スポーツ
-
スポーツ 2019年02月12日 21時30分
森井洋介がまさかのKO負け!アジアトーナメント決勝はKNOCK OUTとRISEの王者対決!
キックスロードKNOCK OUT 2019 WINTER 『THE ANSWER IS IN THE RING』▽11日 東京・大田区総合体育館 ヒジありのキックボクシングイベントKNOCK OUTで開催中のライト級アジアトーナメント準決勝が11日、大田区総合体育館で行われた。 準決勝第1試合には、KING OF KNOCK OUTライト級王者、ヨードレックペット(タイ)がボルドバートル(モンゴル)と対戦。1回戦で優勝候補の重森陽太を破った後に「ヨードレックペット?知らない」と言ってのけたボルドバートルが善戦したが、ヨードレックペットは終始リング上を支配。どっしりと構えるヨードレックペットに、ボルドバートルが動き回る展開で、最終5Rまでもつれたが、ポイントをしっかり奪ったヨードレックペットが3-0で判定勝ち。順当に決勝へ駒を進めている。 準決勝第2試合は、昨年4月にヨードレックペットに敗れ、ライト級のベルトを奪われた森井洋介が、RISEスーパーフェザー級王者、チャンヒョン・リー(韓国)と対戦した。森井がKNOCK OUT、リーがRISEを主戦場にしているため、両者の対決はドリームマッチとして注目されていた。 森井が戦前「かみ合うと思うのでいい試合になる」と話していた通り、1Rから両者はスイング。観客から常に声が飛び交う目まぐるしい展開を見せていく。終盤にリーがアッパーをヒットさせ、その後も右のローで森井を崩して1Rのスコアはリーが優勢に。2R、リーから受けていた右のローが効いてきたのか、森井はあまり動かないスタイルに。しかし、逆に左フックを食らいダウン。起き上がると再び左フックの3連打でダウン。これに場内は騒然。最後は右のローからの連打で3度目のダウンを奪われ、2R1分21秒、3ノックダウンでKO負けとなった。森井はしばらく立ち上がれず。試合後、「(リーの攻撃が)想像以上に効きました。完全にやられました」と完敗を認めた。 試合後、リーは「最初からローキックは狙っていた」と作戦通りだったことを強調。3月10日にはRISEの-61kg世界トーナメントにも出場するが「ダメージもなくコンディションもいい」と、3ヶ月連続で2つのトーナメントに出場することに「問題ない」とアピールした。ヨードレックペットは「最善を尽くしていい試合をしたい」と決勝に向けて意気込んだ。4月29日にベルサール高田馬場で開催される決勝戦はKNOCK OUTと、RISEの王者対決となった。 小野寺力プロデューサーは「ヨードレックペットはさすがの強さ。森井君とリーの試合はこんなに早く決着するとは思わなかったけど、アジアトーナメントとうたっている以上、外国人同士の決勝もあり得ること。KNOCK OUTのチャンピオンと、RISEのチャンピオン。どちらが強いのか楽しみ」と総括している。 「プロモートする立場からすると複雑」と小野寺プロデューサーが話していたように、知名度が低い外国人同士の決勝を初進出の会場のメインに据えるのは大きな賭け。森井の敗戦はKNOCK OUTにとっても痛い結果となったが、4月の大会には石井一成、小林愛三の参戦も決定している。新世代の台頭が待たれる。取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年02月12日 21時15分
中日・根尾に開幕遊撃手は無理? 与田監督、“まだ京田の域に来ていません”とバッサリ
