スポーツ
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スポーツ 2019年02月11日 15時00分
“転売ヤー”に狙われるプロ野球選手 どのような対応を取れば?
ネット上に多数出品され、高値で取引され続けているプロ野球選手の直筆サイン。これまでも複数の配信記事で取り上げてきたが、“転売ヤー”に矛先を向けられるプロ野球選手やOBは後を絶たない。 今年6月に転売防止法の施行が予定されているチケットとは違い、現時点で転売防止への有効打は存在していないサイン。こうした現状の中で、選手たちは一体どのような対応を取ればいいのだろうか。本稿では当面の対応策となりそうな3つの方法について、それぞれ以下に考えていきたいと思う。■サインに宛名を入れる 現在ネット上に出品されている転売サインは、ほぼ全てといっていいほど宛名が入っていない。こうした現状は、宛名入りのサインはその価値が限りなく“0”に近くなるということを浮き彫りにしている。 ならば、選手側はサインを書く際に、必ず宛名を入れるようにすればいいのではないか。本当にサインが欲しい人ならば、自身の宛名が入るのはむしろ“ウェルカム”だろう。■価値が無くなるほどの枚数を書く 王貞治氏や三浦大輔氏といった著名なOBが取り組んでいるこの方策。需要と供給のバランスが崩れれば、当然モノの価値は落ちる。非常に理にかなった方法といえるだろう。 ただ、この方法にはリスクもある。来る日も来る日も大量にサインを書く行為は、選手側に少なからず疲労をもたらすからだ。特に投手に関しては、最大の“商売道具”である腕を不必要に酷使することにもなる。■サイン対応を取り止める 恐らく3つの中では一番簡単であり、一番“残酷”ともいえるこの方法。確かにサインを書かなければ転売品は減少するだろうが、それは同時にファン、特に子どもたちから夢を奪うことにもなる。まさに“諸刃の剣”といったところか。 今回は筆者が考える3つの方法について述べたが、本稿をご覧の皆様の中には「もっといい方法がある」という方もおられるかもしれない。もしそのような人がいるならば、ぜひ一度声を挙げていただきたい。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年02月11日 06時00分
巨人・小林捕手、人気選手デー外れにファン動揺 囁かれた干され説も
読売ジャイアンツは今シーズンの公式戦で、人気選手にスポットを当てた「プレーヤーズ・デー」を実施すると6日に発表した。選手のオリジナルグッズ配布など、ファンが1日楽しむことができるイベントだ。菅野智之、岡本和真、丸佳浩、阿部慎之助、坂本勇人など5選手が対象選手となった中、人気の高い小林誠司選手がそのリストから外れたことがファンの間で大きな話題となっている。 小林選手は、2017年の第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、侍ジャパンの”ラッキーボーイ”として大ブレイク。日本代表と巨人軍の両方で正捕手の座を勝ち取った。 強肩が持ち味。甘いルックスも兼ね備え女性から非常に人気の高い小林選手は現在29歳だ。2018年3月、スカパーJSAT株式会社が発表した「イケメン選手ランキング」で、全国2000人の野球ファン(20〜79歳)の投票で第2位に輝いた。 もともと小林選手は、2013年ドラフト1位で巨人に入団。ベテラン阿部捕手の後継者として期待され、2014年の開幕戦では阿部選手に代わって途中出場した。エース・菅野選手との“スガコバ”バッテリーでレギュラーに定着し、スター選手となった。翌年の2015年から2018年までは、東京ドームで毎年恒例の「小林誠司デー」を開催している。 2018年のプレーヤーズ・デーと見比べると、人的補償で広島に移籍した長野久義選手を除くと、小林、田口麗斗、石川慎吾、陽岱鋼の4選手が「落選」した。代わりに、2018年ブレイクした岡本和真選手と、広島からFAで移籍した丸佳浩選手が選ばれた。 「田口ら3選手は昨シーズン成績不振で、一軍と二軍を行ったり来たりの状態が続いていたので、落選しても仕方ないでしょう。しかし、小林は正捕手で、2018年オールスターゲームのファン投票でもセ・リーグ捕手の1位。ファンからは落選させる理由がないと不満の声が上がっています」(スポーツライター) 今シーズン小林選手の「プレーヤーズ・デー」外しに対し、ネットでは「去年の出場数や人気考えて、小林入れない理由ないだろ」「原(辰徳監督)これ完全に干す気やな」「もうトレード目前だね」といった声が集まっている。 