増床されたスタンド席になっているのが分かる。また、2階の弁当などが販売されているコンコースからは、宮城球場の正面を身近に見られるスポットもある。2011年の3月に発生した東日本大地震では一部が損傷し、補修工事なども行われたが、2016年に三木谷浩史オーナー悲願の天然芝化が実現。外野には観覧車やメリーゴーランドなどが設置され、テーマパークの色が強い球場となった。仙台という土地柄、不可能と言われた天然芝のフィールドだったが、最新の技術を駆使した上で、阪神甲子園球場のグラウンドを管理する阪神園芸も協力し実現させた。チームが陣取るベンチの椅子も温かくなる椅子が設置されている。 2019シーズンに向けた改修では、次の5点が実施されることになる。1.イーグルスタワーの建設4階建てのタワー型の観戦スタンドが内野1塁側後方に登場。1〜4階まで異なるスタイルの観戦席で、「グループで盛り上がるのに最適」とのこと。2.1塁側フィールドシートエリアリニューアルの設置1塁側フィールドシート最前列のエキサイティング・フィールドシートが『ヴィクトリー・フィールドシート1塁側』に生まれ変わり、楽天イーグルスの勝利時にはフィールドに入って選手とハイタッチができるという。また、雨の日にも嬉しい可動式の屋根が付いたボックスシート『フィールドボックス6』、個室タイプの観戦席『フィールドルーム』が新たに誕生。さらに、バーカウンターの設置や、シートが跳ね上げ式シートにフルリニューアルされるなど、より快適に観戦できるようになる。また、特定試合ではフィールドシートの一部が『浅村栄斗選手応援シート(仮称)』になるなど、ビジター側である1塁側のフィールドシートが大きく生まれ変わる。3.外野レフトホームランボックスの設置外野レフトと外野ライトのEウィングがリニューアル。『外野レフトホームランボックス』はこれまでの8人掛けから6人掛けとなり、フィールドが見やすい配置になる。また、これまで外野レフト・ライトの最前列にあった『Eウィング』には指定席エリアを拡大し、外野ライト後方で人気の芝生敷きの『ピクニックボックス』を外野レフト・ライトのフィールドに近いエリアに増席する。4.内野1塁側・3塁側防球ネット改修内野1塁側・3塁側防球ネット上辺のグラウンドからの高さを約1.6mかさ上げし、両フィールドシートエリアのネットをグラウンド境界ラインまで移設する。また、内野エリアの防球ネットの幅をこれまでの1.8mmから1.2mmに変更し、1塁側・3塁側合計で44本あったネットの支柱の数を12本へ大幅に削減。安全かつ、観戦しやすくなる配慮がなされた。5.内野グラウンド(ファールエリア)天然芝化※ウォーニングゾーンは除くこれまでインフィールドのみ導入していた天然芝をファールエリアにも導入し、より選手の負担を軽減する。 これらは3月から5月にかけて、運用を開始していく予定。ボールパークの入口を跨ぐと、ポップコーンの甘いキャラメルの香りが鼻をつき、メジャーのスタジアムを意識した遊び心満載な球場として、楽天以外のファンからも「居心地がいい」と評判が高いだけに、今回のリニューアルも大いに期待していいだろう。セ・リーグのファンにも交流戦の際、是非一度は訪ねてもらいたいボールパークだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月27日 15時00分
デビュー42周年!ジャガー横田のヒールユニット『クライシス』が主催興行を開催!