中日ドラゴンズの春季キャンプはドラフト1位の大物新人・根尾昂選手の話題でもちきりだが、開幕遊撃手争いは厳しいかもしれない。与田剛監督の話を聞く限り、先輩のプロ3年目で2017年セ・リーグ新人王・京田陽太選手にはまだまだ及ばないようだ。 野球評論家で元DeNA監督の中畑清氏は、7日放送の『追跡LIVE! Sportsウォッチャー』(テレビ東京系)で、根尾選手を取材。「今からでも十分開幕スタメンに間に合う」と太鼓判を押したものの、異論を唱える声が上がった。 まず、中畑氏の異を唱えたのがドラゴンズの与田監督である。10日放送の『スポーツスタジアム☆魂』(中京テレビ)で、中日キャンプを訪れた村上佳菜子が与田監督を取材。村上の「根尾選手のライバルでもある京田選手。私、同い年なんですけど、どうですか」という質問に対し、与田監督は「まだ僕の中ではね、根尾と京田はライバルじゃないんです。根尾はまだその域に来ていませんから」と言い切った。 また、野球評論家で元阪神の赤星憲広氏も、10日放送の『サンデードラゴンズ』(CBCテレビ)で「根尾選手(の開幕レギュラー)はないです」と断言。さらに「実績があるわけでもないですし、プロのレベルは甘くないですから」とコメントした。 これに対し、ネットでは「高卒ルーキーが何を焦ってんのか分からない」「松井秀喜だって、ルーキーの時は開幕二軍だった」「過大評価ランキング、根尾はダントツの1位だと思う」といった声が上がった。 セ・リ―グの高卒新人開幕スタメンは、1957年の元阪神・並木輝男氏、1959年の元巨人・王貞治氏、1988年の元中日・立浪和義氏以来は存在しない。 同じドラゴンズのレジェンド・立浪氏は1年目から遊撃手としてフルイニング出場を果たした。当時ショートのレギュラー・宇野勝氏を二塁にコンバートさせ、その後中日の主力選手として活躍。「ミスター・ドラゴンズ」と呼ばれた。このレジェンドに根尾選手も憧れて「開幕戦出場」と、気持ちが焦ったのかもしれない。 7日付の『中日スポーツ』では、立浪氏と与田監督の対談を掲載した。立浪氏からの「(根尾選手に対し)監督としてどういった方針をお持ちですか」という質問に対し、与田監督は「一番の目標はドラゴンズで15年、20年と活躍できるスターになってほしい」と答えた。 根尾選手の起用法は、与田監督にとって、一番の難問かもしれない。文・内木未希
-
スポーツ 2019年02月12日 21時10分
SNS発信の名阪兄弟ゲンカ、タネヨシホが大崎孔稀に大逆転勝利!大会ベストバウトに!
キックスロードKNOCK OUT 2019 WINTER 『THE ANSWER IS IN THE RING』▽11日 東京・大田区総合体育館 大阪在住のタネ(多根)兄弟と、名古屋在住の大崎兄弟。名阪兄弟ゲンカが勃発したのは、昨年10月の後楽園ホール大会だった。KING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント準決勝、大崎一貴(兄)とタネヨシホ(弟)の試合が大激戦となり、出血しながら突進していくヨシホに一貴がKO勝ちしたことが発端となっている。 この日の試合後、ヨシホはフライ級からの卒業を宣言。自身が対戦できなかった石井一成戦と、一貴へのリベンジを兄ヨシキに託した。ヨシキはジュニア時代に“神童”那須川天心とも対戦しており、将来が有望視されていたが、一時はキックの道を諦めた。ヨシホのマネージャー役を買って出て、自ら運転手を務めるなどサポートしてきた。 しかし弟がKNOCK OUTの舞台で闘う姿に触発されて昨年復帰。所属している直心会の会長も「兄貴の方が顔もイケメンで、キックのセンスはあった」と話していただけあって、復帰までに時間を要さなかった。もちろん目標は復帰するキッカケである「KNOCK OUTの舞台に立つこと」。いても立ってもいられなかったヨシキはツイッターで、弟の仇打ちと、石井一成戦をぶち上げる。すると、もう1人「KNOCK OUTに出たかった」男、大崎孔稀が噛みついてきた。孔稀は一貴の弟で、あの試合にもセコンドとして帯同しています。 「次は大崎兄弟(弟)対タネ兄弟(兄)が面白いんじゃない?やろうよ!」 孔稀の挑発に「その言葉に二言はないな」と切り返したヨシキ。さらに両者のやり取りはエスカレートし、ヨシキから「俺が勝ったら兄貴とやらせろ!お前が勝ったらヨシホとやらすから」と格闘技史上初の兄弟ゲンカに発展した。 これをキャッチしたKNOCK OUTの小野寺力プロデューサーは、1.16『ROAD TO KNOCK OUT』渋谷大会で2人の対戦をマッチメイク。