シーズンオフ以来、正捕手争いが熾烈になってきている中、小林選手にはちょっとしたトラブルがあった。1月7日、小林選手が自主トレ先の大阪・岸和田市内で、交通事故を起こしていたと18日発売の『FRIDAY』が報じたのだ。 「18年6月20日、小林はチーム全体練習に1時間半遅刻し、村田真一ヘッド兼バッテリーコーチを激怒させました。そして、同月29日から連続スタメン落ちし、翌月27日に1か月ぶりにスタメン復帰しました。規律の厳しさで有名な巨人フロントは、たびたび問題を起こす小林の“脇の甘さ”を危惧している。“干される”こともあり得るでしょう」(前出・同) 果たして、今シーズンに巨人の扇の要に就くのは誰なのだろうか。文・内木未希
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スポーツ 2019年02月10日 21時10分
【DeNA】「ウィング席」第一号ホームランは誰?2020年へ向け着々と変わる横浜スタジアム
2020年のオリンピックの野球・ソフトボールのメインスタジアムとなる横浜スタジアム。昨年、人工芝の張り替えやベンチをメジャー仕様に変更するなど工事を進めてきた。そして今年、2019年シーズンは2つの大きなリニューアルが完了する。 まず、オフィシャルグッズショップのリニューアル。名前もスタジアムのホームベースのちょうど延長線上に位置することから、「BAYSTORE HOME」と変更された。場所は去年まで「BAYSTORE NAIYA 2F」の向かい側で、元“YY パーク”のあった広場に新設される。以前のショップの2.6倍の規模を誇り、約3000点のグッズが販売される。今まで試合日は入場規制がかかるなど、“買いたくても買えない”や”レジの行列が長すぎて、試合中に行くと“イニングが進んでしまう”との声が多かったが、これだけの大きさとなればその不満も解消されるだろう。なお、昨年までの「BAYSTORE NAIYA」は廃止となる。 もうひとつは「ウィング席」の新設。場所はライトスタンド上部で3,500席となる。昨年シーズン中から着工していた為、ファンの認知度は高い。スタジアム外に土台を作り増設した格好で、オールドファンには“後楽園球場のジャンボスタンド”といえばイメージしやすいであろう。また、相当高い場所にあるため、1月の内覧の際には“怖い”と思わず口にする者もいた。そして注目は、なんといっても”第一号ウィング席ホームラン”。ハマスタのライトへ場外ホームランをかっ飛ばしたのは、古くは松井秀喜や阿部慎之助が記録している。近い所では梶谷隆幸、筒香嘉智も放り出したことがある。左の大砲でないとなかなかそこまでは飛ばせないことから、ベイスターズではやはり筒香が大本命。次点で梶谷隆幸、穴は佐野恵太だろうか。こんな予想もファンの楽しみのひとつだ。 “ニュー・ハマスタ”のお披露目は3月16日のソフトバンクホークスとのオープン戦。今年からファンクラブ会員の無料招待が無くなり、全席指定と強気設定にも関わらず、ファンクラブ先行発売の売れ行きは好調。熱いベイスターズファンを受け入れるべく、ハード面でも充実していく横浜スタジアムの変貌にも注目だ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年02月10日 17時30分
吉田輝星のおかげ?高野連が「1試合100球限定」を正式協議へ
「2月20日」が、高校野球の分岐点になりそうだ。 昨年末、新潟県高校野球連盟は投手が1試合に投げられる投球数を制限すると決めた。1試合当たりの球数を100球までにするという。2019年春季大会に限定したルール化であり、大会終了後に「球数制限が故障防止に効果があったどうか」などを検証することになっている。この新潟県の決断に全国を統括する日本高等学校野球連盟(以下=高野連)は否定的な見解を見せているそうだ。 「2月20日に高野連は理事会を招集します。そこで議案に上げることは決まっていますので、投球数制限についての意見交換がされるのは間違いありません」(私立校指導者) そもそも、1試合で投げられる投球数や登板間隔について「明確なルール作りをすべき」だとの声が高まったのは、昨夏の甲子園大会がきっかけだった。 金足農・吉田輝星投手が地区予選1回戦から甲子園大会決勝戦までを1人で投げ、最後は力尽きるようにして後続にマウンドを譲ったシーンが、あまりにも衝撃的だったからだ。 「連日、30度を超える真夏日でした。