今年でデビュー42周年!を迎える日本女子プロレス界のスーパーレジェンドで、タレントとしてもおなじみのジャガー横田が、自身が2015年に立ち上げたヒールユニット『クライシス』の第5回主催興行を、川崎25Dスタジオで2月2日に開催する。 ジャガーは1977年に全日本女子プロレス(全女、現在は解散)からデビュー。日本女子プロレス界の最高峰タイトルだったWWWA世界シングル王座を元ビューティーペアのジャッキー佐藤(故人)から奪取し、ジャッキーは引退。異例のスピードで世代交代を実現させると、デビル雅美(引退)や、ライオネス飛鳥(引退)&長与千種のクラッシュギャルズ、ダンプ松本率いる極悪同盟ら後輩が台頭してきても同王座を死守してきた。 1986年に決定していたデビルとの防衛戦を怪我で欠場したことで、王者のままタイトルを返上し引退を表明したため、現在でも“ジャガー最強説”を唱えるファンは多い。4年9か月という同王座の通算保持記録を持っている。連続保持日数の記録も持っていたが、こちらはブル中野(引退)に抜かれた。25歳定年制だった当時の全女で生き残るのは大変なことだったのだ。全女はジャガーの実力を高く評価し、コーチとテレビ解説者として団体に残留させた。これも当時としては画期的なことだった。コーチとしてはアジャ・ゴングらを育て上げ、現在でも師弟関係を築いている。 1989年にライオネス飛鳥の1回目の引退試合にサプライズ登場し、飛鳥と5分1本勝負のエキシビションマッチを行った。往年と変わらぬキレを見せてファンを驚かせると本人は「まだあれぐらいはできるわよ」と余裕のコメントを残していた。 女子プロレスの中で対抗戦ブームが高まり、1994年11月、ジャガーの時代には“なかった”東京ドームに全女が進出すると、スペシャルエキシビションマッチとして、飛鳥、小倉由美(引退)、バイソン木村(引退)とともに復活。小倉を除く3人はそのまま本格復帰を決めて、雷神隊(ライディーンアレイ)として全女マットに参戦したが、ジャガーをもってしても90年代中盤の全女スタイルに慣れるまで時間を要した。 1995年には吉本興業が出資し、全女も協力する形で設立した吉本女子プロレスJd'に選手兼コーチとして、バイソンとともに参加。飛鳥はフリー参戦しヒールに転向すると、ジャガーのライバルとして対峙した。飛鳥はJd'でジャガー超えを果たしている。1998年12月に2度目の引退をするが、その後もスポット的に復帰を続けた結果、フリーの選手として再び本格復帰を果たす。 プライベートでは2004年に、現在『ミヤネ屋』(日本テレビ系)のコメンテーターとしても活躍中の医師、木下博勝氏と結婚したことが世間でも話題となり、夫婦そろってバラエティー番組に引っ張りだこ。知名度を押し上げるキッカケとなった。2011年には教え子の井上京子が代表を務めるワールド女子プロレスディアナに所属。現在はクライシスのリーダーとして、主にJd'時代の教え子とともにヒールユニットを率いている。 今回はメインイベントでは、藪下めぐみ(フリー)、そして新メンバーの新井健一郎(ドラゴンゲート)とトリオを結成。井上京子、渡辺智子(マーベラス)、井坂レオ(マーベラスインパクト)を相手に6人タッグマッチを行う。セミファイナルではKAZUKI(PURE-J)がSareee(ディアナ)とシングル対決、第2試合では新メンバーのガッツ石島(GOING-UP)&ドレイク森松(フリー)が、黒田哲広(フリー)&新納刃(MAKAI)と対戦することが発表された。 今年7月には58歳を迎えるジャガーだが、まだまだ動けるだけに、昭和、平成、そして次の時代もジャガーなりに進化したプロレスを見せながら、若い選手に古き良き時代を継承してもらいたい。文・どら増田写真・©︎クライシス実行事務局
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スポーツ 2019年01月27日 06時00分
「全裸で踊る」「ファンを告発」 プロ野球選手のSNS利用がエスカレート?