試合はまたしても好勝負となり、孔稀がKO勝ち。試合後、“約束通り”にヨシホ戦を希望すると、ヨシホも「俺はヨシキより強いから!」と受諾。第3Rとして、KNOCK OUT本戦のオープニングマッチで弟対決が行われることになった。 タネ家と大崎家はよほど手が合うのだろう。この弟対決も1Rから見事に試合がスイング。大崎兄弟の地に足がついた試合スタイルは一貫している。パワーとプレッシャーに押され気味だったヨシホだが、3Rにヒジでカットさせた。すると4Rに孔稀がラッシュをかけて2度のダウンを奪取した。 しかしヨシホはなかなか倒れない。明らかにスタミナは切れていたが、倒れないのだ。4Rを気力でしのいだヨシホは、5R、ボディのラッシュで連続ダウンを奪いポイント面でもイーブンに持ち込むと、さらにボディのラッシュで万事休す。5R、わずか51秒で3ノックダウンを奪う大逆転勝利に場内は大いに熱狂した。 孔稀は「不甲斐ない試合。カットされて焦ったのもありますが、4Rに倒しきれなかったことが…」と試合を振り返った。大崎兄弟の完全勝利を止めたヨシホは「心折れそうになったけど、セコンドの顔を見たとき、みんなのためにも全てを出して倒しに行きました。めっちゃシンドかった」と苦笑いを浮かべた。 小野寺力プロデューサーと木谷高明オーナーはこの試合を大会ベストバウトに挙げた。「これぞKNOCK OUT!」というような試合を見せられたのは、負けた孔稀にとっても大きな収穫になったはずだ。ちなみに兄弟ゲンカの今後についてヨシホは「僕はもういい。次はタイ人とやって、55kgに行っても勝てる体を作りたい。そっちはお兄ちゃんに任せます」と先を見据えた一方で、孔稀は「リベンジしたい」と再戦を希望している。果たして第4Rはあるのか?この兄弟ゲンカはハズレがないだけに、兄弟による試合をまた見たい。取材・文・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2019年02月12日 17時40分
今年も開催の日本大相撲トーナメント 最多優勝「4回」で並ぶ4力士とは?
東京・両国国技館において、10日に開催された「第43回日本大相撲トーナメント」。先月現役を引退した荒磯親方(元横綱稀勢の里)が初めてテレビ中継の解説を務めた今大会は、弟弟子の大関高安が自身初優勝を飾る結果となった。 1977年の第1回大会から現在まで、毎年行われているこの花相撲(2011年の第35回は八百長問題の影響で開催中止)。ここまでの大会最多優勝記録は「4回」となっているが、実は4名の力士がそれぞれ記録している。■千代の富士(元横綱/1983年・1986年・1987年・1989年) 昭和を代表する横綱の1人として、今なお根強い人気を誇る千代の富士。1983年に初優勝を飾ると、その後の6大会で3度頂点に立った。なお、1987年第11回の優勝は、弟弟子である北勝海(元横綱、現日本相撲協会理事長)との対決を制して勝ち取ったものである。■曙(元横綱/1991年・1994年・1995年・1998年) 外国出身力士初の横綱である曙は、平成初期に4度の優勝をマーク。ちなみに、大会は1986年第10回から2002年第26回までトーナメントが2日間組まれていたが、1998年第22回の曙は両日共に優勝している。■朝青龍(元横綱/2004年・2006年・2007年・2008年) 曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸が紡いだ4横綱時代の後、土俵の中心に躍り出た朝青龍。25回賜杯を手にした本場所はもちろん、花相撲でも4度の優勝を記録しており、2006年第30回から2008年第32回にかけては史上初の3連覇を成し遂げてもいる。■白鵬(横綱/2005年・2009年・2012年・2016年) 最多タイで並ぶ4力士の中で、ただ1人単独トップに立つ可能性を残しているのが現役の白鵬。4名の中では唯一連覇の経験がないが、息の長さでこれをカバーし肩を並べている。今年は初戦となる2回戦で平幕栃煌山に敗れたが、来年以降の大会でその数字を伸ばすことはできるだろうか。 以上を見ても分かる通り、最多タイ記録を保持する4名はどの力士も隆盛を誇った名横綱。花相撲でも全力で頂点を狙いに行く姿勢が、本場所の強さにもつながっているのかもしれない。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2019年02月12日 17時30分