熱中症などの熱さ対策も加わり、球児の健康を守るための手段を考えるべきだ、と」(スポーツ紙記者) 高野連は大会中に休養日を設けるなどし、対応を続けてきた。怪我の防止策として、出場校全てに対し、投手登板する可能性がある選手全員にレントゲン検査を受けさせている。タイブレーク制の導入にも踏み切った。高野連は怪我防止策に積極的である。なのに、投球数制限にだけは慎重な姿勢を崩そうとしないのだ。 「投球数に制限を設けたら、投手の少ない学校は不利です。試合が成立しなくなる可能性だってある」 実際に現場を預かる指導者からは、そんな声も聞かれた。また、プロ野球解説者の中には「故障=過度な投球数」の解釈に否定的な意見を持つ者も少なくない。「正しい投球フォームを習得させれば、故障しない」というのだ。投球数制限の議論の契機となった吉田輝星だが、日本ハムキャンプでは元気に投げ込んでいる。その姿を見ると、「球数制限よりも正しい投球フォームの習得」の理論も間違いではないようだ。 「夏の甲子園大会での熱さ対策は、早急に解決しなければならない問題です。もっとゆるやかな日程スケジュールが組めるのなら、一日のうちで最も熱い正午から午後2時の間、試合を組まないなど措置ができ、投手の怪我防止になると思うんですが。今以上に甲子園球場を長く借り切るとなれば、プロ野球側にも協力を要請しなければなりません」(関係者) 何が言いたいかというと、高野連は球数制限ではなく、日程調整で投手の怪我防止の問題を解決したいようなのだ。 もっとも、今回の新潟県が独自の判断で投球数制限を設けたことに対し、好意的な他県の現場指導者は少なくないとの情報も聞かれた。2月20日の理事会において、高野連は「慎重に審議を続けていき…」の言葉で結論を先送りするだろう。そして、今以上にゆるやかな日程調整を組む可能性を探っていく。その真意が出席理事に伝わらなければ、新潟県の決断に追随する県も出てくるだろう。 吉田輝星はプロのユニフォームを着て、平然と投げ込み練習を続けているが、2月20日の理事会は大混乱となるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年02月10日 06時00分
2.11大田区メインは森井洋介対チャンヒョン・リー!不可思、大崎兄弟も揃い踏み!
ヒジありのキックボクシングイベントKNOCK OUTは11日、今年初の本戦となるKNOCK OUT 2019 WINTER 『THE ANSWER IS IN THE RING』大田区総合体育館大会を開催する。 ブシロードグループ、キックスロード主催の同イベント。メインは前ライト級王者の森井洋介(日本)が登場。RISEスーパーフェザー級王者のチャンヒョン・リー(韓国)とのドリームマッチが実現する。セミファイナルでは現ライト級王者のヨードレックペット(タイ)が、ボルドバートル(モンゴル)と対戦。ともにライト級アジアトーナメントの準決勝として行われる。 ヨードレックペットへのリベンジを誓う森井は、難敵のチャンヒョンに勝って決勝に進出したいところだが、チャンヒョンも3.10大田区大会から開幕するRISEの-61kgワールドトーナメントへの出場が決まっているだけに負けられない。2人とも激闘タイプで試合は激しくなりそうだ。日韓ドリームマッチを楽しませてもらいたい。 ヨードレックペットは優勝候補だった重森陽太(日本)を1回戦で破ったボルドバートルと対戦。ボルドバートルは試合後、「ヨードレックペット?知らない」と仰天コメントを残した。今回も己の力を信じて「金星」を狙いに来るものと思われる。森井は「ボルドバートルが勝つ可能性はあった」と重森戦を分析していただけに、ヨードレックペット戦も期待できるのではないだろうか。 スーパーライト級王者の不可思は、オーストラリアの強豪、チャド・コリンズと顔を合わせる。コリンズは“史上最強の外国人”とも言われる。2015年にムエタイの殿堂・ラジャダムナンスタジアムでMVPに輝いたセクサン、パコーン、ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者サックモンコンといった世界トップクラスの選手を次々と撃破しているのだ。コリンズはKNOCK OUT初参戦となる。王座奪還以来、本来の持ち味がなかなか出せてない不可思にとって、大きな起爆剤になるのは間違いない。 不可思は「絶対に勝って、この赤いベルトと一緒に世界へ行く!」とコリンズ戦を“踏み台”にして、世界へ飛躍すると明言。2019年初の試合は厳しい闘いになるのは確実だが、これを乗り越えて自身やベルトの価値を世界レベルに押し上げる構えだ。 