今月、広島東洋カープの鈴木誠也選手が、自身のインスタグラムライブで、巨人に移籍した丸佳浩選手を非難するファンを痛烈に批判したことが話題となった。 他にも、ソフトバンクの武田翔太、大竹耕太郎、オリックスの宮崎祐樹が、自身のインスタを利用し、サインを求めるマナーの悪いファンに対し、苦言を発信していた。 この野球選手のSNS利用の現状に対しファンは、「言ってる事は正しいけど、動画配信なんてするもんじゃない」「選手がSNSでファンを愚痴ると炎上になりやすいので、気を付けたほうがいい」「発言の一部だけ切り取られると誤解を招く可能性がある」など、心配の声も上がっている。 野球選手のSNS投稿に関する不祥事といえば、2018年1月8日に楽天・オコエ瑠偉選手と未成年の石原彪選手は居酒屋でインスタライブを配信したことが話題となった。酔っ払ったオコエは無許可で店内にて動画撮影したことを理由に店員に注意され、その一部始終を配信して炎上した。同月29日、日本ハム・中田翔選手とチームメイトがアメリカのスーパーにて、悪ふざけでショッピングカートに乗る写真をインスタに投稿。その非常識な行為に批判が殺到し、のち謝罪するに至った。 そんな中、最も世間を騒がせたのは、巨人・篠原慎平選手の“全裸パーティ事件”だ。2018年6月10日、篠原が飲み会で全裸となり、その様子をチームメイトの河野元貴選手が撮影。その動画を篠原選手の鍵付きインスタに配信し、騒ぎとなった。両選手はその後謹慎処分を受け、10月26日に球団から戦力外通告を受けたという。 この騒動を受けてか、巨人・原辰徳監督が「選手のSNS禁止令」を予告したと、今月3日の東京スポーツが報じ話題となった。原監督は、選手のSNSについて「有名人たちがSNSとかで自分で話すのはダメ。都合良すぎ」と批判し、「ジャイアンツの選手もやっちゃいかんですよね。言いたいことがあるなら俺たちか新聞記者に言え」と続けたという。 SNS利用は悪いことだけではない。SNSを積極的に活用し、ファンと交流し、チームに貢献している選手もいる。横浜DeNA・山﨑康晃選手は、自身やチームメイトのオフ写真をツイッターで投稿し、ファンから「侍ジャパン広報部長」と言われている。球団取材で、山﨑選手によるSNS特別講座を開催したというくらいだ。 とはいえ、誰もがSNSを正しく利用できるわけではなく、各球団もトラブルとならないための対策を取り始めたようだ。巨人球団は2018年6月20日、リスクマネジメントの専門家を招ぎ、首脳陣と選手を対象に、SNS使用法や注意点を説明し、勉強会を開催。ヤクルト球団も、2014年からキャンプでSNS使用に関するセミナーを開催した。 プロ野球選手のSNS使用は、球団にとっては諸刃の剣だ。いつか大きい騒動を起こしてしまわないか、球団としても心配の種だろう。
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スポーツ 2019年01月26日 17時40分
批判噴出の高知商野球部の処分問題 そこに“事前告知”はあったのか?
「学生野球は、学生野球、野球部または部員を政治的あるいは商業的に利用しない」。 「日本学生野球憲章」2条4項に記載されている上記の一文に抵触する可能性があるとして、日本高等学校野球連盟(以下・高野連)が高知商野球部を問題視している一件。既に多くの方がご存知だと思うので詳細は割愛するが、既に処分案を決定してもいる高野連の姿勢に対しては、ネット上でも多くの批判が噴出している。 ユニフォーム姿で有料イベントに参加したことが、商業利用に該当するというスタンスをとっている高野連。この部分に多くの人が批判の矛先を向けているわけだが、個人的には“事前告知”の有無で話が変わるのではないかという思いもある。 高知商のHPを確認すると、問題の舞台となったダンス同好会の有料イベント(入場料500円)について、「1年前、ステージを開くことが決定し生徒たちが振り付けや演出、会場の手配や資金集めをしました。当日は1200人が来場し会場からは拍手が鳴りやみませんでした」という記述がある。これだけの人が集まったということは、当然そこまでにポスターやビラ、口コミなどといった周知活動がされたと推測できる。 この周知活動に野球部員出演の旨も盛り込まれていたのならば、高野連の主張も一応筋は通る。野球部の人気・知名度を利用して、集客を図ったとみられても反論はしづらいだろう。 しかし、野球部員の参加が当事者以外は知らないサプライズ的なものであったとするならば、商業利用と考えるのは厳しいと言わざるを得ない。野球部の参加が知らされていない以上、集まった1200人は純粋にダンスを見に来た人たちであると考えるのが自然だろう。 商業利用に該当するような周知活動が、果たしてなされていたのかどうか。高野連は頭ごなしに処分をする前に、このあたりの見解を示す必要があるのではないだろうか。ただ、入場料500円で商業利用などと主張するのならば、それ以上の価格設定をしている甲子園大会は一体どうなるのかという話にもなるが…文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月26日 17時30分
大谷次第!?エンゼルスとアナハイム市議会の政治的駆け引きとは