中日・松坂大輔の右肩“破壊”、悪質ファンに「損害賠償を請求しろ」の声
移籍2年目のシーズンへ向け、春季キャンプで調整に励んでいた中日・松坂大輔。その右腕がしばらくノースロー調整となることが球団から発表され、各メディアによって大きく報じられている。 報道によると、キャンプ序盤にファンと接触した松坂は、その際に右肩の違和感を自覚。そこから状態が変わらなかったことにより、大事を取る形でノースロー調整に入ることになったという。また、今後は病院に行く見通しであることも伝えられているが、場合によってはキャンプ、オープン戦はおろか、開幕に間に合わない可能性も指摘されている。 昨季「6勝4敗・防御率3.74」の成績を残し、復活への足掛かりを得た松坂。ただ、前所属のソフトバンクでは度重なる右肩の負傷により、3年間で1試合しか一軍のマウンドに上がれなかったという経緯もある。 松坂にとって非常にデリケートな箇所である右肩を、あろうことか一ファンが“破壊”したという今回の一件。これを受けたネット上には、「ファンが選手を怪我させるなんてありえない」、「これでシーズン棒に振ったらどうするんだ」、「ファンのマナー低下も来るとこまで来てしまったな」、「こんなことする奴はファンじゃない」といった批判が噴出している。 また、中には「加害者を特定して損害賠償を請求しろ」、「ここまできたらファンサービスは一切禁止にした方がいい」、「質の悪いファンがいる以上球団も強硬策をとるべき」といった声も。次の被害者が出る前に、何らかの対応をした方がいいと考えている人も多いようだ。 サイン・グッズ転売を筆頭に、頻発し続けている一部の悪質行為。今回の一件を引き起こした人物も、“自分が良ければそれでいい”といった自己中心的な考えの元、松坂の右腕を引っ張ったことは想像に難くない。 今後続いていくキャンプでも、おおよそファンとは呼べないような連中が多数紛れ込むことが予想される。そうした輩の愚行に巻き込まれる選手が、これ以上増えないことを祈るばかりだが…文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2019年02月12日 17時00分
本田か香川か大迫か『森保ジャパン』が南米で決める東京五輪生き残りPK戦
サッカー日本代表の『森保ジャパン』が、6月14日にブラジルで開幕するコパ・アメリカに出場することが明らかになった。南米サッカー連盟(CONMEBOL)は2月4日、日本代表を招待すると発表した。UAEで開催されたアジア杯(アジアカップ)決勝では格下のカタールに1対3で敗れはしたが、日本がワールドカップで評価を上げたことも後押しになったことは間違いない。 「森保ジャパンの次の目標は『コパ・アメリカ』です。南米大陸ナンバー1を決める伝統ある大会で、20年ぶりに参戦することになります。当初、森保監督は『6月もアジア杯メンバーで臨む』と考えていたが、今回のV逸でW杯(ワールドカップ)メンバーの復帰待望論も出始めています」(スポーツ紙デスク) 日本A代表と五輪代表の監督を兼任する森保一監督(50)に託された使命は、2020年東京五輪でのメダル獲得だ。 五輪のサッカーは23歳以下という年齢制限があるため、アジア杯はMF堂安律(20)、DF富安健洋(20)ら東京五輪世代の若手を起用。“元エース”本田圭佑(32)や香川真司(29)を外して臨んだ。「本田も香川も、自分ではまだやれると思っていますし、スポンサーもついています。今回の準優勝という結果も、内心では『俺たちを外すからだ』と思っているかもしれませんよ」(広告代理店関係者) コパ・アメリカのグループステージではチリ、ウルグアイ、エクアドルと同組。勝ち進むとブラジル、アルゼンチンなどの強豪と戦うことになる。