11月の両国国技館大会で、石井一成に僅差で敗れフライ級王座を取り逃がした大崎一貴だが、小野寺力プロデューサーら首脳陣の評価は高い。今回はタイで人気を誇るチョークディーを相手に再起戦を行う。ライバル一成との“名勝負数え唄”を再開させる意味でも負けられない試合だが、タイ人相手にどんな試合を見せてくれるのか注目される。 またSNSがキッカケで抗争が勃発した大崎兄弟とタネ兄弟の第3戦として、一貴の弟、孔稀がタネ兄弟の弟、タネヨシホとオープニングマッチで激突する。大崎兄弟にとっては念願の兄弟揃い踏みとなるが、ヨシホは兄ヨシキの仇討ちをするだけでは済まない。昨年10月に一貴に敗れているだけに、対大崎兄弟戦の連敗だけは避けなければならない。ヨシホは「試合までに最高の練習最高の体作って試合にのぞむから覚悟しとけよ!」と孔稀を挑発すれば、孔稀も「1試合目なので盛り上げて、兄弟対決を完全勝利する!」と言い切った。 今大会は他にも髙橋一眞と重森陽太のライト級大物対決など、見どころが多い全8試合をラインナップ。4月29日にはベルサール高田馬場へ初進出することが決定しており、今大会を成功させて新会場につなげていきたい。3年目のKNOCK OUTは「地固め」からの進化が求められる。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年02月09日 17時40分
“アンタッチャブルレコード”がほとんど?プロ野球投手6部門の“昭和”記録
昭和のプロ野球において、誰にも負けない数字を叩き出した選手は一体誰なのか。今回は投手6部門(防御率・勝利数・勝率・セーブ・ホールドポイント・奪三振)を対象に、昭和記録を残した選手たちを以下に見ていこう。■防御率:藤本英雄(巨人/0.73/1943年)年代を見ても分かる通り、この昭和記録は2リーグ制採用以前の時代に誕生。また、2リーグ制が採用されてから現在に至るまで、村山実(阪神/0.980/1970年)以外は誰ひとりとして防御率0点台をクリアした選手はいない。■勝利数:ヴィクトル・スタルヒン(巨人/42勝/1939年)、稲尾和久(西鉄/42勝/1961年)活躍した年代は異なるものの、共に昭和記録を保持しているこの両者。20勝で大記録とされる現代のプロ野球においては、万が一にも超えることはできないであろう不滅の記録であることはまず間違いない。■勝率:景浦将(タイガース/1.000/1936秋)、御園生崇男(タイガース/1.000/1937年秋)、間柴茂有(日本ハム/1.000/1981年)平成では田中将大(楽天1.000/2013年)のみが達成した勝率10割だが、昭和では3人の選手がそれぞれクリア。ちなみに、この3名の勝利数はそれぞれ景浦が「6勝」、御園生が「11勝」、間柴が「15勝」となっている。■セーブ:郭源治(中日/37S/1988年)台湾人プレイヤーのパイオニアである郭が、昭和最後のシーズンに樹立したこの記録。セーブはセ・リーグでは1976年、パ・リーグでは1977年から2004年まで救援勝利数を合わせた「セーブポイント(SP)」で記録が算出され、最優秀救援投手として表彰された。この年「7勝」の郭に適用すると「44SP」となる。平成に入り、1998年に佐々木主浩(横浜)が郭を上回る「1勝・45S・46SP」を挙げた。■ホールドポイント:該当者無しホールドポイントが考案されたのは、今から14年前の2005年のこと。当然、昭和を含めてそれ以前は採用されておらず、NPB公式サイトにも記録の詳細は記載されていない。以上の理由から、ここではやむをえず該当者無しとさせてもらった。■奪三振:江夏豊(阪神/401個/1968年)往年の名投手として、ファンの間では広く知られている江夏。401個という奪三振数は、勝利数や防御率と同じく今後の更新はほぼ不可能だろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年02月09日 17時30分
平成とのダブル戴冠も?プロ野球打撃6部門の“昭和”記録