大谷の「2019年」は、エンゼルスの近未来をも変えてしまいそうだ。 「今月中にロサンゼルス市内の病院で診察を受け、キャンプ、オープン戦期間の練習内容が最終決定します。メスを入れた右肘の回復具合も良好だと聞いているし、特段(練習メニューの)大きな変更はないと思いますが」(特派記者) メジャーリーグの2月キャンプは、投手・捕手のバッテリー組と野手組でそれぞれ始動日が異なる。野手組が遅れて始まるのだが、大谷はバッテリー組に合わせて現地入りするという。もっとも、今季は「投手・大谷」の登板はない。靱帯を移植するトミー・ジョン手術の影響もあるが、エンゼルス首脳陣は“より慎重な対応”をとると明言している。二刀流の復活は2020年シーズンとなる。 それでも、投手・大谷のスケジュールでキャンプインする理由だが、「大谷は別メニュー調整になります。別メニューということは練習量が減る。それでは、長いシーズンを乗り切るだけの体力は養えません。1日の練習量が減る分、日数を長くして」(前出・同) 関係者はこのように指摘する。しかし、理由はそれだけではないようだ。 エンゼルス球団と地元・アナハイム市議会の攻防は佳境を迎えつつある。 「球団は本拠地エンゼルスタジアムのリース契約を2020年まで延長することを承認しました。昨年10月、球団は2028年まで結ばれていた同球場のリース契約を破棄し、『19年シーズンまでしか使わない』と主張する状況になっていたんです」(米国人ライター) 球場は地元自治体の所有物だ。球団はそれを借り入れている。昨年にエンゼルスが長期契約を破棄し、1年間だけの契約延長を選択したのは、アナハイムの市議会と衝突していたからだ。 近年、球団は老朽化の激しい同球場の改修工事の必要性を強く訴えてきた。しかし、予算不足からか、その計画はいっこうに具体化されていない。それに業を煮やして、28年までの長期契約を破棄したわけだ。 「大谷がキャンプ地のアリゾナに入れば、米メディアも彼を追いかけて現地入りするのは確実です。米国中が二刀流の復活に注目しています」(前出・同) つまり、エンゼルス球団は「大谷」というスターの稀少価値をアピールしていくことで、本拠地の改修工事を急がせたいのだ。 「エンゼルスのオーナー、モレノ氏は『アナハイムに残留するのが一番なんだが』というコメントを発してきました。市の対応次第では本拠地移転の意向があるとも取れますし、アナハイム市議会にプレッシャーをかけているつもりなんでしょう。アメリカの自治体は、税収や雇用確保のため、MLBなどの4大プロスポーツの本拠地誘致に熱心です。ネバダ州ラスベガス市は、すでに球場を建設してあって、『いつでも本拠地として移転してきてください』とアピールしています」(前出・同) 「人気の大谷がアナハイム市から出てしまってもいいのか?」と迫られれば、市議会も考えなければならない。 大谷自身、そんな政治的な駆け引きは知らないはずだ。マジメに復帰を目指しているだけだが、二刀流復活に向けて加速すればするほど、アナハイム市議会も動かざるを得ないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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リアルジャパン 龍虎7・20相模原襲撃
2009年07月03日 15時00分
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UFC 米デビュー間近!! SEXY山って誰?
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ZERO1 大谷「猪木になる!!」
2009年07月03日 15時00分
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三崎和雄 無期限の出場停止
2009年07月03日 15時00分
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テークバックの鉄則
2009年07月02日 15時00分
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新日本プロレス 杉浦 新日に爆弾要求
2009年07月02日 15時00分
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ZERO1 優勝宣言した曙に大包囲網
2009年07月02日 15時00分
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総合統一へ石井氏が熱い!!
2009年07月02日 15時00分
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戦極 吉田秀彦 ヘビー級での出撃を示唆
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渋谷淳の渾身のローブロー
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次代のプロレス界を背負う未完の大器 岡田かずちかに迫る
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戦極 郷野が改心
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球界花のニッパチ組がピンチ
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戦極 空手殺法を習得した石井慧が日本人との対決を要求
2009年06月30日 15時00分