経験豊富なベテランがいれば頼もしいが、実際、2人の“元エース”を招集する可能性はあるのか。専門誌の記者に聞いた。 「国際サッカー連盟は、有力選手が代表戦で疲弊して負傷することを防ぐため〈大陸選手権で選手を招集する際、各国協会が拘束力を持つのは1年で1大会〉と規定しています。アジア杯のメンバーで、所属チームがブラジル行きに難色を示した場合、2人も候補に挙がるのではないか」 とはいえ、さすがに五輪は厳しいという見方が有力。 「W杯の選手登録が23人なのに対し、五輪は18人しか登録できない。本田は、24歳以上の選手でも3人まで出場可能なオーバーエージ枠で『東京五輪を目指す』と公言していますが、入れるなら現在のエース・大迫勇也(28)あたりでしょう」 本田、香川の復権か?それとも「ハンパねえ」大迫か。東京五輪に向けて“生き残り”PK戦は『コパ・アメリカ』で決定しそうだ。
-
スポーツ 2019年02月12日 12時00分
張本勲氏、丸佳浩は「三振が多すぎる」斎藤佑樹は「期待するほうが酷」とバッサリ
10日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が北海道日本ハムファイターズ・斎藤佑樹投手と巨人・丸佳浩選手をバッサリと切り捨てるシーンがあった。 番組では、プロ野球12球団のキャンプを放送。その中で、北海道日本ハムファイターズの斎藤が腰と右脚のくるぶし付近にチューブのようなものを付け投球練習を行う様子を紹介する。 これを見た張本氏は「軸足を蹴るのを練習しているんでしょう。プレートのゴムを蹴るような練習じゃないかと思いますよ」と分析する。 関口宏は「役に立ちますか?」と聞くと、ゲストの高橋慶彦氏(元広島カープなど)は「ピッチャーのことはわかりません」と一言。そして張本氏も、「わかりません。本人に聞かなきゃね」とコメントする。 また、関口が「彼が今ひとつ伸びないのは何が原因ですか?」と聞くと、張本氏は 「これはねえ、大きく期待するほうが酷だから、中継ぎとかね何か役割をしっかり指示して行ったほうが。先発完投のタイプじゃないんですよ」 とコメント。斎藤が今後「大活躍」することはないという見方を示した。 さらに、コーナー最後では巨人に移籍した丸の話題に。高橋氏は「そりゃいいでしょ、巨人は。凄いでしょ。いいでしょ」と活躍するであろうという見解。ところが張本氏は、 「いやみんな歯の浮いた話をしてますけどもね、裏を返せば三振が非常に多いんですよ。それをどう取るかですね。追い込まれて振り切るから三振が多いとか、当てに行かないとか、そういう能書きを言う人がおりますけども、やっぱり三振の多いバッターは良くないですよ。これをちょっと気をつければ戦力にはなると思います」 と「丸の三振の多さ」を懸念するコメントをした。 この発言にネットユーザーの反応は様々。斎藤については同調の意見が多く、「もう落ち目」「細々とやるしかない」などの声が。一方で、「既に終わっている選手。役目を与えても仕方ない」「アマ時代の人気で飯を食っている選手。取り上げるに値しない」という声が出た。 一方、丸については「ホームラン打者は三振も多い。気にすることはない」という反対論も出たが、「三振が少ないに越したことはない」とする声もあった。 ちなみに、プロ野球の歴史で最も三振をしたのは清原和博氏で、9428打席で1955個。当の張本氏は11122打席で815三振と極めて少ない数字となっている。張本氏は504本塁打放っており、ホームラン打者がここまで三振が少ないのは、極めて珍しいケースである。 一方、丸は2018年セントラル・リーグ三振ナンバーワンで、通算三振数も4603打席で張本氏を超える862。三振が多い打者であることは、間違いないようだ。 張本氏から苦言を呈された斎藤と、三振の多さを指摘された丸。2人は張本氏の発言をバネに活躍することができるだろうか。
-
スポーツ 2019年02月12日 06時00分
【追悼】初代タイガーマスクのライバルがまた一人…レス・ソントンさん逝去