昨年12月29日配信記事で取り上げた、プロ野球投打の“平成記録”。複数のプロ野球記録も出るなど、平成の名選手たちは球界を大いに盛り上げた。 ただ、ご存じの通りプロ野球は昭和の時代から存在しており、1945年を除き平成と同じように毎年シーズンが行われている。その中で最も良い数字を残したのはいったい誰なのか。打撃6部門(打率・本塁打・打点・安打・盗塁・出塁率)を対象に、昭和記録を打ち立てた選手たちを以下に見ていこう。■打率:ランディ・バース(阪神/.389/1986年)この年2年連続の三冠王に輝いた虎の最強助っ人は、夢の4割に限りなく迫る数字をマーク。この数字は昭和記録だけでなく、現在まで破られていないプロ野球記録でもある。■本塁打:王貞治(巨人/55本/1964年)長嶋茂雄と共に“ON砲”を構成し、球界にその名を轟かせた王。その彼が残したプロ野球記録はウラディミール・バレンティン(ヤクルト/60本/2013年)に破られたが、昭和に限って言えばもちろん文句なしの大記録である。■打点:小鶴誠(松竹/161打点/1950年)“水爆打線”の一角を担った強打者が、2リーグ制開始初年度に打ち立てたこの大記録。なお、この年の小鶴は「打率.355・51本塁打・161打点」と、三冠王になれなかったのが不思議なくらいの成績を収めている。■盗塁:福本豊(阪急/106個/1972年)恐らく、6部門の中では一番の“アンタッチャブルレコード”と思われるこの記録。投手のクイックが一般化した現代では、その影すら踏むことはできないだろう。■安打:藤村富美男(阪神/191本/1950年)同年の野手の中で、唯一190本をクリアした“初代ミスタータイガース”。ちなみに、同年の藤村は「.362」という高打率を叩き出し、先述した小鶴の三冠王を僅差で阻止してもいる。■出塁率:落合博満(ロッテ/.487/1986年)冒頭で触れた配信記事でも記した通り、平成記録を保持する落合が昭和との二冠を達成。昭和記録がプロ野球記録であることも含め、歴史上最高の“出塁王”となっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年02月09日 06時00分
勝てば新日本初のMSG大会メイン濃厚!棚橋弘至“鬼門”2月の大阪でIWGP防衛なるか?
新日本プロレスは11日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で、ビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を開催する。札幌2連戦はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと、鈴木軍の全面対抗戦がメインだった。今大会では新日本本隊&CHAOS連合とバレットクラブの全面対抗戦がメインとなっている。 1.30仙台サンプラザ大会で、真壁刀義、矢野通とのトリオで、バレットクラブのタマ・トンガ、タンガ・ロア、石森太二からNEVER無差別級6人タッグ王座を奪取した田口隆祐。田口はこの試合で、オーマイ&ガーアンクルで石森からギブアップを奪っている。その勢いのまま今大会では、石森が保持しているIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦する。 田口は4年ぶりの戴冠に向けて燃えているが、欠場中の高橋ヒロムが復帰を待つ石森も負けられない。田口の土俵に石森が上がる形で、SNSでは挑発合戦を展開。1.29後楽園ホール大会では、試合後の“銀バエマスク”に殺虫剤で襲撃するなど、王者の石森が仕掛けている印象が強いが、翌日に田口が石森から直接ギブアップを奪取した。久々に田口がジュニアのベルトを巻く姿を見たいが…。 セミファイナルではオカダ・カズチカが、バッドラック・ファレとシングル対決。この2人は節々で対戦をしているが、ノンタイトルマッチではファレの方が強い印象がある。ファレからすれば“後から”入ってきた“後輩”のジェイ・ホワイトがバレットクラブのリーダーを務めている状況をどう思っているのか謎だ。 ファレは初代リーダーのプリンス・デヴィット(フィン・ベイラー)から、歴代のリーダーを支え続けてきたが、かつての最強外国人ビックバン・ベイダーに匹敵するパワーを持つ。そろそろシングルプレーヤーとしても開花させたいところ。ここで完全に叩いておきたいというのが、バレットクラブの総意だろう。 一方のオカダは、3月に開催される春の最強決定戦『ニュージャパンカップ2019』にベストな状態で臨むためにもファレを止めなければならない。ファレに勝って、メインの棚橋弘至にいい形でつなぐことができるのか注目される。 メインでは、IWGPヘビー級王者の棚橋弘至がジェイ・ホワイトとの初防衛戦を行う。棚橋は1.4東京ドーム大会の試合後に挑戦表明され、1.5後楽園大会から試合後に必殺技ブレードランナーを食らい続け、オカダとの最強タッグで望んだ2日の北海きたえーる大会では新技、TTO(裏足4の字固め)で直接ギブアップを奪われた。 ジェイはオカダ対策として、ハーフクラッチスープレックスを開発。