元NWA世界ジュニアヘビー級王者で、イギリスのプロレスラー、レス・ソントンさんが1日に亡くなった。84歳だった。 ソントンさんは日本マットにもたびたび登場していたが、初来日は1970年11月の国際プロレスとかなり古い。その後、ヨーロッパからカナダに主戦場を移し、昨年亡くなったダイナマイト・キッドさんら後輩たちがヨーロッパから北米に渡る道筋を作った“先駆者”とも言えるレスラーだった。カナダのスタンピード・レスリングに参戦中、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ビッグ・ジョン・クインといった大物ヘビー級選手を破り、北米ヘビー級王座を2度獲得している。70年代はヘビー級戦線で活躍。タッグ屋としても数々のタイトルを獲得しており、後にニューヨークの帝王となるボブ・バックランドのチームからも勝利を収めている。 当時世界一のプロモーター連盟だったNWAの会員が管轄するテリトリーで活動していたソントンさんは、1980年にNWA世界ジュニアヘビー級王座を獲得。しかしNWAの内部紛争により、ビンス・マクマホン(シニア)、新間寿氏(当時、新日本プロレス営業本部長)ら反主流派がスティーブ・カーンを新王者にもう一つのNWA世界ジュニアヘビー級王者を認定していた。 しかし、最終的にはソントンさんが正式な王者に。カーンの王座はNWAインターナショナルジュニアヘビー級王座と改称され存続したが、チャボ・ゲレロが王者のまま新日本から、NWA主流派だったジャイアント馬場さんの全日本プロレスに引き抜かれたため、全日本はインタージュニア、世界ジュニアと名称を変更し現在に至っている。全日本の世界ジュニア王座は新日本が作ったタイトルが源流なのだ。ちなみにインタージュニアは大仁田厚が巻いて全日本ジュニアの顔になったベルトでもある。 80年の年末には全日本の『世界最強タッグリーグ戦』にビル・ロビンソンとのタッグで参戦。アメリカでは何度か王座から陥落しているが数日で取り返している。81年には新日本に来日。NWA王者のまま藤波辰巳(辰爾)が保持するWWFジュニアヘビー級王座に2度挑戦するも藤波が連続防衛。 そして82年5月に来日した際、当時人気絶頂だった初代タイガーマスクの挑戦を受けるもこの試合に敗れて王座陥落。タイガーはこの後、初代ブラックタイガーを破りWWFジュニア王座も奪還し、史上初のNWAとWWFの二冠王に輝いた。当時、新日本の選手はNWA会員だったにもかかわらず、主流派である全日本を優先し、NWA世界ヘビー級王座に挑戦できかった。タイガーのNWA王座奪取は画期的な出来事として大きく取り上げられた。 その後、IWGPジュニアヘビー級王座を設立するまで、NWA世界ジュニア王座は新日本マットに定着していた。帰国後もソントンさんが王者として活動し続けたことが日本でも報道され、日本のファンからヒートを買っていた。その分、印象に残る名レスラーとして忘れられない存在となっている。晩年はWWEにも参戦し、ミック・フォーリーとのタッグで、後輩のブリティッシュ・ブルドッグスのWWE世界タッグ王座に挑戦するなど、実力派レスラーとして活躍。1986年には全日本の常連レスラーとなるジョニー・スミスから英連邦ミッドヘビー級王座を奪取した。リタイア後はカナダのカルガリーで新人選手の育成に励んでいたようだ。 キッドさんに続いてソントンさんが亡くなり、かつてタイガーマスクの対角線に立ち、ちびっ子たちから敵意を持たれていた名レスラーがまた一人いなくなってしまった。 『ワールドプロレスリング』が金曜夜8時に放送され視聴率が20%を超えていた時代のレスラーは、あの頃プロレスを見ていた人なら必ず思い出す。タイガー対ソントンは今見ても名勝負。NWA世界王者としてソントンさんの「簡単には負けられない」という気持ちが強く感じられる試合だった。心よりご冥福をお祈りしたい。文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2019年02月11日 21時10分
新日本プロレス、日米でシリーズ同時開催に成功!アメリカ侵攻へAEWとの関係は?
1月26日から2月11日まで『Road to THE NEW BEGINNING』と札幌2連戦&大阪のビッグマッチ『THE NEW BEGINNING』を開催した新日本プロレスが、1月30日から2月2日まで『THE NEW BEGINNING USA』をアメリカで同時開催した。 1月30日はGlobe Theatre Los Angeles大会に観衆531人、2月1日はGrady Cole Center大会に観衆969人、2日はWar Memorial Auditorium大会に観衆618人と、3大会とも満員の盛況ぶりだった。3大会ともオープニングにはLA道場でコーチを務める柴田勝頼が登場し、英語であいさつ。アメリカの政府閉鎖でビザの問題が発生し、日本人選手が出場できないことを謝罪した上で「俺たちは新日本プロレスだ!」と高らかに叫び、新日本プロレスらしさをアピールしている。 アメリカのシリーズにはIWGP USヘビー級王者のジュース・ロビンソンをエースに、デビッド・フィンレー、バレッタ、チャッキーT、ロッキー・ロメロ、ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.、ジェフ・コフ、そして動向が注目されているマーティー・スカルも参戦。海外武者修行中のグレート・オー・カーン、さらにカール・フレドリックスらLA道場のヤングライオンたちも参戦した。 初日にはバレッタ&ロッキーのロッポンギヴァイスが一夜復活するなど、日本では見られないスペシャルなカードが組まれた。2日目にはジュースのUS王座にバレッタが挑戦。1.4東京ドーム大会であのCodyを倒して王座を奪還したジュースは、以前の王者時代とは違い王者としての風格を漂わせていた。バレッタの立体的な技の数々を受け止め、パルプフリクションを決めて王座防衛に成功した。 最終日は、ジュース、フィンレーにトレイシー・ウィリアムズを加えたトリオで、バレッタ、チャッキー、ロッキーのCHAOSとイリミネーションマッチで激突した。この試合もジュースが1人残りで勝利。「タナハシとオカダが組んでいるから、CHAOSはフレンドということだ」とジュースがマイクで語りかけると、6人が手を挙げて大円団。日本人選手(カーンは不明)がいない新日本プロレスのシリーズ最終戦をしっかりと締めた。 4月にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会でビッグマッチを、7月にはダラスで『G1クライマックス』の開幕戦をそれぞれ開催することが決定。新日本のアメリカ侵攻は止まらない。4月と7月の大会には新日本の主力選手がフル参戦するのは確実。LA道場がある強みを活かして、日米で同時期にシリーズを開催する機会を今後も増やしていくのだろう。 大資本をバックにCodyとヤングバックスが中心となって旗揚げされる新団体AEWと提携が実現すればWWEを刺激するのは間違いない。現状は提携関係にあるアメリカのROH(AEWに選手を引き抜かれている)、メキシコのCMLL(ROHとも提携中)との兼ね合いから、AEWとの提携は現実的ではないとの声が多い。ただ、AEWと契約したクリス・ジェリコは新日本再参戦をSNSでアピールしている。ジェリコは新日本参戦継続がAEWとの契約条件にあるとされる。ジェリコの存在もあり、両団体の接点はしばらく断ち消えることはなさそうだ。今年は両団体の関係がどうなるかによって、世界のマット界の勢力図が大きく塗り替えられる可能性もあるだけに、注目していきたい。文 / どら増田写真 / 舩橋諄
-
-
スポーツ 2019年02月11日 17時30分
上位選手より期待できる? 新人王の可能性がある2018年ドラフト下位指名選手4人
2月1日、プロ野球は一斉にキャンプイン。昨今は自主トレで体を作り、第1クールから実戦形式の練習が行われることが多くなった。 その理由の1つが、新戦力の見極め。特に下位に終わったチームは、新たな戦力を欲しており、早い段階で様々なプレーヤーを試す。選手は開幕1軍を目指し、生存競争を繰り広げる。 そんな中で、否が応でも注目が集まってくるのが新人選手だ。現在、中日・根尾昂や日本ハム・吉田輝星などが連日メディアに取り上げられている。しかし例年、シーズンが始まってみると、下位選手が大活躍する事が多い。そこで今回は新人王の可能性があるドラフト下位指名選手をピックアップする。①奥村政稔(三菱日立パワーシステムズ〜福岡ソフトバンクホークス7位)中津商業を卒業後、九州国際大に入部するも中退。その後三菱重工長崎に入部しエースに成長すると、統合に伴い神奈川県の三菱日立パワーシステムズに移籍した。長年プロ候補に挙げられながら指名のなかった奥村だが、ラストチャンスの2018年は三菱日立パワーシステムズのエースとして活躍。