大一番の前にフィニッシュ級の大技を次々に披露するなど、モンスター化が止まらない。今シリーズのポスターには、棚橋、オカダ、内藤とともに新日本の4トップの1人として、大きく掲載されている。 対する棚橋は、データを見ると2月の防衛戦で過去2回防衛に失敗している。1度目は2012年のオカダ戦、2度目は2015年のAJスタイルズ戦である。会場はいずれも大阪府立体育会館で、棚橋にとって2月の大阪での防衛戦は“鬼門”と言っていいだろう。これを本人に伝えると「大丈夫です!」と力強く答えてくれたが、ジェイの勢いがなかなか止められないのも事実だ。 ただ、棚橋は“持っている”男。今年は4月の両国国技館大会が開催されず、この試合に勝った場合、次の防衛戦の舞台はいつもと変わるかもしれない。『ニュージャパンカップ2019』の優勝者がIWGPヘビー級王座への挑戦を表明した場合、新日本とアメリカのROHが合同興行を開催する4.6ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)『G1 SUPERCARD』のメインで防衛戦が行われることが濃厚だ。 アメリカでの試合は、現地販売分のチケットがほぼ完売していると言われている。アメリカでも新日本のスター選手として「タナハシ」の知名度は高い。MSGでメインを張った日本人レスラーは、故・ジャイアント馬場さんと、キラー・カーンさん(引退)の2選手のみ。今世紀に入ってからは誰も成し遂げていない。 棚橋はこういうチャンスがあると強さを発揮するだけに、ジェイの勢いを止めるだけではなく、新日本のプロレスをアメリカの殿堂で披露するためにも王座を防衛してもらいたい。ちなみに過去の王者時代に防衛回数が「0」だったことはない。体のキレや動きは落ちていない。1.4ドーム大会のケニー・オメガ戦とは違う意味で、新日本のプロレスを守る闘いを見せてくれるはずだ。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年02月08日 21時10分
中日レジェンドが矢野阪神訪問でお家騒動カウントダウン!
それでも、阪神OBたちは動かなかった…。 山本昌、川上憲伸、山崎武司といった中日のレジェンドたちがそろって阪神・宜野座キャンプを訪問したのは、2月5日だった。山本、川上の両氏は若手投手に変化球も伝授。山崎も若手の打撃練習に見入り、取材陣にコメントもしていた。 阪神OBがキャンプ訪問し、選手を指導し、トラ番記者にリップサービスするのであればよくある話だ。とはいえ、彼らは中日OBである。矢野燿大監督(49)が中日でプロ野球生活をスタートさせ、当時のメンバーと今も交流があるとはいえ、他球団のキャンプ地で精力的な動きを見せれば、“ありがた迷惑”になるのは分かっているはずだ。 「阪神は伝統球団なのでOB組織の結束も強い。阪神フロントは選手にアドバイスまでしてくれた山本たちに感謝していると話していましたが」(在阪記者) 山本たちは良識を持ったプロ野球OBである。その彼らと矢野監督が談笑するシーンも見られた。また、矢野監督も、ファンやメディアの前で”敵チームのOB”で談笑しても大丈夫と思ったのだろう。 金本知憲氏に続いての外様指揮官ということで、矢野監督の周囲には「ウルサ型の阪神OBには気をつけろ」の声も出ていた。就任当初から騒がれていたことだが、今回の中日OBの訪問が和やかな雰囲気のまま終了したのにはワケがあった。「矢野監督が鳥谷(敬=37)を大事にしているからですよ」(球界関係者) ベテラン・鳥谷は今季からショートに再コンバートされる。鳥谷自らが申し出たもので、”運動量の多い”ショートに戻すことに批判的な声も多かったが、矢野監督はその願いを受け入れた。矢野監督に近い関係者によれば、「鳥谷のヤル気にさせ、元気なころに戻ってもらうほうがチーム全体への相乗効果も見込める」と判断したからだという。 「鳥谷は長期にわたってチームを牽引してきました。若手だけではなく、チーム全体に与える影響力も大きい。金本前監督にスタメンを外された後も、淡々とした表情で球場に一番乗りし、寡黙に練習していました」(前出・在阪記者) その鳥谷にも割り切れないところがあったのだろう。ベンチスタートとなり、試合中に暗い表情を見せることもあった。それが昨季の最下位低迷の一因とする声と同時に、鳥谷の蘇生法がチーム再建のカギを握るとも言われていた。 「守備面での負担が大きいショートに再挑戦するということは、北條をはじめとする若手内野手にレギュラー争いで負ける可能性も高い。鳥谷自身、不本意なコンバートを受け入れるよりは勝負して負けたほうがマシと思ったのでしょう。本人は勝つつもりで頑張っていますが」(前出・同) 鳥谷は阪神OBのウケもいい。外様の矢野監督が今のところ、ウルサ型のOBたちから敵視されていないのは、このへんに理由がありそうだ。 「いや、矢野監督は現役時代、鳥谷と一緒にプレーしていました。鳥谷の影響力の大きさを知っています。OBウンヌンではなく、本心から鳥谷をなんとかしてやりたいと思ったのでしょう」(前出・同) 中日OBたちの表敬訪問がまた見られそうだ。先の球界関係者がこう続ける。 「中日は生え抜きの与田剛監督を指揮官に迎えましたが、現役生活の後半は他球団で過ごしています。落合博満氏が中日幹部に相談され、『与田氏の招聘に反対しなかった』との情報もある。中日OBが今のチームに近づきたくても近づけないなんて話もありますが」 その通りだとすれば、中日のお家騒動のほうが深刻だと思うが…。どの球団もOBとのお付き合いは大変そうだ。(一部敬称略)(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年02月08日 17時30分
サポーターの発煙筒使用などで、浦和レッズに罰金200万円 「サポーターも処分されるべき」批判噴出
昨年12月9日に行われた天皇杯決勝(埼玉・埼玉スタジアム2002)を制し、12大会ぶり7度目の優勝を果たしたJ1・浦和レッズ。そのクラブに罰金200万円とけん責処分が下されたことが、公式サイト上で発表されている。 「天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会決勝における処分について」と題されたこの発表。文中には「施設利用の手続き、施設の公平・中立な利用の義務、および施設の適切な利用の周知義務に違反したとして、浦和レッズは罰金200万円とけん責(始末書提出)の処分を受けましたのでご報告いたします」といった事の経緯が記されている。 また、後に掲載されている【日本サッカー協会発表内容】には、“応援物の準備のため、主催者に無許可で試合前日にサポーターを引き入れた”、“サポーターが用意したビッグフラッグの掲揚方法について、クラブ側が主催者に事前に許可を求めなかった”、“チームバスに向かって、サポーターが発煙筒を振りかざした”といった違反行為の詳細も。冒頭の試合前後に発生したこれらの違反が、処分の決め手となっているようだ。 各メディアの報道により、大きく伝えられてもいる今回の一件。これを受けたネット上には、「あのビッグフラッグ無許可だったのか」、「クラブ側もホームでの試合だったから油断してたのかな」、「結局クラブとサポーターどっちが悪いんだ」といった声が寄せられている。 一方、中には「処分軽すぎない?」、「これだけやって罰金200万円で済ませるのか」「クラブだけじゃなく該当サポーターも処分されるべき」といったコメントも。報道ではこれ以上の処分が下されることはない見込みとされているが、更なる“厳罰”を求める人も少なくないようだ。 なお、今回の処分を公表した浦和レッズは同時に再発防止策も発表。競技運営担当の本部長を変更するなどの運営体制見直しを行った上で、ファン・サポーターの安全確保や施設利用の周知徹底に努めていくとのことだ。文 / 柴田雅人
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K-1 HIROYAに“ケーキ禁止令”
2009年07月22日 15時00分
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スポーツ
ZERO1 日高 頭脳戦で曙を粉砕予告
2009年07月22日 15時00分
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スポーツ
DREAM 青木 勝利もカレーかけられた
2009年07月22日 15時00分
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スポーツ
ノア 小橋初防衛 井上をタンカ送り
2009年07月22日 15時00分
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スポーツ
球界因縁のライバル(31) ダルVS岩隈(下)
2009年07月22日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス IWGP王者・棚橋 ストーカーに怯える
2009年07月21日 15時00分