常時140キロ台後半のストレートと、フォークボールなどキレの良い変化球を混ぜ相手を打ち取るクレバーな投球で、JABA九州大会では最優秀選手賞を獲得した。26歳での入団は、かつてのエース攝津正氏を彷彿とさせる。制球に若干の不安はあるものの、遜色ない活躍をする可能性は十分にある。②森脇亮介投手(日本大学〜セガサミー〜西武ライオンズ6位)日本大学からセガサミーに入団し、エース格として活躍。2018年の都市対抗野球大会では、NTT西日本を相手に145球、12奪三振で完封勝利するなど活躍し、チームをベスト4に導いた。森脇の武器は、少々変則的なフォームから繰り出される150キロ近いストレートと、落差の大きいフォークボール。中継ぎ・抑えに不安のある西武ライオンズだけに、フォークボールで三振を取れる森脇が、1年目から抑えに定着する可能性もある。③齋藤友貴哉投手(桐蔭横浜大学〜Honda〜阪神タイガース4位)桐蔭横浜大学時代から150キロ近い速球を武器とし、Hondaに入社。社会人でもエースとしてチームの屋台骨を支えた。齋藤の武器は、なんと言っても速球。MAX153キロを誇るストレートは威力十分で、同じ阪神・藤川球児を彷彿とさせる。制球に不安があり、四球をきっかけに失点することも多かったため4位指名となったが、ポテンシャルはトップクラス。制球難を克服することができれば、大選手になる可能性がある。④吉田大成内野手(明治大学〜明治安田生命〜東京ヤクルトスワローズ8位)明治大学時代から守備には定評があり、華麗なグラブ捌きに注目するファンは多く存在していた。明治安田生命でも1年目から試合に出場し、ショート・セカンド・サードとユーティリティプレイヤーとしてチームに貢献した。打撃が課題とされ、社会人野球でも苦しんでいたが、セガサミーの補強選手として出場した2018年の都市対抗野球では、三菱重工神戸・高砂戦で3安打を放つなどしてアピール。めでたくプロ入りとなった。社会人野球出身のショートはオリックス・安達了一、西武・源田壮亮、ロッテ・藤岡裕大など、「当たり選手」も多い。吉田も追随する可能性はあるだろう。 あのイチローもドラフト4位。下位指名選手に、後の名選手が潜んでいることは多い。また、下位指名選手の活躍がスカウトの眼力を計る指標ともいわれる。上位選手だけでなく、下位選手にも注目してみてはいかがだろう。文・櫻井哲夫
-
スポーツ
戦極 野獣 “金髪”口ヒゲに変身
2009年07月28日 15時00分
-
スポーツ
戦極 中尾 藤田さん乱入させて貰います
2009年07月28日 15時00分
-
スポーツ
大日本プロレス デスマッチ王宮本貫録勝ち
2009年07月28日 15時00分
-
スポーツ
球界因縁のライバル(33) 田中VS斎藤(上)
2009年07月28日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル 高田総統の引退でハッスル劇場終焉の危機
2009年07月27日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル 最凶タッグ仲間割れ
2009年07月27日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル 新リーダーにマグナムを指名
2009年07月27日 15時00分
-
スポーツ
全日本 前哨戦で諏訪魔が高山に惨敗
2009年07月27日 15時00分
-
スポーツ
超マジメな性格が起こす負の連鎖 阪神・新井不調の真相
2009年07月27日 15時00分
-
スポーツ
大相撲名古屋場所 また“外国が占拠”白鵬V11 もう国技返上だ!?
2009年07月27日 15時00分
-
スポーツ
球界因縁のライバル(32)ダルVS田中 弟分・田中の前に立ちはだかるダルビッシュ
2009年07月27日 15時00分
-
スポーツ
あす開幕「ジュニア・ヘビー級リーグ」V2へ KAIインタビュー
2009年07月25日 15時00分
-
スポーツ
元川悦子のサッカー魔法陣
2009年07月25日 15時00分
-
スポーツ
全日本プロレス 諏訪魔 幻の技完成へゴリマッチョ“チェンジ”
2009年07月25日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル シン&ブッチャー 新宿の惨劇
2009年07月25日 15時00分
-
スポーツ
戦極 金原正徳“ノッポさん”戦へ秘策
2009年07月25日 15時00分
-
スポーツ
戦極 光岡映二の野望はドラ戦始球式
2009年07月25日 15時00分
-
スポーツ
ZERO1 田中将斗「火祭り」「G1」W優勝宣言
2009年07月25日 15時00分
-
スポーツ
宮里藍“激痛”
2009年07月24日 15時00分